

杉野遥亮「別の時代劇にも出てみたいなと思いました」大河ドラマを経験した思いを明かす<どうする家康>

松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第2回「兎と狼」が1月15日が放送された。徳川家臣団のマイペースな貴公子・榊原康政を演じる杉野遥亮のコメントが届いた。
もう一回どこかで共演させていただけるチャンスがないかなと
――初登場は、登譽上人役の里見浩太朗さんとのお芝居が中心でしたが、共演されていかがでしたか?
この言葉が適切か分かりませんが、「完璧な方だな」と思いました。すごい、格好良いな、すてきだなと。僕がすてきだなと思う俳優さんは、みんなご自身のことに集中しているんです。里見さんも、この日ほぼ初収録だったのに、すごく役を作りこまれていて「プロだなあ」と。このごろ、僕はどうやって役を作っていけばいいのかすごく迷っていた時期だったので、今となってはすごくもったいないことしたなと。もう一回どこかで共演させていただけるチャンスがないかなと思っています。
大事なところを持っていく人だと思っています
――里見さんとはお話しされましたか?
「時代劇はね、ゆっくりしゃべるんだよ」って言っていただきました。でも、本質が分かっていないから、その時はすぐにそうすることができなかったんです。あのシーンは、小平太が14歳の時だから、早口の方が子供っぽくていいかな、とも思うんですけれど。もっと後になって、それこそ四天王になった時に「このことだったのか」と思い出すかもしれません。
――元康が自害しようとするところに、小平太がひょうひょうと出てきて「厭離穢土欣求浄土」の教えを伝えるシーンはいかがでしたか?
史実と異なるので意外でした! 史実では、上人様(登譽上人)が「厭離穢土 欣求浄土」という言葉を家康に教えたと言われていますが、今回は小平太にそういう役割を与えていただいて。やっている時はあまり深く考えていなかったのですが、あとあとになってこれは大きなことだったと思いました。後に、家康が旗印に掲げる言葉ですから。もちろん古沢さんの創作ですけれど、意外とそういう大事なところを持っていく人だと思っています(笑)。
途中で足をつるかと思いました
――緊迫したシーンに一人介入していきますが、演じていていかがでしたか?
緊張しました。もともと、このシーンを一連で撮るとは思っていなかったんです。だから現場に来て「まさかの一連!?」と思いながら、障子の裏でずっと殿と平八郎の会話を聞いていました。途中で足をつるかと思いました(笑)。ただ、一連で撮ったからこそ、あの緊迫した場面に飛び込んでいく小平太のリアルな気持ちを感じられたかもしれません。でも、あの状況で突っ込んでいけるのが小平太というか、家臣団の中で一番ひょうひょうとしているのが小平太かなと。僕自身は「いいな、小平太」と思っています。
――杉野さんは演じる際に、どう役にアプローチしているのでしょうか?
考えるだけ、かもしれません。「このせりふ、どういう気持ちで言うのかな?」と考え続ける感じです。その気持ちを本番で出せればいいなと思っています。一般的に“役作り”と呼ばれるものはあまりしません。あえて言葉にするなら「その人を知る」というのが近いかもしれません。いかに繊細なところまで演じる役の感情を掘り下げられるか。その人の言葉や行動の一つ一つを、人間として立体的に表現していけるかと考えると、結局「想像する」とか「その人を知る」ということでしかないのかなと、僕は思っています。時代劇だと所作や馬の稽古は当たり前にやることであって、“役作り”とはちょっと違う気がしています。
自分にも相手にもうそをつかないようにしています
――「その人を知る」ために、よりどころにしているのはせりふですか?
せりふは大きいです。あとは日々の生活。あくまで僕はですけれど、できるだけちゃんと生活したいんです。日常生活でうそをついちゃうと、うそをつくのに慣れて感情が動かなくなっていく気がするんです。簡単に逃げ道を作れてしまうというか。それが嫌だから自分にも相手にもうそをつかないようにしています。そうするとぶつかることも、傷つくことも多いけれど、その時の感情をストックしていく中で、知らない感情と出会えることもあるんです。そういう時、むしろ「生きているな」と思います。
相手への礼儀でもあるのかなと思っています
――お芝居のためだけではないかもしれませんが、プライベートでもうそをつかないようにすることが、役者としての糧にもなっている?
そうですし、それは相手への礼儀でもあるのかなと思っています。相手にとって気持ちいいことだけを言うのって、結局は自分のためでしかないと思うんです。それは価値観の話なので、役のためにやっているわけではないんですけれど。結果的にそれが芝居に生きているのかもしれない、というくらいで、実際はうそは自分の気分が下がるし、暗くなっていくから嫌なんです。それだけかもしれません。
――大河への出演で新しい発見はありましたか?
大河ドラマを経験してみて、別の時代劇にも出てみたいなと思いました。もともとは時代劇に苦手意識があったのですが、「どうする家康」をやってみて「え、待って面白い」「なるほど、こういうふうにやっていけばいいのか」と感じる場面が多くて。今や「ここで培ったものを、どこかアウトプットできる場がほしいな」と思ったりしていますね。
榊原康政という人物をたくさんの人に知ってほしい
――視聴者へメッセージをお願いします。
人が何に触れたとき、どう心が動くのか。どういったことに心を奪われるのか、といったことが、この大河ドラマを通して伝わっていけばいいなと思うし伝わると思っています。あとは、榊原康政という人物をたくさんの人に知ってほしいっていう気持ちが強いです。僕自身、康政のことをあまり知らなかったですから。
これまで、徳川四天王の中で康政がちゃんと描かれることって、あまりなかったと感じているんです。でも、康政を演じていてすごく人間らしいな、生きてるなと感じます。康政のことをもっとたくさんの方に知ってもらうためにも僕が頑張らないと!と思っています。
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