「彼オオカミ」最終回 “彼”と“オオカミちゃん”の切なすぎる真実に号泣…全ての伏線が回収

「彼とオオカミちゃんには騙されない」ルール・メンバー

ABEMA開局当初より10代20代女性を中心に話題を集め、年間視聴ランキングでは数々の番組のなかで2年連続首位を獲得するなど、不動の人気を誇る「オオカミ」シリーズ。“オオカミちゃん”シリーズは、2020年1月に放送された「月とオオカミちゃんには騙されない」以来、2年ぶりの復活となる。

最高の恋を手にするために集まった男女が、デートや共同作業を通して、“真実の恋”を叶えようと奮闘。ただし、メンバーの中には、恋をしない「“嘘つき”オオカミちゃん」が女性側に1人以上潜んでいるというルール。“オオカミちゃん”による女性ならではの甘い誘惑や切ない嘘に惑わされることなく、10人は最高の恋を見つけることができるのか？本気で恋に向き合うメンバー10人の姿、筋書きがないからこそ生まれるドラマチックな展開と、最後まで予測不可能な恋の駆け引きが見どころ。

また今シーズンは、“彼”と呼ばれる男性メンバー1人に“オオカミちゃん”の正体が告知され、告知された男性は“オオカミちゃん”の秘密を最終告白まで守り抜くという新ルールが追加されている。

女性メンバーは女優でモデルの新井舞良（あらい・まいら／21）、モデルの大峰ユリホ（おおみね・ゆりほ／19）、モデルで女優のゆな（17）、モデルで女優の北澤舞悠（きたざわ・まゆ／22）、マルチタレントのYUNA（ユナ／18）（以下マイラ、ユリホ、まゆ、ゆな、YUNA）。

男性メンバーは俳優の櫻井佑樹（さくらい・ゆうき／19）、音楽家のSASUKE（サスケ／18）、モデルのSean（ショーン／19）、俳優の高橋聖那（たかはし・せいな／21）、俳優の松本怜生（まつもと・れお／22）（以下ゆうき、SASUKE、ショーン、せいな、レオ）。

マイラの太陽LINEの意味とは？

最終話はユリホのゆうきへの月LINEデートからスタート。

そして前回、マイラが女子全員に使って議論を起こした太陽LINE。マイラは「“オオカミちゃん”の任務を忘れていただいて心置きなく楽しんでいただこうと思って」とLINEを使った理由を明かし、最後の時間を5人で楽しんだ。

YUNA＆ショーン、不器用な初恋の行方は？

最終告白は男子が告白し、女子はオオカミちゃんの着ぐるみを着て赤い風船を手に持ち告白OKの場合風船を渡す、“オオカミちゃん”の場合風船を手放すというルール。

まずショーンがYUNAの元へ行き、「無意識に傷つけちゃったこともいっぱいあると思うし、でもユナヤはちゃんとそれを言ってくれたから自分を見直すチャンスも与えてくれた」とYUNAへの感謝を伝え、「ポンコツだから勝手に自分から距離とっちゃったりして、でもユナヤといてすごく楽しいしリラックスできるからこれからも仲良くしてほしいです」と告白。

YUNAから風船が渡され、2人は見事に成立。初恋同士で両想いになってからもぶつかるなど、不器用な恋をしてきた2人。ショーンが「ここじゃないとユナヤみたいな人に出会わなかったと思う」と笑うと、YUNAも同意。ショーンは「絶対会わないよこんなやつ（笑）」と続けて最後までコントのような仲の良い掛け合いで笑わせた。

マイラ、せいなに涙ながらに感謝

次にせいながマイラに告白。「この4ヶ月間一番近くで毎日可愛くなっていくマイラを見ていて、脱落発表前にも伝えたけどマイラのことが大好きです」と気持ちをぶつけると、マイラも風船を渡し、2人はハグ。

マイラは「せいながいたからこの4ヶ月間本当に楽しめて支えられて、せいながいなかったらどうなっちゃったんだろうと思うし、いつもそばにいてくれたからせいなのおかげで楽しめました」と存在の大きさを涙を見せながら振り返り、「私も大好き」と手を繋いだ。

“オオカミちゃん”にも“彼”にも疑われていた2人が無事に成立し、スタジオも驚いていた。

ユリホ、ゆうきへ「あなたの笑顔が一番大好きでした」

ゆうきは「初めて会ったときからユリホは気になる存在でこれからも2人で笑っていたいです」と一途に想い続けてきたユリホへ告白したが、ユリホは風船を飛ばし、“オオカミちゃん”だったことが判明。

ユリホから渡された手紙には、毎日生放送の仕事をこなしてからアトリエに来ていたゆうきが疲れた表情を見せずに笑顔で接している姿に“オオカミちゃん”としての気持ちが揺らぎ、中間告白の前から「目の前で一番風船を飛ばしたくない男の子」になった、というユリホの正直な想いがつづられていた。

