みりちゃむ 撮影/荻原大志

みりちゃむの半生「初めてピアスを開けたのは中学、いじめで学校に行かなくなったことも」

2023.03.30 07:03
提供:ENTAME next

”口喧嘩最強ギャル”として、「佐久間宣行氏のNOBROCK TV」で注目を浴び、テレビを中心に活躍の場を広げるギャル・みりちゃむ。eggモデルとしても同世代のギャルから高い人気を誇る彼女が、ギャル哲学やこれまでの半生、恋愛観や仕事論などをぶっちゃけた初のスタイルブック 『ギャルの喧嘩上等!~口喧嘩最強ギャルみりちゃむの流儀~』(KADOKAWA)を3月9日に出版した。なぜギャルになったのか、そして口喧嘩最強の原点とは……これまでの半生を振り返ってもらった(前後編の前編)。

みりちゃむの母親は若い頃、安室奈美恵に憧れる典型的なギャルで、ありえないほど肌を焼き、露出度の高い派手な服装を好んでいたという。父親も若い頃はスキンヘッドにピアスを入れていて、アパレル関係の仕事をした経験もあるという。共にやんちゃだった両親の影響もあり、自然とギャルの礎が築かれていった。

「最近のママは落ち着いたけど、私が生まれたばかりの頃はまだギャルで、おくるみがヒョウ柄だったし、ちっちゃい頃からMOUSSY(マウジー)とかを着せてもらったり、若い頃に来ていたおさがりをもらったりして。ママの友達もギャルばかりで、それを見て育ってるので自然と私もそういう趣味になりました。両親は育て方も自由で、別に勉強できなくても元気ならいいよみたいなタイプ。まあテストで1点を取った時は、塾にぶち込まれましたけど(笑)」

物心ついた頃は人見知りな性格だったが、気付けば物怖じしない子どもに育っていった。

「ある時、ふと人見知りしてるのはもったいないなって思ったんですよ。それに親は私なんかよりも口が悪くて、怒るとすごいんです。親より怖いものはないと思ってたんで、物怖じもしなくなったし、滅多なことじゃ緊張もしなくなりました」

大人のギャルに囲まれて育ったが、小学・中学と周りにギャルは皆無だった。

「メイクし始めたのは、小5の時。初めてピアスを開けたのは中学校に入って一か月ぐらい。ママは自分もギャルだったので、私にはちゃんとして欲しかったみたいですけど、パパは若い時に自分もピアスをしていたから、『開けちゃえよ!』って開けてくれて。

でも、それが原因で自宅謹慎になって。でもパパは自分のせいだからって遊びに連れて行ってくれました。中1の終わりに病気になって、学校に行けない時期があったんですけど、中2でメイクして学校に行き出して、初めて髪を染めたのは中3の夏休み。私だけ浮いていたけど、どうして周りに合わせなきゃいけないのって思ってました」

父親の影響で早くからファッションに興味を持ち、芸能界に憧れるようになった。小学6年生の時に初めてオーディション受けたのをきっかけに、中学生になって本格的に芸能界を目指すようになる。

「中2の夏休みから、いろいろなオーディションを受けるようになって、何かしらの賞をもらうようになりました。ギャル雑誌の『Ranzuki』(ランズキ)も受けたんですけど、ちょうどそのタイミングで雑誌が休刊することになって、そこでも賞はもらったけど、雑誌に出ることはできませんでした。そうやってオーディションを受けていることは、学校では誰にも言ってなかったんだけど、クラスの一軍女子みたいな子がどこかから情報を拾ってきたみたいで。

それで、自分よりも目立つ女は許さない!みたいな感じでいじめが始まって、一時期は学校に行かなくなりました。中3になって、また学校に通うようにはなったけど、いつも一人でした。でも親が協力的で、『やるならとことんやりなさい。バックアップはいくらでもするから』ってスタンスだったので、ありがたかったですね」

