柏木由紀 撮影/武田敏将

活動15周年・柏木由紀が語る“今”のAKB48「みんなの目的地が見つかった、次は個人の力を見せる番かな」

2022.05.17 11:03
提供:ENTAME next

この4月にデビュー15周年を迎えたAKB48の柏木由紀。グループの中心メンバーとしての活動はもとより、近年はWACKとのコラボをするなど、活躍の軸を増やしている。“外”の空気を吸った16年目のベテランの目に、今のAKB48はどう映っているのだろうか?

──5月18日に発売する新曲『元カレです』の印象は?

柏木 今回もダンス曲です! MV撮影まで3週間、初披露まで2~3週間やりました。

──前作の『根も葉もRumor』では、振り付けに厳しい本田仁美さんによる〝本田警察〟に柏木さんは何度も逮捕されたそうですけど。

柏木 めっちゃ逮捕されました(笑)。前回は、みんながレッスンを積んでいるときに入院していて、病み上がりでみんなに合流したんです。でも、今回は最初のレッスンから参加しているから言い逃れができなくて(笑)。みんな振りを揃えたい気持ちが強すぎて、先生が困っていました。「ここは手をどうするのが正解なんですか?」って質問して、「いや、どっちでもいいんだけど……」みたいな。

──そういう変化を3期生としてどう受け止めていますか?

柏木 いいことだと思います。これまでもダンス曲はあったけど、ダンスのグループというイメージはありませんでした。それこそ『根も葉もRumor』からですけど、まったく別のグループにいるような気もしていて(笑)。でも、グループとして1つの目標があるっていいことですよね。みんなの目的地が見つかったような感覚があって。この数年は頑張りたいけど、何をどう頑張ればいいか分からない状態が続いていたけど、前作で手応えを掴んだことが大きいです。

──選抜での役割は?

柏木 私は迷惑をかけないようにやっていきます(笑)。ダンスは自信がある分野じゃないから、ああだこうだ言えないんです。みんながスタッフさんに言いにくいことを私が代表して伝える……という役割をしています。

──そんなにダンスが苦手というイメージもないですけどね。

柏木 いや! 『UZA』のときなんて、私だけ先にレッスンを始めましたから。それくらい苦手なんです。

──立ち位置は気にしますか?

柏木 めっちゃ気にします! 今回は2列目の端ですけど、まあ、そうだよなという位置に置かれました。以前、「3列目になったら卒業を考える」と発言したことがあるから、スタッフさんも気を遣ってくれているんですかね(笑)。でも、若いメンバーが前に行くのもキャプテンになるのもいいことですから。そうじゃないとグループは続いていかないので。

──そのへんは安心している?

柏木 はい。レッスンもコンサートのリハーサルもみーおん(向井地美音)や、なぁちゃん(岡田奈々)、ひぃちゃん(本田仁美)たちが中心です。数年前とは違う形になってきています。

──4月3日に「AKB48 LIVE SHOW~AKBINGO! THE FINAL サヨナラ毛利さん~」が開催されましたが、感想は?

柏木 パフォーマンスに関しては言うことないです。みんなよく練習するし、振りを覚えてくるし、真面目なので。ただ、『サヨナラ毛利さん』という番組が始まるタイミングだから、その面の経験値はまだないですよね。番組収録時の前、少しだけ不安があったので、楽屋でみんなに「元気にやろうね」とだけ伝えました。でも、いざ企画が始まったら、予想以上に積極的で。心配する必要はなかったですね。

──注目したメンバーは?

柏木 大盛真歩ちゃんは貪欲で、バラエティに向いていると思いました。クロちゃんのお尻が近づいてくる企画で、ゼロ距離になったんです! まほぴょん(大盛)はそういうキャラじゃないから、どうなるんだろうと思っていたら、凄く頑張ってくれて。その企画が終わってすぐ私のところへやって来て、「何が正解だったと思いますか?」って聞いてきたんです。「あの場での正解はあれだったと思うよ」って答えたんですけど、まほぴょんに助けられた企画だったと思います。

──柏木さんはWACKの新グループ「SPY」のプロデュースを始めましたが、違う空気を吸うことで、AKB48と比較できたと思います。

柏木 学ぶことはめちゃくちゃ多かったです。曲に関しては、あちらはほぼすべてがソロパートなんです。それぞれに歌割があります。それだけじゃなく、振り付けをメンバーが考えています。「うわ、全然違う!」と驚きました。そもそもダンスの先生がいなくて、立ち位置も振り付けもダンスが得意なメンバーが決めています。歌もダンスもAKB48では考えられませんよね。「サビを1人で歌えるの?」ってうれしかったです(笑)。でも、AKB48とは別物だと思いました。AKB48の経験はWACKに活かせたけど、WACKの経験はAKB48には活かせるかな。

──メンバーの性格を比べると?

