「あせとせっけん」でW主演を務める佐藤寛太(右)、大原優乃(左)

佐藤寛太&大原優乃、人気漫画「あせとせっけん」実写化への思いを語る『読者のみなさんと同じ思い』<インタビュー>

2022.01.27 20:00
「あせとせっけん」でW主演を務める佐藤寛太(右)、大原優乃(左)

2月3日(木)より、佐藤寛太(劇団EXILE)と大原優乃がダブル主演を務めるドラマ特区「あせとせっけん」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか※第1話は深夜1:09-1:39)がスタートする。

同作は、累計440万部を突破した山田金鉄の同名コミックを原作に、究極の“においフェチ”名取香太郎(なとり・こうたろう)と、重度の汗っかきで自分の汗やにおいにコンプレックスを感じている地味でピュアなOL・八重島麻子(やえしま・あさこ)が“におい”でつながり、嗅ぎ・嗅がれるうちに、不思議と互いに引かれていく純愛“あせきゅん”ラブコメディー。

化粧品&バス用品メーカー「リリアドロップ」で商品開発プランナーとして働く“においフェチ”な気鋭プランナー・香太郎を佐藤が、同じ会社の経理部で働く“汗っかき”なメガネ女子・麻子を大原が演じる。

今回、WEBザテレビジョンでは、本作が初共演となる二人にインタビューを実施し、お互いの印象や作品の見どころなどを聞いた。

――まずは、お二人が演じられる名取と麻子はどのようなキャラクターなのか教えていただけますか?

佐藤:名取は石鹸会社の商品開発プランナーで、すごくにおいフェチで、自分の好きなものを信じて、新商品の開発に対して猪突猛進していく快活な男性です。今回、麻子さんと出会い、麻子さんのにおいに引かれ、“におい惚れ”する役柄です。

大原:麻子は重度の汗っかきで、それがコンプレックスな女の子です。自分に自信がなくて内向的なキャラクターなんですが、コンプレックスであるにおいがきっかけで名取さんと出会って、そのコンプレックスを名取さんが愛してくれることで少しずつ麻子自身も変わっていくという役柄になります。

――お二人とも以前から原作漫画を読まれていたとのことですが、この作品のどんなところに魅力を感じていますか?

佐藤:純情すぎる二人の物語。この作品は、恋のライバルが登場したり、二人の仲を引き裂こうとするキャラクターが現れるといったことがなく、最後の最後までほんわかした気分になれる世界が描かれているところが魅力だと思います。幸せにあふれる内容なので、寝ても覚めても現場にいるような少しタイトな撮影スケジュールですが、演じていて幸せですし、楽しいです。

大原:本当にピュアだなと感じたのが第一印象で、そこが一番好きなところです。この作品はラブコメディーですが、コメディー要素がありながら、それぞれの心情が繊細かつリアルに描かれているところが魅力的だなと思います。しっとりした場面もあったり、ラブシーンがあったりと、最後まで飽きずに見ていただける作品になっていると思います。

初めてお会いしたときに「ファンです!」って言いました(笑)

――お二人は初共演とのことですが、実際にご一緒していかがでしたか?

佐藤:本読みで初めてお会いしたんですが、「イメージしていた通りの方だ…!」って思いました。タイトな撮影スケジュールで、現場ではせりふ合わせをしたり、役を演じている時間が多いので、大原さんご本人より麻子さんのイメージの方が強いかもしれません。

大原:佐藤さんは、クールな役を演じられていることが多いなと思っていたので、クールなイメージを持っていたんですが、実際にお話ししてみるとすごくお話ししやすい方だなと思いました。最初から心を開いて話してくださったのがうれしかったですね。私が人見知りなのが気付かれないくらい話しかけてくださって。

佐藤:4日目くらいに人見知りだってことが分かったんですよね(笑)。

大原:初めてです、人見知りだって気付かれないの(笑)。あと、佐藤さんは本読みの段階から完全に名取さんでした。

佐藤:おお!ありがとうございます!

――撮影の合間は、どんなことをお話されていましたか?

大原:キャンプの話とか…?

