「機捜235×強行犯係樋口顕」オンライン会見に登壇した(左から)内藤剛志、中村梅雀、平岡祐太

中村梅雀＆内藤剛志、新婚の平岡祐太にアドバイス「世界でたった一人の味方なんだよ」＜機捜235×強行犯係樋口顕＞

2023.01.24 13:25

1月27日(金)スタートの金曜8時のドラマ「今野敏サスペンス機捜235×強行犯係樋口顕」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレビ東京系※初回は2時間スペシャル)のオンライン記者会見が1月24日に行われ、主演の中村梅雀をはじめ、平岡祐太、内藤剛志が登壇。コラボならではの本作の魅力や、撮影現場の様子などについて語る中、新婚の平岡に“人生の先輩”である二人がアドバイスを送る一幕があった。

同作では、“警察ミステリー界の巨匠”今野敏が手掛ける二大人気原作がコラボ。「機捜235」の“機捜バディ”と、「警視庁強行犯係樋口顕」の“樋口班”がタッグを組み、難事件を解決していく。

テレビ東京が誇る“二大刑事ドラマ”のスペシャルコラボが実現

「機捜235」は月曜プレミア8でシリーズ第3弾まで放送され、主演の中村と共演の平岡による“機捜バディ”が好評を博し、その人気ぶりから満を持して初の連続ドラマ化となった。

そして、「警視庁強行犯係樋口顕」シリーズは、2003年のテレビドラマ化以降、シリーズ第12弾まで放送され、2021年に初の連ドラ化。今作では、主演の内藤をはじめ、樋口班の佐野岳、片山萌美、小松利昌といったおなじみの顔ぶれが集結し、機捜メンバーとの共演を果たす。

今野敏が手掛ける2作品のコラボは「親戚に会えたような感覚」

同ドラマへの出演が決定した際の心境について、中村は「まず『機捜235』が連ドラ化するということに非常にびっくりしました。(内容は)面白いんですけど、こんな冴えないおっさんが主役で地味なドラマなので…。それがいきなり連ドラと思ったらコラボと聞いて“なるほどね！”と。原作者が同じなので、十分ありえるなと思いました」とコメント。

平岡は「2時間ドラマを撮り始めたときは、連続ドラマになるなんて思ってもいませんでしたから…素直にうれしかったです。今回は全7話を通して1つの大きな事件も関わってきたりするので、そこは見どころだと思います」と、今作の“楽しみ方”を交えて連ドラ化の喜びを語った。

そんな“機捜バディ”とタッグを組むことになった内藤は「単発でやってこられて、今回レギュラー化ということで、そこに僕が入っていいのか気になってしまって。プロデューサーさんに『梅雀さん、怒ってない？』と聞くと『怒ってない！』って言うんですが、ご本人のところに行って『梅雀さん、俺やっていいの？』って(笑)」と、何度も確認していたことが明らかに。だが、2作品とも原作者が同じであることから「親戚に会えたような感覚がある」と笑顔を見せていた。

撮影現場では「あらゆるトークをしっぱなし」

撮影現場の様子を問われると、中村は「撮影の合間は、あらゆるトークをしっぱなしで。しゃべっている間に本番に入る、みたいな。すごくにぎやかでした」と明かすと、平岡は「樋口班はすごく真面目にやられている」と補足し、チームごとのカラーがあることが判明する。

すると、内藤は「俺たちもうるさいんですが、静と動でいうなら機捜は“動”だと思うんです。俺たちは言葉で犯人を追い詰めるのですが、お二人は車に乗っていますし。それぞれ違う良さがあって、新しいものが生まれるんじゃないかなと。ただ、現場はうるさい」と、コメント。ハードな撮影スケジュールの中でも、現場の雰囲気が和やかであることが伝わってくる。

新婚の平岡祐太に中村梅雀＆内藤剛志が“熱いエール”！

また、新婚の平岡に対して人生の先輩である中村と内藤がアドバイスを送る場面も。中村は「夫婦円満っていうのはずっと円満なわけなくて、山あり谷あり、いろんなものを乗り越えて、お互いに後で『よく頑張ったね』って言える、それが夫婦の歩く道。そんな中で男は何をすればいいか。男はひたすら奥さんの日頃の苦労を分かってあげて、支えてあげる。妻に支えられるんじゃないんですよね」と自身が肌で感じてきたことを語った。

すると、横でうなずいていた内藤も「世界でたった一人の味方なんだよ。世界の全員が敵になっても、奥さんだけはずっと味方なんだよね。その人を追い詰めたり、あんまり理屈で言うべきじゃない」と人生の先輩だからこそ言える“熱い言葉”を贈った。その後、二人の言葉を受けた平岡は「ありがとうございます」と深々と頭を下げ、笑いを誘っていた。

「ドラマ自体がどんどん成長していく」

最後に作品の見どころについて、中村は「今野敏さんのファンの方も、我々『機捜235』のファンの方も、『樋口顕』のファンの方も、本当にこれはパワー倍々のコラボになっています。全7話ありますけれど、14年前に起こったある事件の謎がずっと関わってくる。それがすごく深くて、“えー!?”という展開になっています。ドラマの質も途中でガラッと変わるんですが、これもまたとてつもない魅力で。機捜チームの雰囲気が変わったり、ドラマ自体がどんどん成長していくところもあるので、ぜひラストまでお見逃しなく！」と力強くアピールし、会見を締めくくった。