「私は自分自身の手でゆうきの笑顔を奪ってしまうことが怖くて逃げてしまった」「私はゆうきから笑顔を奪ってしまう存在だったけど私はあなたの笑顔が一番大好きでした」という言葉にゆうきは涙しながらも「一番大事な約束は守ってくれなかったけどユリホだから沢山思い出を作れたし良い冬でした」と後悔のない表情を見せた。

役目を終えたユリホも「嘘ついたままもう会えないのが悲しい…」と吐露。最後のデートでユリホは絵馬に「大好きなゆうきの笑顔がずっと続きますように」と願いを込めていた。

ゆな、告白中に驚きの行動

そして、視聴者により最もオオカミちゃんだと疑われ脱落したが最終告白前日に復活を果たしたまゆ、まゆと中間告白で両想いだったSASUKE、レオと両想いになるもまゆの脱落後、第一印象で好意を寄せていたSASUKEとレオの間で揺れる様子にも見えたゆな、ゆなを想い続けるレオ…注目が集まった多角関係に隠されていた衝撃の真実が明らかになった。

まず、レオがゆなに「ずっと好きでした、もちろん今も」と告白すると、ゆなはまず着ぐるみを脱ぎ、想定外の動きにレオは動揺。

「本当にレオと会えて良かったし、楽しかったし、色々辛い思いをさせてしまったと思います。でもレオが思っている以上に多分レオのことが好き」とレオを抱きしめると風船を渡し、ゆなのドッキリを理解したレオは「ダルい、お前…」と呆然としながらも「まじで良かった」と徐々に喜びを噛み締めた。

2人はこれまでやっていた“6秒ルール”の見つめ合いをしたり、手を繋いだりとラブラブな様子で、見事レオの一途な想いが実った。

まゆ＆SASUKEに衝撃の真実

次にSASUKEがまゆに告白。しかし、“オオカミちゃん”だったまゆは着ぐるみのままSASUKEを抱きしめ、「SASUKEくん、ごめん…」と涙を流しながら風船を飛ばした。

赤い手紙には、脱落前に「戻れるかわからないから、私がいない間は恋愛とかも前向きに行ってほしいなって思ってます」と伝えたことが“オオカミちゃん”だった以外にも“後悔している嘘”だったとつづられ、「嘘ですら突き通すことができなくてごめん」と切ない想いが。

ここで、まゆとレオの月LINEに遡る。実はレオからの月LINEで、「まゆはSASUKEのこと“彼”と思いたくないと思うけど、もしまゆがこの番組で役を与えられとるんだったらそれは知っとくべきだと思って。そのケースだったときにまゆは整理が追いつかんと思って」とレオからSAUKEが“彼”ではないかと諭されていたまゆ。

SASUKEはまゆの脱落後、かなり“彼”だと思わせる行動をわざと取っていたといい、「あいつも限界なんじゃないかな、俺は誰かに気づいてほしいんじゃないかなって思うけどね」と話すレオに、まゆは「SASUKEくんの気持ち気づいてあげられなかったかも」と涙した。

まゆが復活した後のSASUKEとの月LINE、涙がこらえきれなくなり泣いていたまゆにSASUKEは多くを語らず、ただ寄り添っていた。“オオカミちゃん”になった以上、“彼”にアプローチすることだけは避けたいと思っていたというまゆだったが、「SASUKEくんはすべてを分かった上で私の嘘に付き合ってくれてたんだね」「最後まで私の言葉を信じてくれてありがとう、SASUKEくんが私の彼で本当に良かった」と最後に伝えた。

この“彼”と“オオカミちゃん”の真実にMC陣は「切なすぎる」と号泣。最初から全部知っていたSASUKEに対し、「辛かっただろうな…」と寄り添った。

スペシャルエピローグでは、“オオカミちゃん”以外のメンバーの元へSASUKEが現れ、「僕が彼でした」と告白。男子メンバー最年少で任務を全うしたSASUKEに、メンバーは抱きつき、労った。

ゆな、SASUKEに月LINEで伝えた想い

最終告白から4日後、レオとゆなが向かった場所にはSASUKEからの手紙があり、ゆなとSASUKEの月LINEの映像を2人で見ることに。

SASUKEが“彼”であることを察していたゆなは「答えを求めているわけではないし、話を聞いて少しでも心が軽くなるなら聞こうと思って」とSASUKEを呼び出していた。

「私は正直に今好きなのはレオです」と自分の気持ちはレオにあるとした上で、SASUKEを心配したゆな。それでもなお、「大丈夫だから、僕は何も辛くないから」と“彼”であることを隠そうとするSASUKEに、ゆなは「辛いよ…もっと早く気づいてあげればよかった」と涙を流した。

SASUKEは手紙で「僕が彼だったせいで2人には沢山迷惑をかけたと思います」「僕が最後まで彼でいられたのは2人のおかげです」と2人へ感謝した。（modelpress編集部）