SKY-HI「J-POPアイドルには惹かれないという若い人も増えてしまう」日本のエンタメ界への危機感語る
2022.11.12 16:33
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SKY-HIが11日、都内で行われた「SOCIAL INNOVATION WEEK 2022」stu SPECIAL SESSIONに出席。日本のエンターテイメント業界への考えを語った。
SKY-HI、ライブリハ終わりに駆け付ける「バチクソ踊っておりまして」
同イベントは、「アイデアと触れ合う、渋谷の 6日間。」として、日本最大級のソーシャルデザインをテーマに開催される東京・渋谷の都市フェス。SKY-HIはその中のSESSION 3「日本のエンタメに求められる抜本的アップデート」に出席し、有識者と議論を交わした。アーティストマネジメントや音楽制作を行う「株式会社BMSG」のCEOでもあるSKY-HIは、先週急にオファーを受けるも参加を決めたそうで、「先ほどまでリハーサルでバチクソ踊っておりまして、大量の汗をかいた状態でここに座っております」と笑い、「頑張ります」と意気込んでいた。
SKY-HI「とても危ない」日本のエンタメ界への危機感
日本のエンターテイメント産業について、SKY-HIは「K-POP好きのアメリカ人が韓国製の電化製品を買うのは、そのCMをK-POPアイドルがやっているから。ひいては韓国という国自体を好きになる人が増え、国自体を推す状況が起こるのが“好きの力”が増幅した時の強さ」と韓国を引き合いに出し、「国内の需要だけだとパイが縮小する一方。日本は売り上げがないから予算が出ない、良いものが作れない、ファンが増えないという循環になっていて、そうなるとK-POPアイドルにはなりたいけど、J-POPアイドルには惹かれないという若い人も増えてしまう。エンターテイメント産業に就きたい人口も減るので、内需にこだわるのはとても危ない」と危機感を示した。また、起業時を振り返り「好きな音楽をやりてーとか、グラミー賞を獲りてーとかいう目標があって、自分の音楽活動のために独立したというより、会社を経営して大きくしたいという精神とエンターテイメントのシステムを変えたい思いがあった」と話すと、「当時は『今のシステムは古い』としっかり言うと反感を買うと思っていたけど、ふたを開けたら真逆で、大きな芸能事務所やレコード会社が積極的に協力したいと言ってくださいました。みんなが共通して(エンタメ業界に)危機感を感じていることを知ったし、解決するために発信することは大事なので言ってよかった」と安堵の表情を見せた。(modelpress編集部)
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