佐藤:僕、もともと「ゆるキャン△」を読んでいて。大原さんが出演していたドラマ「ゆるキャン△」(2020年ほかテレビ東京系)も見ていたので、初めてお会いしたときに「ファンです!」って言いました(笑)。

大原:アニメの好みとかが一緒で、毎日佐藤さんからおすすめのアニメ作品を教えてもらってます。

――漫画の映像化ということで、キャラクターを演じることにプレッシャーは感じますか?

佐藤:今回出演のお話をいただいたときに、原作が好きだからこそお断りしようかなって一瞬思いませんでした?

大原:…思いませんでした(笑)。

佐藤:本当?やりたいけど、何かさ…。

大原:分かります、責任がね…。

佐藤:原作好きだし、うまく演じられなかったら嫌だな~とか思いますよね。

――今日(インタビュー取材日の朝)ドラマ化の情報が解禁されましたが、反応は気になりますか?

大原:私も読者の皆さんと同じ思いなので…。

佐藤:「実写化してほしくない」って反応も、「分かる分かる…」って感じだもん(笑)。

大原:でも、頑張って演じるので「信じてください!」って思っています。撮影中、渋江監督が「いま麻子はこんな顔してるんだよ」って原作を見せてくださるので、撮影中も原作を読みながら麻子を表現しようと臨んでいます。

大原優乃、泣きながら原作を読むほどキャラクターに共感

――お互いが演じている姿を見て、キャラクターとぴったりだなと思うことはありますか?

佐藤:大原さんにぴったりだなってめっちゃ思います!原作の麻子さんは、不器用だけどめちゃくちゃ人に優しいんです。演技って、その人の内面がお芝居にも表れると思うんですが、現場での大原さんの言動や、きちんと目を見て人の話を聞こうとする姿勢など、人に接する姿から優しさや丁寧な部分を感じるので、すごく麻子さんに合っているなと思います。

――大原さんは、佐藤さんが演じる名取を見てどう思われますか?

大原:私も佐藤さんは名取さんにぴったりだなと毎日思っています。撮影二日目でキスシーンがあったり、ベッドシーンもあったりして、結構体を張るシーンが多いんですが、私自身そういう作品がまだそんなに多くないので、撮影に入る前は緊張していて…。でも、佐藤さんが現場の空気づくりをして引っ張ってくださるので、私は名取さんに全力で甘えて身を委ねさせていただいております。佐藤さんが演じる名取さんが本当にすてきなんです。

――佐藤さんはご自身の役と共感できる部分はありますか?

佐藤:名取はへこまないし、能天気だし、そういう部分は自分と近いのかなと思います。深刻なことを深刻に話さないところも似ています。

――大原さんはいかがですか?

大原:私もコンプレックスがあるので、麻子が必死にコンプレックスを乗り越えようとする姿は、泣きながら読んだりするほど共感しています。そういう部分は大切にしたいなと思っています。

――それぞれの役柄を演じる上で意識していることはありますか?

佐藤:真っすぐに麻子さんを愛するということだけを考えて演じています。あとは監督のリクエストに応えたいという思いもあるので、監督がイメージするものを二人でどう表現するかを考えながら演じています。

大原:原作がある作品なので、まずは麻子になるというのを大切にしていて、4、5時間くらいかけて衣装合わせをしました。スタッフの皆さんとたくさん話し合って、サイズ感にもこだわりました。髪形を変えたり、衣装や小道具を装着させてもらって麻子になれているなと実感するので、スタッフの皆さんに感謝しています。あとは、目線や声色を心掛けています。

佐藤:いつも現場で原作読んでるもんね。

――名取はにおいフェチですが、お二人は何フェチですか?

佐藤:お尻かなあ。ドナルドダックのお尻とか、子どものお尻とか、犬や猫のお尻とか!ひょこひょこ動いているお尻が好きですね(笑)。あとは二人ともにおいフェチなのかな…?そうだよね?

大原:ここで言うのは恥ずかしいけど…そうだと思います。

――どういったにおいに引かれますか?

