

坂東龍汰、木村拓哉からコーチングを受ける「本番以外でも、リアルに桐沢さんに教わっています!」【連載:坂東龍汰の推しごとパパラッチ #9】

阪本順治脚本・監督映画「冬薔薇(ふゆそうび)」が6月3日(金)、役所広司主演映画「峠 最後のサムライ」は6月17日(金)公開と複数の待機作が控えている俳優・坂東龍汰。そんな彼の推しごと=好きなもの、興味があるものを趣味の写真を通して迫る、連載「坂東龍汰の推しごとパパラッチ」。
今回は、ボクシング部員の玉乃井竜也役で出演する、4月14日(木)に始まる、木村拓哉主演ドラマ「未来への10カウント」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系※初回は夜9:00-10:09)の練習場で撮った写真と、裏話をお届けします。
――まずは木村拓哉さん主演の「未来への10カウント」への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
オーディションから参加していたこともあって、とてもうれしかったです。木村さんや満島ひかりさんなど、先生役はテレビや映画で見ていたそうそうたる方々なので、勉強させていただける作品だなとも思いました。
――ボクシングは、以前、「スパイの妻<劇場編>」(2020年)のインタビューでやってみたいと話していましたよね?
そうなんですよ。「スパイの妻」の拷問シーンでボコボコに殴られて、顔が腫れ上げる特殊メークをした時に「ボクシングとか似合いそうだね」と言われて、ストイックに体から作っていくような役作りをしてみたいと思ったんです。だから、念願のボクサー役なんですけど、今回はプロではなく高校生のアマチュアなのでガチの減量とかはないですが、撮影前から3カ月ぐらい練習に通わせてもらいました。
――ボクシングをやってみて、どうですか?
正直、僕は殴り合うスポーツの楽しみは一生理解できないと思っていたんです。痛いのは嫌だし、やってみたかったのはストイックな役作りだったので。でも、練習を続けてきたら、だんだん面白みが分かってきました。本気で殴られることはないですが、軽く当てられただけでも少しクラッときて、そこでフン!と堪えるんです。
たまにドシッと食らった時も“んぐーっ!!”と絶対死んでも倒れねーっと堪える。この時に出るアドレナリンが今まで経験したことのない種類のものなんです。それに気付いた時に、これでハマるんだなと思いました。練習で、もっと殴られたい!と思っちゃいました(笑)。
それに、シンプルに上達するのも楽しいです。自分の成長記録をスマホで撮ってるんですけど、最初の頃の動画を見ると子供のケンカみたいな動きをしてるんですよ(笑)。ドラマのストーリーではほぼ初心者から始まるので、その動画を参考にして、下手さを出したいなと思っています。
――生徒役には、坂東さんのデビュー作「花へんろ特別編 春子の人形〜脚本家・早坂暁がうつくしむ人〜」(2018年、NHK BSプレミアム)で共演した佐久本宝さんなど、過去に共演した方も多いですよね?
そうなんですよ。宝くん以外にも、山田杏奈ちゃんは「連続ドラマW コールドケース2〜真実の扉〜」(2018 年、WOWOWプライム)、山口まゆちゃんは「ストロベリーナイト・サーガ」(2019年、フジテレビ系)とご一緒したことのある人が多くて、安心感があります。高橋海人くんとは初共演ですが、とてもいい方で、ボクシングの練習を一緒にやったりしてました。高橋くんはすごく心配性で、撮影では「大丈夫だったかな?」と聞いてくれるんですけど、僕が高橋くんに言えることなんて何もないのに(苦笑)。でも、いつも聞いてくれます。
――そして、旧友である村上虹郎さんとも初共演!
虹郎とは念願の初共演で、すごくうれしいです。虹郎が演じる西条桃介と玉乃井の関係性は、ネタバレになっちゃうので言えないんですけど、2人の間で何かが起こったりするので、お楽しみに!とだけ言っておきます(笑)。
――演じる玉乃井は、恋するボクサーなんですよね?
そうです(笑)。マネージャーの西山愛(吉柳咲良)が好きなんですけど、恋愛部分は玉乃井の見どころになると思います。恋模様がすっごく面白くて、たぶん笑えると思います。
――役としては、同じボクシング部の友部陸(佐久本)といつも一緒にいる感じですか?