柏木 WACKにはいろんなタイプのメンバーがいました。AKB48の若手に近い雰囲気の子もいたし、BiSHみたいに自分をしっかり持っているタイプもいました。感じたのは、自分がこのグループを担っているんだという気持ちが強いのかなって。少人数だとそうなりますよね。

──違う空気を吸ったことで、AKB48が生き抜くヒントを見つけたりしたのかなと思ったんですよね。

柏木 今のAKB48は曲の力で見てもらえるようになってきたので、次は個人の力を見せる番かなとは思います。「AKB48の誰が好き?」って学校で話すような状況が理想なので。メンバーを把握してもらわないと、そこまではたどり着かないですよね。そのきっかけになるのは、「AKB48っていいよね」と思ってもらえることです。

──その前提がないと個人への認知はされないと思います。WACKがいい例で、ツイッターのフォロワー数が40万~50万人いるメンバーを抱えているのは、グループがいいと思われているからこそですよね。

柏木 たしかに。AKB48の場合は〝もう一度〟そういう状況になるか、ということですよね。その壁を破れるかどうか。

──まさにそこが問われていますが、信じていますよ。

柏木 そんな状況を見届けられたら最高ですよね! もう一回東京ドームにもし立てたら……こんなにうれしいことはないですから。地上波のレギュラーが始まったのもうれしいニュースだし、そうやって地道に積み重ねていって、一気に状況がひっくり返る瞬間に立ち会いたいな。

関連リンク

関連記事

  1. NMB48 上西怜、最強笑顔のポニテ×水着オフショットが「めちゃめちゃSexyすぎ」
    NMB48 上西怜、最強笑顔のポニテ×水着オフショットが「めちゃめちゃSexyすぎ」
    ENTAME next
  2. 2次元を超えた2次元ボディー・伊織いおのJカップ美バストが眩しいアザーカット公開
    2次元を超えた2次元ボディー・伊織いおのJカップ美バストが眩しいアザーカット公開
    ENTAME next
  3. 「戦闘準備完了」篠崎こころ、勇ましさ120%の水着戦闘スタイルに絶賛の声
    「戦闘準備完了」篠崎こころ、勇ましさ120%の水着戦闘スタイルに絶賛の声
    ENTAME next
  4. 高嶺ヒナ、『SPY×FAMILY』ヨル コスプレが“本物”すぎて話題に「生きたフィギュアのよう」
    高嶺ヒナ、『SPY×FAMILY』ヨル コスプレが“本物”すぎて話題に「生きたフィギュアのよう」
    ENTAME next
  5. 「膝枕します?」けんけん、太ももに心奪われる誘惑メイドグラビアが夢のシチュエーションすぎる
    「膝枕します?」けんけん、太ももに心奪われる誘惑メイドグラビアが夢のシチュエーションすぎる
    ENTAME next
  6. 「二次元みが凄い」モー娘。生田衣梨奈、『その着せ替え人形は恋をする』喜多川海夢コスプレが話題
    「二次元みが凄い」モー娘。生田衣梨奈、『その着せ替え人形は恋をする』喜多川海夢コスプレが話題
    ENTAME next

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 菊地亜美、娘に作った親子遠足用の弁当披露「喜ぶ顔が目に浮かぶ」「彩りが綺麗」の声
    菊地亜美、娘に作った親子遠足用の弁当披露「喜ぶ顔が目に浮かぶ」「彩りが綺麗」の声
    モデルプレス
  2. 菊地亜美、第2子出産後初の公の場 子どもと現場入りで「すごいそわそわ」
    菊地亜美、第2子出産後初の公の場 子どもと現場入りで「すごいそわそわ」
    モデルプレス
  3. ”俳優デビュー25周年”上戸彩、多彩な魅力あふれる15年ぶりの写真集発売が決定
    ”俳優デビュー25周年”上戸彩、多彩な魅力あふれる15年ぶりの写真集発売が決定
    ENTAME next
  4. 乃木坂46・海邉朱莉がソロ初グラビア『B.L.T.』に登場、海辺で魅せたピュアな姿
    乃木坂46・海邉朱莉がソロ初グラビア『B.L.T.』に登場、海辺で魅せたピュアな姿
    ENTAME next
  5. 「今日好き」早坂ゆう、弟との2ショット公開「美男美女」「遺伝子すごい」と反響
    「今日好き」早坂ゆう、弟との2ショット公開「美男美女」「遺伝子すごい」と反響
    モデルプレス
  6. 希空(のあ)、自宅にウォーキングマシン設置 母・辻希美の「ポイント全部使いました」
    希空(のあ)、自宅にウォーキングマシン設置 母・辻希美の「ポイント全部使いました」
    モデルプレス
  7. 「ミスマガジン2025」セミファイナリスト16人が多彩な特技披露 “先輩”菊地姫奈は「堂々としていて尊敬」と驚き
    「ミスマガジン2025」セミファイナリスト16人が多彩な特技披露 “先輩”菊地姫奈は「堂々としていて尊敬」と驚き
    ENTAME next
  8. 坂口健太郎、韓国観光名誉広報⼤使に就任 観光ポスター初お披露目
    坂口健太郎、韓国観光名誉広報⼤使に就任 観光ポスター初お披露目
    モデルプレス
  9. <死ぬほど愛して>最終話に先駆け、主演・成宮寛貴&城定秀夫監督よりコメント到着「原作とは違う驚きがきっとあるはず」
    <死ぬほど愛して>最終話に先駆け、主演・成宮寛貴&城定秀夫監督よりコメント到着「原作とは違う驚きがきっとあるはず」
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事