⽇曜劇場『ラストマン−全盲の捜査官−』舞台挨拶より

福山雅治、撮影中の大泉洋にドキッ「台本に書いていないのに…」永瀬廉は大泉のイジりに赤面<ラストマン>

2023.04.23 06:30
⽇曜劇場『ラストマン−全盲の捜査官−』舞台挨拶より

4月23日(日)よりスタートする日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※初回は夜9:00-10:19)の舞台あいさつが22日に都内で行われ、主演の福山雅治をはじめ、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、奥智哉、吉田羊、上川隆也が登壇した。

福山雅治“全盲のFBI捜査官”×大泉洋“孤高の刑事”が難事件に挑む

同作は、黒岩勉のオリジナル脚本で、事件を必ず終わらせる最後の切り札という意味で“ラストマン”と呼ばれる全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山)と、皆実のアテンドを命じられた刑事・護道心太朗(大泉洋)が難事件に挑む姿を、1話完結で描く新時代の痛快なバディドラマ。

撮影前から役作り「ぱっとできるほど器用な俳優ではない」

全盲という難役に挑戦する福山は「目の見えない状態を経験することもそうですし、どうしたら目の見えない人に見えるのかを、監督はじめスタッフの皆さんと一緒に作っていきました」とコメント。続けて「(現場に)ぱっと行って、ぱっとできるほど器用な俳優ではなく、役に落とし込むのに割と時間がかかるタイプなので、撮影に入る前から白杖(はくじょう)を持たせていただきました。自宅は間取りが分かっているので、目を閉じて白杖でコツコツとやりながら家の中を歩いていました」と、役作りについて明かした。

大泉の新たな一面に福山「ドキッとしました」

犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・心太朗を演じる大泉は「心太朗という役は、割とシリアスなんです。特に面白いことを言う役でもないので、私の新たな一面を見ていただけるのではないかと思います。乱暴なところもあるんですよ。乱暴な私って、あんまりイメージないでしょ?」と、客席にアピール。

すると、福山は「結構乱暴な言葉遣いをしています。台本に書いていないのに『ふざけんな、コノヤロー!』とか言って、この間も悪い人(役)に絡んでましたよね。そういうイメージがなかったので、ちょっとドキッとしました」と告白した。

大泉は「(役に)入っていましたね。ひょっとしたら僕の中にも乱暴な自分がいるのかもしれないと思って。今後は少しワイルドな感じで、タンクトップに革ジャンとか、トゲトゲやドクロが着いたものを着るとか、そういう感じでもいいのかな?なんて思いながら…」とコメント。そんな大泉に永瀬は「今僕のターンじゃないと思って遠慮していたんすけど、トゲトゲってなんすか!」と勢いよく突っ込み、会場を笑わせた。

永瀬廉、“大人の会話”に入れず…

そんな永瀬は、捜査一課の佐久良円花(吉田)率いる佐久良班の一員・護道泉を演じる。班のチームワークについて聞かれると「クランクインして最初の1カ月間は、松尾さんと羊さんがグルメのお話をずっとされていて。大人の会話にどう入っていいのか分からなかったのですが、最近ようやく世間話もするようになってきたので、ようやくコミュニケーションが取れるようになりました」とうれしそうな表情を見せる。

捜査一課で検挙数トップのチームを率いる佐久良を演じる吉田は、心太朗(大泉)と佐久良の関係性について「彼の自由な振る舞いに対してけん制するところもあり、面白く思っていない気持ちがありながらも、二人きりの会話を聞いてみると、どこか認め合っているような、気を許し合っているような雰囲気があるんですよね。なので、もしかしたらこの先、仕事以外の関係性も描かれていくのかなというふうに感じて、私も楽しみにしております」とにっこり。

今田は、PCを駆使して捜査を全面的にバックアップする分析官・吾妻ゆうきを演じる。撮影について聞かれると「皆実さんに目の前に何があるかを伝えたり、進行方向を時計の針の方向で伝えたりする場面があるのですが、時計の針に例えて方向を伝えることに慣れていないので、『どっちの方向だっけ?』と分からなくなってしまうことがありました」とコメント。

また、「皆実さんと一緒にジョギングをするシーンがあるのですが、伴走するときの息の合わせ方などを教えていただきながら演じたので、見ていただけたらと思います」とアピールした。

上川は、心太朗(大泉)の兄であり、泉(永瀬)の父・護道京吾を演じる。大泉との共演について「大泉さんが初めて連続ドラマの主演を務めた作品でもご一緒させていただき、今作で5回目の共演となりますが、大泉さんの本質は何も変わっていません」とコメント。

