菊池風磨のバラエティー力を「ニノさん」國谷Pが語る！『ジャにのちゃんねる』への思いも＜インタビュー＞

2022.04.16 08:30

二宮和也がMCを務めるバラエティー「ニノさん」(毎週日朝0:25-11:25ほか、日本テレビほか)に、菊池風磨がレギュラーとして加入してから、4月17日(日)の放送で100回を迎える。このたび、プロデューサーを務める國谷茉莉氏にインタビューを行い、あらためて菊池の起用理由や魅力、二宮と菊池の関係性について語ってもらった。

「この才能は世に出すべきだ」と感じた

――2020年「ニノさん」に菊池風磨さんの加入を決めた理由を教えてください。

菊池さんには、もう何年も何年も前から、さまざまな番組でお声がけさせていただいて。その度に毎回と言い切れるほど、しっかり存在感を残して下さる方でした。「OAに残すコメントが端的に言える方だなぁ」「食リポもうまいなぁ」「ロケ先で人と接するのが上手だなぁ」などと思っていましたが、極めつきは、菊池さんの主演舞台「HAMLET ―ハムレット―」ですね。「HAMLET ―ハムレット―」でより多岐な側面を拝見し、“この才能は世に出すべきだ”と思い(笑)、番組オファーに至りました。

――「ニノさん」を通して感じた菊池さんのバラエティー力を教えてください。

究極の「人たらし」だからこそ、毎回加減を変えて「菊池風磨劇場」を作ることができるところですかね。目立つ時は目一杯、菊池色に染めて、今日はややおしとやかにしておこうかな…という時も、ひっそりと効くコメントを残す。ベースが礼儀正しく賢く、品があるので、最大限振り切っても嫌みにならない。真面目でもはっちゃけでも変幻自在。場の空気を察知する観察眼が抜きんでていて、思慮深く、人をよく見ることができる。懐に入り込むコミュニケーション能力が抜群、そこに頭脳明晰さがプラスされ、唯一無二感が出ています。

「菊池さん面白いですね」とゲストも絶賛

――特に菊池さんが活躍した“神回”はありますか。

神回は正直沢山ありますが…「ブラックジャック」企画のキレ味はすさまじいですね。推理力、心理術、プレゼン能力…風磨ディベートで周りを巻き込んで、ライバルをかわしながら華麗にゴールを決めていきます。ゲストの方で初めて収録でお会いする方ですら「菊池さん面白いですね」といって大爆笑しているシーンを何度も見てきています。あとは、個人的には、昨年のクリスマスSPで誕生させた「1 hour hero FUMA」(ワンアワーヒーロー風磨)をもう一度見たいです。“1時間でどんな奇跡も起こす”というキャラクターで、これまで菊池さんが数々の奇跡を番組で起こしてきたからこそ宛てた役…またいつの日か出現しないかな…。

菊池さんは太陽みたいな存在

――収録合間の菊池さんの様子は？

収録前、収録合間でも、出演者の方と、特にニノさんファミリーでとにかく和気あいあい話しています。二宮さんは勿論、陣内智則さん、川島明さん、吉村崇さんなどとの距離感も、この2年のオフのシーンの積み重ねでグッと縮まっている気がします。番組の雰囲気がそのまま、収録裏でもまわっている感じで、「ニノさん」では太陽みたいな存在です。

――菊池さんが加わったことによって、番組や出演者への変化はありましたか。

ニノさんファミリーは、お互い安心してイジりイジられ、会話の矢印がいかようにも成立することが魅力だと思っています。その相互的な強い矢印を作れるようになったのは、菊池さんの存在が大きいと思います。二宮さんとテンポ良く快活にトークを進め、そんな2人をみて、周りの輪が広がっていった…今の「ニノさん」の雰囲気を作った中心人物なんです。ファミリー感を一層濃くし、絆が深まった我々の番組に「ニノさんだから」とご出演いただける方も増えてきて。二宮さんと菊池さんの歯車が番組をやわらかく力強く動かして下さっています。

「ジャにのちゃんねる」への思い

――二宮さんと菊池さんの関係性は番組プロデューサーから見てどのようなものでしょうか。

「ニノさん」で一緒になるまではそこまで接点の無かったお2人が、ここまで絆が深まるとは…これに関してはもう、「感無量」です(笑)。毛色の違うキレ者を掛け合わせたら、どんな化学反応が生まれるだろう、お互いの賢さ＆エンタメ性がフィットして、爆発力となりますように…そんな気持ちでスタートさせた2年前。「ジャにのちゃんねる」まで組むようになり、愉快に笑いあう2人の姿をみていると、ただただうれしくなる私がいます(笑)。今後も2人で新しい世界を切り開いていっていただきたいです。

――最後に、今後「ニノさん」で菊池さんに期待していることを教えてください。

「ニノさんはホームだ」と菊池さんも仰っていますが、まさにホームであるからこそ、思いきり伸びやかに、今後も“多種多様な菊池風磨”を魅せていただきたいです。全局、色々な番組から引っ張りだこなので、外で思いきり闘う菊池さんを、我々があたたかく“お帰り”と迎える…そんな気持ちです。これからもさまざまな挑戦が待っていて、どんどんスケールもアップしていくであろう中、「ニノさん」から百戦錬磨のツワモノとして送り出したいので、共に色々な菊池風磨を試しましょう！と思っております。