そうです。ニコイチみたいなキャラクターなので、演じる宝とはどんなことができるか、アイデアを出し合ってます。ふざけられるところは存分にふざけたいなと思って。部員の伊庭海斗(高橋)も水野あかり(山田)も真面目で、物語のスパイスとしてふざけられるキャラクターがほかにいないので、玉乃井と友部がふざけないと真面目な集まりになってしまうので、2人で芝居のなかで遊んでいます。
――撮影現場は、どんな雰囲気ですか?
最初は空気が張り詰めていました。みんな、木村さんのオーラにビビってましたね(笑)。
――木村さん演じる桐沢祥吾と初めて会うシーンは、脚本内でも生徒が緊張しているので、演技がいらないですね?(笑)
そうなんですよ! きっと、みんな、素の気持ちをうまく利用して演技してたんじゃないかと思います。心の中の「木村拓哉さんだ!」という気持ちを、桐沢コーチに向けていたのではないかと思います。でも、木村さんはとてもユーモラスな方で笑わせてくださるので、最近はよく笑ってますが、締めるところは締めるのでオンオフがきっちりした現場になってますね。木村さんはカメラが回っていないところでも、みんなにボクシングを教えてくださるんです。打ち方とか、姿勢とか。本番以外でも、リアルに桐沢さんに教わっています!
――木村さんとのやりとりで印象なエピソードはありますか?
第4話のある撮影で、木村さんが「このシーン、どうしたい? 違和感ある?」と僕に聞いてくださったんです。親身に話を聞いてくれ、「じゃあ、俺、こうしてみるわ」と演技プランで応えてくださったことが、すごくうれしかったです。
――満島さんをはじめ、安田顕さん、富田靖子さん、八嶋智人さん、内田有紀さん、生瀬勝久さんなど先生方のキャスティングもすごいですよね?
ですよね! 先生方のシーンはすごいことになっていると聞いたので、早くご一緒したいです。皆さんに揉まれたいです! まだ職員室に行く機会がないので、早く職員室に行ってみたい!
――最後に、ドラマ「未来への10カウント」の見どころを教えてください。
桐沢先生の復活劇であり、背部寸前のボクシング部の復活劇でもあり、折原先生(満島)の復活劇でもある。みんなの復活劇が熱いんですけど、笑いもあって、同時にメッセージ性もあるので、すごく見応えのあるドラマになるんだろうなと思います。
それから、脚本を読んでいるだけでも、「このせりふ、どういうテンションで言うのかな?」と予想のつかないものもあって、すごくワクワクしてます。特に先生と学生たちのやりとりは現場で混ざって、そこで生まれるアクシデントいう最高の瞬間がたくさん見られるんじゃないかなと、今から楽しみで。毎日、熱いシーンを撮って、心を揺さぶられているので、すごいドラマになる予感を現場でひしひしと感じています。ぜひ見てください!
※高橋海人の高は正しくは「はしご高」
◆取材・文=及川静
関連記事
-
新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>WEBザテレビジョン
-
東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」WEBザテレビジョン
-
<BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現WEBザテレビジョン
-
松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」WEBザテレビジョン
-
ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かすWEBザテレビジョン
-
瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」WEBザテレビジョン
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
矢吹奈子、母の“推し活”同行へ 2ショットに反響「可愛い親子」「優しさが溢れてる」モデルプレス
-
高岡早紀、娘との2人旅ショット公開「最強遺伝子」「オシャレ」と反響モデルプレス
-
timelesz菊池風磨「仕事が全然なかった」時期回顧 Sexy Zone時代の楽曲振り返るモデルプレス
-
竹内涼真、熱き刑務官役に SPドラマ『看守の流儀』で木村文乃と初タッグ「なかなか描かれない仕事を一生懸命表現しました」WEBザテレビジョン
-
加藤ローサ「ソースの好みも言えないような相手とは…」ナゲットの“ソース問題”で意外なほど盛り上がるスタジオ<上田と女が吠える夜>WEBザテレビジョン
-
「あいのり」でっぱりん、第2子出産発表 子供の写真公開「かわいしゅぎ」モデルプレス
-
モー娘。小田さくら、フライドチキンを愛するあまり人間関係に変化が<上田と女が吠える夜>WEBザテレビジョン
-
SixTONES松村北斗&田中樹、中島健人のファンサービスに驚き「日本のアイドルで最も海外スターに近い」6人での初レカペ回顧モデルプレス
-
藤嶌果歩「私たちは野球部です!」5期生から聞かれた“同期との距離感”の結論が謎過ぎる<日向坂で会いましょう>WEBザテレビジョン