「マンダロリアン」シーズン3はディズニープラスで配信中

激カワ“いたずらっ子”なグローグーにメロメロ 新シーズンではメキメキ成長<スター・ウォーズ「マンダロリアン」>

2023.04.19 11:24
「マンダロリアン」シーズン3はディズニープラスで配信中

「スター・ウォーズ」シリーズ初のドラマとして、2019年に誕生した「マンダロリアン」で多くのファンをメロメロにしているのが、“ベビーヨーダ”ことグローグーだ。大きな瞳とよちよち歩く姿がとても愛らしく、シーズン1第1話のラストに登場して以来、すぐに冷静沈着な賞金稼ぎである主人公のマンドーことディン・ジャリンを魅了。もともとは帝国の残党に依頼された“賞金首”だったにもかかわらず、殺されるかもしれない状況を見過ごせずに助け出したことから、マンドーは他の賞金稼ぎや帝国の残党から追われる身となってしまった。(以下、ネタバレを含みます)

50歳だが、食欲旺盛でいたずらっ子のグローグー

あまりのかわいさに、修理工のペリ・モットーじゃなくても、抱き上げて大きな瞳をのぞき込みたくなるグローグー。伝説的なジェダイ・マスターのヨーダと同じ種族だが、種族名はおろか、母星も特定されていない謎の種族で、老化が他の種族と比べて極めて遅いため、見た目は赤ちゃんだが、すでに50歳を超えているらしい。しかし、まだ言葉を話すことはできず、ことあるごとにかわいい奇声を上げていた。例えば、シーズン2第3話でスープの中から飛び出した小さなタコに顔を覆われた際には、タコを退治してくれたマンドーをびっくりした表情で見上げるなど、動きも表情も激カワ。目は口ほどにものを言うというが、グローグーの大きな瞳は実に雄弁だ。

育ち盛りの子どもらしく、食欲旺盛なところもグローグーの魅力の一つだ。シーズン1の第2話では大きなカエルを丸呑みにし、シーズン2の第2話ではフロッグ・レディが夫の元に運ぶ大切な“彼女の卵”をいくつか盗み食いしてしまう。加えて好奇心も旺盛で、マンドーからやるなと言われたことほどやってしまう側面も見せる。シーズン2第4話の冒頭では、レイザー・クレストの調子が悪くなり、グローグーしか入れない小さな穴の奥での配線作業を託されるのだが、「赤と青の配線を触れさせてはいけない」と言われた途端に接着させるという“お約束”を披露。どうやら、笑いも分かっているようだ。

フォースを主に使うのは、大好きなマンドーのため

シーズン2の第5話で元ジェダイのアソーカ・タノと出会うことで、グローグーという本当の名前とその過去が判明する。もともとコルサントのジェダイ聖堂で多くの師に仕えていたが、パルパティーンによるジェダイ抹殺命令「オーダー66」の際に星から逃げ、その後の記憶は闇に覆われているらしい。もともとトレーニングを受けていたはずだが、それも記憶から抜け落ちているようで、力もコントロールすることができず、マンドーを巨大生物から守るために使用した際には体力を全て消耗してしまった。

力を使えるのはレイザー・クレストの操縦席のレバーの先についているお気に入りの丸い玉を取ったり、大好きなマンドーのピンチを助ける時だけだったが、シーズン2の最終回でジェダイ・マスターのルーク・スカイウォーカーに預けられたことで戦闘力が格段にアップするのだった。

「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」後半の修行で急成長

ルーク・スカイウォーカーとの訓練の様子は「マンダロリアン」を飛び出して、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」の後半にて描かれる。ボバ・フェットは、マンダロリアン・アーマーを着た“銀河一の賞金稼ぎ”ジャンゴ・フェットの息子として育てられた彼のクローンで、マンドーがコブ・ヴァンスから譲り受けたアーマーがジャンゴのものだったことから、「マンダロリアン」シーズン2の第6話に登場。そこにグローグーを狙う帝国残党が現れたことから共に戦うことになった。そのため、「ボバ・フェット―」は「マンダロリアン」のスピンオフのような存在となり、「ボバ・フェット―」第6話ではマンドーがグローグーに会いに行く一幕が描かれる。そこでのグローグーはルーク・スカイウォーカーと共に山奥で修行をしているが、好物のカエルが現れると食欲に負けて、カエルを引き寄せて食べようとするなど、ここでもおちゃめさは健在だ。

体を鍛え、自然の中を自在に飛び回るなど、自分の身を守る方法を伝授されたグローグーは、ある日、ルークに自らが進む道を選ばされる。マスター・ヨーダのライトセーバーを受け継いでジェダイの道を進むか、マンドーが持ってきたベスカー製のアーマーを着てマンダロリアンになるか。後者を選び、マンドーと再会する道を選択したグローグーは、「ボバ・フェット―」最終回でなじみの修理工・ペリの所に向かうのだった。

シーズン3でついに発した「我らの道」

「マンダロリアン」シーズン3に入ってからのグローグーは、一味違う。食欲、好奇心旺盛でよちよち歩きのところは変わらないが、第2話で初めて言葉を喋った。“パケ”と聞こえたが、修理工のペリは自分の名前を呼ばれたと信じて疑わない。次に第3話の冒頭ではマンドーとボ=カターン・クライズに続いて、“ザ・チャイルド”の教義である「我らの道(This is the way)」と発言した際には、マンドーが本物の父親のように反応していた。

第4話ではマンダロリアンの子どもをハイジャンプで飛び越え、ダミーのペイント矢での対決に勝利。第7話では、操縦タイプに改造されたドロイド(IG-12)の胸部に乗り込み、搭載されたYES/NOボタンで意思表示をするなど、メキメキと成長。マンドーと同じ等身になったことがうれしいのか、さっそうとネヴァロの街を歩き回り、そのままマンダロリアンの母星であるマンダロアにも向かった。

「マンダロリアン」シーズン3は、4月19日(水)にディズニープラスで配信される第8話で完結する。今シリーズ最大の敵、帝国将軍モフ・ギデオンがマンダロアに現れ、今度こそマンダロリアンを殲滅しようと攻撃してくる。皆を守ろうとしたマンドーは捕らえられ、犠牲者も出る中で、パワーアップしたグローグーはどんな行動に出るのか。シーズン3、最後の戦いを見守りたい。

◆文=及川静

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