ジャニーズ「再発防止特別チーム」マスメディアの沈黙について言及 “新しいビジネスの考え方”提言
2023.08.29 17:12
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故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けてジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」の林眞琴氏、飛鳥井望氏、齋藤梓氏が8月29日、都内にて記者会見を実施。同日公表した調査報告書について説明を行った。
ジャニーズ「再発防止特別チーム」マスメディアの沈黙について言及
同日公表した調査報告書にて同チームは「ジャニー氏の性加害の問題については、過去にいくつかの週刊誌が取り上げてきたものの、2023年3月にBBCが特集番組を報道し、その後、元ジャニーズJr.が性加害の被害申告の記者会見を行うまで、多くのマスメディアが正面から取り上げてこなかった」「報道機関としてのマスメディアとしては極めて不自然な対応をしてきた」と説明。会見で、マスメディアの沈黙について問われた林氏は「マスメディアから強い行動、批判等が出ていれば、おそらくジャニーズ事務所もその時に対応を変えたかもしれない。しかし、批判されるようなことが非常に少ない状況があったため、隠蔽を続け、それによってジャニー氏は性加害を継続してきた」と語り、「マスメディアの責任という形ではございませんが、ジャニー氏の性加害が長期に渡った、改めることをジャニーズ事務所がしなかった背景には、マスメディアの沈黙という状況が関係していると思っている」と話した。
その上で、今後のマスメディアとジャニーズ事務所の関係性について「(変化することは)容易ではないと思います」としつつも「自分の企業、会社の人権侵害のみならず、取引先の人権侵害を防止する責務があるんだ、これが新しいビジネスの人権の考え方だと思います」と提言。
同報告書に「マスメディアの沈黙」について記した理由については「今こそそれをやっていくべきだいうことで提言させていただいた次第」と語った。
なお、同報告書にて「ジャニー氏は、古くは1950年代に性加害を行って以降、ジャニーズ事務所においては1970年代前半から2010年代半ばまでの間、多数のジャニーズJr.に対し、長期間にわたって広範に性加害を繰り返していた事実が認められた」と発表している。
ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニーさんからの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、現在の代表取締役社長・藤島ジュリーK.氏による動画と文書を公開。5月26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表した。(modelpress編集部)
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