逮捕されたよりひと、謝罪動画を公開 “物申す系”は封印しYouTube活動再開へ

弁護士伴い半年ぶりに登場

よりひとはスーツにネクタイ姿で、アトム市川船橋法律事務所の「高橋裕樹」（同5.1万人）弁護士を伴って出演しました。動画への登場は半年ぶりとなります。

よりひとは、昨年10月に逮捕され、今年3月に有罪判決を受けたと報告。その後は新しい仕事に就きき、編集マンやカメラマンの仕事をしていたとのこと。YouTube活動を再開する気はなかったそうですが、借金が1000万円を超え、友人からも復帰を望む声に寄せられたといい、活動再開をするために今回の動画を撮影することにしたと説明しました。

物申す動画は「お金を稼ぐため」。二度としない

“イジり系”や“炎上系”を称して活動してきたよりひとですが、今後は

有名人や他人に対して何かを話題にして、今までのように物申すことは一切ありません

と宣言。これまでも「個人的な感情」ではなく、「仕事でお金を稼ぐため」だったとして、

これ以上自分がやりたくないことをやって自分が壊れたり、人に迷惑をかけるのも辛い

と打ち明けました。よりひとは「ずっと自分の中で相手に申し訳ない」と感じたといい、最近では「撮影するだけで嗚咽が止まらなくなる」こともあったのだとか。「精神的に限界」で、通院もしているそうです。

逮捕は自業自得

逮捕については

今まで自分がいろんな方に嫌な思いをさせてきたのも分かっていますし、自分が逮捕されたことは自業自得で、今まで他の方々に対してずっと嫌な思いをさせてしまっていたので、当たり前だと思っております。

と謝罪しています。よりひとは、もともと「ネタ動画をやりたくて動画投稿を始めた」ことから、今後は「好きなことをやっていって生活ができたら嬉しい」とコメント。

“物申す系”の動画を期待する視聴者には「チャンネル登録を解除していただいてもかまいません」と呼びかける一方で、自身を「好きだから見ていたという方がもしいらっしゃったら」応援してほしいと呼びかけました。

僕は間違った行動をしてしまいましたが、今後どうやって生きていくかというところを見ていただけたら嬉しいです

よりひとは、動画中に何度も反省の意を伝えるとともに、「二度としない」と強調しています。

次ページ：弁護士は「一つのリーディングケース」とコメント

迷惑系YouTuberが更生するリーディングケース

よりひとといえば、これまでは炎上するたびに謝罪動画を公開するも、その直後に撤回したり煽ったりするのが定番となっていました。今回弁護士同席となったのは、反省の意を示すためでもあるようです。

高橋弁護士は、事件の弁護を担当したのではないそうですが、今後よりひとの法律的なサポートをするとのこと。高橋弁護士自身もよりひとの反省の意は感じているといい、「迷惑系YouTuberになってしまった人が今度どのように更生していくのか」「一つのリーディングケースになるのではないか」とコメント。「更生して一人の発信者としてやっていくところを皆様には見守っていただきたい」と呼びかけています。

先月有罪判決を受けた

“炎上系”YouTuberとして知られ、2020年9月には俳優の伊勢谷友介に“凸”したことで話題となったよりひと。それ以前にも未成年淫行や女性への暴力沙汰などで何度も騒動を起こしていますが、昨年3月からは、VAZ所属の若手TikToker・YouTuber「さくら」（登録者数43万人）のイジメ疑惑に関する動画をたびたび投稿していました。

これに対してVAZは所属クリエイターに対する侮辱や名誉毀損をおこなったとして、よりひとへの訴訟提起を表明。よりひとは、昨年秋には名誉毀損と強要未遂の疑いで逮捕され、今年3月23日に、東京地裁から懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決が言い渡されました。

昨年10月24日の動画を最後にYouTubeへの投稿が止まっていたよりひとは、判決を受けてか3月26日までメインチャンネルおよびサブチャンネルの全動画、1000本弱を削除しています。