中学2年生の冬、とある事務所に所属して、アイドルグループの育成プロジェクトに参加、芸能活動のスタートを切った。

「アイドルグループなのに、なぜか私も含めて3人ギャルがいて(笑)。髪やメイクも自由にやらせてもらっていました。ライブ活動もしていたんですけど、意外とギャル好きのおじさんが多かったんです。ただアイドル活動は性に合わなくて、ちょうど高校生になるタイミングというのもあって1年で辞めました」

高校は芸能活動を優先するために通信制を選んだ。

「中学生の頃は、そんなに仕事があった訳じゃなかったんですけど、たまに学校があるから行けないってこともあって。それって嫌だな、活動の幅が狭くなっちゃうと思って、いつでも仕事に行けるように通信制を選びました。そしたら高校生になって、すぐにeggモデルになったんですよ。その当時いた事務所のマネージャーに『egg』から連絡があったのをきっかけに撮影に呼んでもらって、そのまま専属になって。

もともと雑誌の専属モデルを目指してやってたんで、それが叶えられたのはうれしかった。それにギャルしかいないという環境が、すごく楽しくて。やっぱギャル同士ってマインドが合うんですよ。普通の子って自分がどう見られているのか、周りをめっちゃ気にするんですよ。ギャルはそういうのが一切なくて、自分の好きなものを貫くし、別にどう思われてもいいじゃんというスタンスだから、一緒にいてすごく楽」

みりちゃむの名が一躍轟いた「佐久間宣行氏のNOBROCK TV」だったが、当初、所属事務所は出演に消極的だった。

「オーディションを受けて、『口喧嘩最強女子オーディション』に出ることが決まったんですけど、口喧嘩が強いことで番組に出るって良い印象がつかないんじゃないかって声もあったらしいんです。でも佐久間さんだから一か八かで出てみよう。これでハマッたらすごいよね、って。そしたらマジでハマッた、みたいな(笑)。そこから徐々にテレビにも呼んでもらえるようになりました。私自身は全然、口喧嘩は強くないと思っているんです。やっぱ親の方が最強だから(笑)」

“口喧嘩最強ギャル”というキャラが評判を呼び、女性芸能人21名がスポーツバトルを繰り広げる2022年5月3日放送の「ロンドンハーツ 2時間SP」(テレビ朝日系)のオファーが来る。だが人気番組の出演で、手痛い洗礼を浴びることになる。

「正直、オファーがあった時点で、なんで世の中に出始めの私が、このメンバーの中に入るんだ? と不安になったんです。錚々たる出演者の中には、ギャルの先輩である、みちょぱさんや(藤田)ニコルさんもいましたからね。そこで出しゃばれないと思って、前日から震えあがっていて。実際、本番も結果を出せなくて、帰りのロケバスでは泣いていました。放送を観た時も、何もできてないなと思って。次はちゃんと売れてから出られるように頑張ろうって。

確かに『NOBROCK TV』をきっかけに、仕事は増えたと思うんですけど、自分的には世間にどのぐらい認知されてるんだろうっていうのが分からなくて。もっとバラエティに出て、スタジオだけじゃなく、バンジージャンプやスカイダイビングなど、体を張った仕事がしてみたい。モデルのほうも、いろんなブランドのモデルをやって、幅を広げていきたいですね」

今後も多彩な活動を展開していきたいみりちゃむにとって、初のスタイルブック 『ギャルの喧嘩上等!~口喧嘩最強ギャルみりちゃむの流儀~』も大きな挑戦だった。

「オファーがあった時はうれしかった半面、私で売れるの? 大丈夫か? って心配になって。初めてのことだから、『こういう感じでやっていきましょう』みたいなことを言われても、『全然オッケーです!』みたいな(笑)。ただ内容は、かなりぶっちゃけてます。もともと、いろいろさらけ出して言うタイプなんですけど、それでも表で言ってなかったこともある。そこを詳しく掘り下げてたりするんで、私の知らない部分も見れるだろうし、気が強く見られがちだけど、全然そんなことはなくて。気弱な部分も書いてあるんで、いろいろな人に読んで共感してもらいたいです」

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