佐藤:その人が日頃から使っている柔軟剤の香りとか石鹸の香りとか、生活感を感じるにおいが好きです。小さい頃、お母さんの手から洗剤の香りや玉ねぎのにおいがしたことが記憶に残っていて。そういうにおいの方が印象に残ります。香水より、そういうにおいが好きですね。

大原:私は、シャンプーはこれ、ヘアケアはこれ、柔軟剤はこれって全部決めています。例えば、ヘアケアだったら、日本から撤退しているものを使っているんです。

佐藤:へ~!

大原:その香りが好き過ぎて買い置きして…。

佐藤:本当のにおいフェチだ~。

――同作では、名取が新商品のインスピレーションが湧くという理由で麻子のにおいを嗅ぐという姿が描かれますが、お二人がさまざまな作品で役を演じるにあたって、インスピレーションを得るために意識していることはありますか?

佐藤:漫画原作がある作品は、原作から得ています。例えば、1冊の脚本からイメージすることって十人十色だと思うんですが、漫画原作があると共通のゴールを思い浮かべることができると思うんです。みんなでひとつのイメージを持てるということも原作がある作品の良さだと思っています。

あとは、自分がこれまで出合った作品から感じたことや、普段人と接する中で感じたことなどを通して、作品ごとにどのように役に投影できるかを意識しています。10代のときには分からなかった感情も理解した上で演じることができたり、これまでの経験が役を演じる中で生かされているなと思うこともあります。

大原:私は、作品に入るまで自分にできる範囲の役作りはしていきたいと思っているんですが、現場に行ってからが全てだなと思っています。お相手の雰囲気やお芝居だったり、撮影の場所だったり、監督が言ってくださることを全部取りこぼさずに吸収して、お芝居で表現したいなと思っています。

――最後にドラマの見どころをお願いします。

佐藤:「あせとせっけん」はもともと読んでいた作品なので、自分自身も責任を感じていますが、自分が名取の人生を歩むんだったら、どう行動したいかなということをイメージしたり、大原さんと向き合ったときに感じるものを大事に演じています。

あと、渋江監督の発想とかひらめきが斜め上を行っていて、普通では考えられない展開が描かれているので、そこも見どころです。

大原:私も、監督が目に見えないにおいを映像でどう表現されているのかが楽しみです。あとは、真っすぐな二人のピュアな物語になっているので、見ていただいたらきっと“あせキュン”してもらえるかなと思います。

佐藤:絶滅危惧種のようなピュアなこの二人を大事にしたいですよね。本当にこの作品の世界が大好きで、楽しくて心が温かくなるシーンがたくさんあるのでぜひ見ていただきたいです!

「あせとせっけん」あらすじ

化粧品&バス用品メーカー「リリアドロップ」で商品開発プランナーとして働く、名取香太郎(佐藤寛太)は、香りの嗅ぎ分けを得意とする、究極の“においフェチ”。ある日会社の廊下で、とても気になる“におい”に出合ってしまう。

そのにおいに導かれるように近づいていくと、そこにいたのは経理部で働く、八重島麻子(大原優乃)だった。重度の汗っかきで小さい頃に「汗子」とからかわれた経験がある麻子は、汗やにおいにコンプレックスを感じていて、人目をはばかるように、こっそりトイレでデオドラント製品を使うことが日課。

ある日、念入りににおいケアをし、廊下を歩いていると、突然、香太郎からにおいを嗅がれ、「あなたのにおいにビビッときました」と言われるも、麻子は、不審に思い、その場を立ち去ってしまう。

その後も、香太郎は幾度となく麻子の“におい”を追い求め続け、商品開発のプレゼンのために「1週間嗅がせてほしい」と言われた麻子はその勢いに負けて、協力することに。そして香太郎は、本当に毎日麻子のにおいを嗅ぎにくるようになる。

一方、麻子は香太郎の商品開発への真っすぐな思いと、けなげな姿に次第に引かれるようになる。香太郎もまた“におい”だけでなく、麻子自身の魅力に気づきはじめ、ひょんな出来事から一夜を過ごしてしまい、“におい”でつながる究極のフェチラブストーリーが始まるのだった。

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