大泉が笑う中「お会いした時から楽屋をにぎやかし、注目を集め、周囲から突っ込まれ、食堂のナポリタンがなくなったことを嘆く(笑)。そういった部分では大泉さんの本質は変わらないのですが、役者として躍進を遂げておられていますし、そのギャップが現場でご一緒する時の楽しみの一つでもあります」と力強く語った。

大泉洋が子煩悩ぶりを披露「寝ているけど迷惑そうな顔をする」

会見の後半では、ファンからの質問にキャスト陣が答えるコーナーも。一日の“ラスト”に何をするかという質問に、福山は「お水を飲んでトイレに行きます」と回答。大泉から「もうちょっと何かありませんかね?」と突っ込まれると、「寝るまでにいろんなルーティンがあって、それが40分ぐらいかかる。でも、最後はトイレに行きます」と述べた。

一方の大泉は「娘の顔を見に行くかな」と回答。「小学校高学年になりますけど、(娘が)先に寝ていても『顔を見に来てね』って言うんです。そして、寝ている娘の眉間の所をこそこそこそって触ると、寝ているけど迷惑そうな顔をする」と明かし、父の顔をのぞかせた。

永瀬廉「大泉さんとしゃべると毎回けがして帰るイメージ(笑)」

永瀬は「何やろ~?」と悩んだ末に「寝る前に動画サイトを見ることが多いですかね」と回答。大泉が「あーエッチなサイトね!」とうなずくと「寝る前に見ないでしょ。寝られなくなるじゃないですか。エッチなのじゃないです! 健全な…何を言わせるんですか(笑)」と、赤面しながら突っ込んだ。

大泉にペースを乱されながらも、永瀬は「最近は“1週間2000円飯”みたいな献立てを紹介する動画を見て『おなか空いたな』と思いながら寝ることが多いです」と回答。しかし、トークの薄さと客席の反応に「(大泉が)パンチ強いこと言ってもうたから、もうみんな頭に入ってない」と苦笑し、続けて「大泉さんとしゃべると毎回けがして帰るイメージがある(笑)」と振り返った。

福山雅治、松尾諭の行動に「やめていただきたい(笑)」

警視庁捜査一課・佐久良班のメンバー・馬目吉春を演じる松尾は「大したことじゃないんですけど、ぬか床を混ぜることです。『おいしくな~れ』と言いながら混ぜています」と明かす。すると、福山は「松尾さんは健康に気を使っていて、健康のために四股を踏んでいるんです」と切り出し、「どこでも四股を踏むので、松尾さんの出番が終わって僕らの芝居が続いている時も、松尾さんはカメラには映ってはいないんだけど、僕らの目線の先で四股を踏むので、あれはやめていただきたい(笑)」と伝え、会場の笑いを誘った。

上川は、「必ず活字を目に入れてから眠ります」と回答。大泉が「エッチな漫画も…」と問いかけると、即座に福山が「今日の記事が全部エッチな話題になるのでやめてください」と大泉の悪ノリを制止。上川は「雑誌などを読んでいると、いろんなジャンルが入っていますので…」と真面目に回答した。

大泉洋「吉田羊ちゃんに久留米弁で言ってもらうのが好きなんです」

吉田は「自身の無敵だなと思うところは?」という質問に「方言で大泉さんを笑わせることです。大泉さんは私と福山さんが話す方言が大好きなんです。現場でよく『このせりふを方言で読んで』と言われます」と回答。

大泉は「犯人を追い込むシリアスなシーンのせりふを吉田羊ちゃんに久留米弁で言ってもらうのが好きなんです。申し訳ないのですが、久留米弁だと緊張感がなくなって面白いんです。それを見てゲラゲラ笑っていると、向こうから親分的な人が来て「(福山の口調をまねしながら)『何、また君、九州をばかにしてる?』と言われます(笑)」と笑った。

警視庁捜査一課・佐久良班のメンバー・長谷川壮太を演じる奥は「日々持ち歩いているものや、必ず食べるものは?」の問いに、柚子胡椒と回答。「朝昼晩、僕の食卓には必ず柚子胡椒があります。白米にかけたり、納豆にかけたり、柚子胡椒が最近のバディです」とほほ笑み、会場を和ませた。

最後に福山は「目が見える見えないにかかわらず、人は誰かに助けられて、誰かを助けて生きている。人と人とが助け合って生きていく社会、よりよい社会にするにはどうしたらいいのか、そういったところをエンターテインメントにしていくのが『ラストマン』のテーマでもあります。そういう部分も含めて、ドラマを楽しんでいただけたらうれしいです」と語り、イベントを締めくくった。

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