石塚汐花、芸能活動10周年イヤーに25歳のバースデーライブ「変に大人ぶらないで自分らしくいたい」
正統派アイドルグループ「アイドルカレッジ」の中心メンバーとして活動後、映画『泥棒日記』で主演を果たすなど女優として活躍中の石塚汐花(いしづか・しおか)。自身25歳の誕生日である7月3日にバースデーライブ『石塚汐花25th YEAR BIRTHDAY LIVE Happy day to you!! P.S.#しおかわいい』(青山RizM)を行うほか、2023年公開予定の短編映画『私たちは、他人です』でも主演を務めるなど、躍進を続ける石塚に話を聞いた。
■石塚汐花インタビュー
――6月10日に主演映画『泥棒日記』が公開されましたが、主演作公開の感想は?
「映画を観て下さった方からは“もっとアイドルの子が演じている感じになると思ったけど、ちゃんと女優としての姿を見ることが出来た”と言っていただきました。私自身もアイドル映画として見られたくなかったので、お芝居について語っていただけたのはすごく嬉しかったです。私も劇場のスクリーンで観たんですが、上映前に録音・録画禁止ですよって告知が流れるじゃないですか? あれに続いて自分の映画が流れて、“ああ、本当に映画という形になって、そのなかに自分がいるんだなと思えたことが嬉しかったです」
――主演女優として舞台挨拶にも立ちました。
「皆さんが映画を観て下さった後に登壇して、映画についていろいろなお話をできたのは貴重な経験でした。舞台挨拶は初めてだったので、YouTubeで『女優、舞台挨拶』って検索して(笑)。ドレスみたいな衣装を着て登壇される方が多いじゃないですか? どんな服がいいんだろう? 映画に合わせたほうがいいのかな? とかいろいろ研究しました。結果、シックに黒一色でまとめてみました」
――早くも次の主演映画の来年公開が決まったとか。
「『私たちは、他人です』という短編映画で主演を務めさせていただきました。この作品はアイカレを卒業して、女優としてスタートすると決めてから、事務所のバックアップを受けながら、今回『泥棒日記』を撮ってくださった上條大輔監督の下でワークショップ形式でお芝居の勉強をさせていただきながら、数ヵ月後に撮影しました」
――アイドル卒業後、本格的に女優として始動する最初の作品です。
「上條監督のワークショップで、他の事務所の演者さんと一緒にたくさんのことを学んで、女優・石塚汐花としてたくさんの日数を過ごし、お芝居と向き合って挑みました。『私たちは、他人です』は、血のつながりや家族の形について考えさせられる作品です。私、普段明るい性格なんですけど、こういう陰のある役のほうがハマるんじゃないかなって思いました」
――『泥棒日記』からさらに女優として成長した姿が見られそうですね。
「『泥棒日記』の時はまだアイドルをやりながらだったので、どうしてもアイドル・石塚汐花としてどう見えるかと気持ちが残っていた部分があったかもしれません。卒業して、女優としてお芝居に向き合えば向き合うほど、自分の考えがものすごく浅いものだったということに気付かされました。だから『私たちは、他人です』の時には、台本をもらった段階でも、まず台詞を覚えようとかではなく、もっと役柄の深い部分を追求しながら演じることが出来たと思います。でも『泥棒日記』の経験があったお陰で、より深くお芝居を追求することができたと思っています。短編映画ですが、出来れば劇場での公開で、たくさんの人に届けられるようにしたいと思っています」
――昨年11月にアイドルを卒業してから半年以上が経ちました。石塚汐花の現在地は?
「何かを変えたいと思ってアイドルを卒業して、芸能活動を続けること自体も迷っていました。そんななかで女優としてのチャンスをいただいて、もっとお芝居を知りたい、いろいろな作品に出てみたいという気持ちが芽生えたのは事実です。一方で9年間アイドルとして生きてきたので、やっぱりステージが好きだな、歌が歌いたい、踊りたいという気持ちにも気付きました。普通の女の子としての生き方はいつでもできると思うので、待ってくださっている方や、チャンスをくださる方がいる以上は、もう少し頑張って行こうかなって思っています。アイドルカレッジの時のような、大きく明確な目標が今は無いけれども、今までできなかった新しいことに挑戦して、本当にやりたいことを見つけたいって思っています」
――今年25歳を迎えるにあたり、バースデーライブを行います。
「7月3日の誕生日当日にバースデーライブをやらせていただきます。アイドルカレッジに入ってから、誕生日を迎えるのがちょうど10回目。今年は家族や友達と過ごすのかなって思っていたところ、有難いことにファンの方と一緒に私の大好きなステージで、女優と言うステップを踏みながらバースデーライブをさせていただく事が決まりました。これまでのライブでは、熱い気持ちにファンの方が付いてきてくれていたと思うんですけど、今は、誕生日という特別な日を皆さんと一緒に過ごしたいという気持ちでいいんじゃないかと思っています。タイトルに『Happy day to you!!』と付けたのは、卒業から半年間、私を信じて応援し続けてくださった方に、感謝の気持ちを楽しいライブで返したいという想いからです」
――ファンの方にとっては久しぶりに見る“しおちゃん”のアイドル姿になりますね。
「今までアイドルと女優は別モノと思っていたんですが、女優としてお芝居で学んだことをアイドルとして表現できると思いますし、アイドルとしていろんな経験をしてきたことがお芝居にも繋がると思っています。私は女優もアイドルも本気でやって、お互いの世界で本気にやっている人にも伝わるような活動がしたいと思っています」
――待っていたファンの皆さんにバースデーライブのアピールをお願いします。
「25歳の年で、アイドルとしては10年目。卒業という人生の大きな選択を経て、様々な角度から新しい経験を経て今回のライブを迎えます。悩み葛藤している私の、今しか見られない新しいステージを見逃さないでほしいです。でも、暑苦しい重苦しい感じではなく、とにかく楽しい、どんな気持ちを抱えている方でも“楽しかったね”って口を揃えて言っていただけるライブにするので、楽しみにしていてください」
――芸能活動10周年イヤーでもあるんですね。
「2012年11月、中学3年生15歳のときにアイドルとしてスタートして、今年の11月8日で芸能活動10周年を迎えます。10周年イヤーは奇想天外、前人未到な感じの大きなプランを考えているので、そのスタートとして7月3日のバースデーライブを楽しみにしていてほしいです」
――芸能活動10周年で25歳の年、大きな節目が重なりました。
「今まで自分が想像していた25歳とは全然違うなって思いますし、周りの25歳に比べたら人生経験や知識など足りない部分もたくさんあると思います。でも10年間アイドルをやっていたからこそ、他の人には無い経験値があると思いますし、25歳だからアイドルとしては遅いとも全然思わないです、何歳であろうと夢があればいいと思いますし、いつまでも若さを意識するのではなくて、変に大人ぶらないで自分らしくいたい。そして、いつまでも可愛いって思ってもらえるような自分を磨き続けることだけは忘れないようにしたいと思っています」
■石塚汐花25th YEAR BIRTHDAY LIVE Happy day to you!! P.S.#しおかわいい
【開催日時】7月3日(日) 開場17:30/開演18:00
【会場】青山RizM
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