

芦田愛菜“鵜久森”、覚悟を決めて涙の告白「あなたたちが求めた涙は、どんな涙なのでしょうか?」<最高の教師>

松岡茉優が主演を務め、芦田愛菜らが出演するドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第1話「拝啓、傷ついた貴方へ」が、7月15日(土)に放送された。(以下、ネタバレを含みます)
教師役初挑戦の松岡茉優“九条”が「命がけ」で生徒と向き合う
同ドラマは、菅田将暉主演のドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年、日本テレビ系)を手掛けたプロデューサーと監督による完全オリジナルの“新時代”の学園ドラマ。松岡が教師役に初挑戦し、芦田愛菜は民放連続ドラマに7年ぶりの出演となる。
鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡)は、卒業式の日、4階から突き落とされる。その直後、九条は始業式の日の教室に戻っていた。突き落とされる直前に見た制服の袖から、30人の生徒が突如30人の容疑者となる。1年後の死を避けるべく、九条は文字通り“命がけ”で生徒と向き合っていく。
卒業式、誰かに背中を押されて4月の始業式の日にタイムリープ
生徒との接し方一つで“パワハラ”や“モラハラ”などのハラスメントと受け取られてしまう今の時代。九条は教師として適切な距離と適切な判断だけを選び、1年間を過ごしてきた。生徒と深く関わることがない代わりに、生徒への思い入れも浅く、卒業式を迎えても感動の涙などは無縁。九条が担任の3年D組は問題のある生徒が集められたクラスだけに多くの問題が山積したが、近寄らず、何もせず、ただただ“やり過ごした”だけ。
無事“やり過ごせた”ことにホッとし、“何もしなかった”ことに少し自己嫌悪…。その時、突然に背中を押されて転落。死を覚悟した九条の目に入ったのが、「D組 卒業おめでとう」と記された真紅のコサージュが付けられた生徒の腕だった。
しかし、九条は地面には落ちず、3年D組の教壇の上に立っている。しかも、平成5年4月6日、九条がこのクラスの担任となった始業式の日にタイムリープしていた。
未来を変える取っ掛かりとなる最初のキーパーソン
過去に戻った九条にとって、3年D組の生徒30人は1年後に自分を殺す「30人の容疑者」となった。九条が最初に考えたのは“懐柔”作戦。学業のこと、友人関係、恋愛や家庭のことまで「心から困っていることに絶対に寄り添う」と宣言し、自分に出来ることは“何でもします”とまで約束した。
生徒たちの反応を見て、このやり方でうまくいくんじゃないかと少し安心しる九条だったが、鵜久森から辛らつな言葉を受けてしまう。「本当にそう(学校を変えようと)思っているんですか? だとしたら軽蔑します。寄り添うだけで私たちの世界を変えられると本当に思っているなら、私は心底軽蔑します」と。
鵜久森の言葉に、変わるべきものは何なのか気付いた
九条は鵜久森が5月に不登校になり、その後、悲しい最期を迎えることを知っている。だからこそ、生徒たちに親身になって寄り添うことを宣言したのに、鵜久森から全否定とも言える言葉が出てきたことに大きなショックを受けてしまう。そして作戦変更。世界を変えるために、まず変わるべきは“自分自身”だと気付き、生徒たちに何でもするのではなく、世界を変えるために“何でもする”と決意した。
それを気付かせてくれたのが鵜久森。教室に隠しカメラを設置し、鵜久森のカバンに盗聴器を入れて、いじめが行われていた証拠を掴み、九条は強行手段に出た。
覚悟を持って行動に移した九条の「私と一緒に戦ってくれませんか? そしてこの教室を変えるんです」という言葉に後押しされ、鵜久森も覚悟を決めてこれまでのことを全て告白した。
鵜久森「私はただ友達と一緒にお昼ご飯を食べたかった」
イスから立ち上がった鵜久森は「私のある趣味がきっかけで、SNSが少しだけ話題になったことが始まりでした」と話し始め、自分が少し舞い上がっていたことも認めつつも、“男子に媚を売ってる”“調子に乗ってる”“ウザい”といった中傷を受け、いじめが加熱していった経緯を語った。親にも打ち明けられず、一人で抱え込んでしまっていたことも…。
「私が唯一学校の中で自分の力でどうにかできる希望(勉強)も、ゲームのように壊してくる姿を見たら、この人たちが“人間じゃない何か”に見えました」と、踏ん張ってきた心が折れた出来事も明かし、「一人でずっと泣いてました。何の涙か分かりません。あなたたちが求めた涙はどんな涙なのでしょうか? 誰か、教えてください...」と涙を流しながら訴えた。
本当にしたかったことを聞かれると、「私はただ友達と一緒にお昼ご飯を食べたかった。誰かと一緒に何でもない話をしながら学校に来て、何でもない話をしながら帰って、ダメだと言われてるちょっと寄り道をして」と普通の高校生活を送りたかったと答えた。
この涙の告白を聞いて、九条は「今言ったこと、全てかなえましょう。この1年で」と約束。世界を変える第一歩は鵜久森が作ってくれた。鵜久森の長い独白は見る者を引き込み、ただただ圧倒した。
芦田の演技は、放送直後からSNSでも大きな反響を呼び、改めて表現力のすごさを感じさせてくれた。ここから九条、鵜久森がどんな展開を見せていくのか、第2話以降への期待が高まる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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