鴨頭嘉人、批判動画を“プライバシー侵害”として削除申請か YouTuberが怒りあらわに

クラウドファンディングを実施していた鴨頭嘉人

鴨頭嘉人とは、スキンヘッドがトレードマークの講演家です。
“炎の講演家”を称し、YouTubeやオンラインサロン、講演会で「成功するビジネス」に関する講演を行っています。
2012年にチャンネルを開設。2019年3月頃から、YouTube広告を積極的に活用したこともあってか急激に登録者数を増やし、2020年1月に登録者数100万人を達成しました。

そんな鴨頭は、今年2月18日に「#コロナ禍で苦しむ飲食店を救いたい -あなたの拡散や寄付が飲食店の力に-」を公開。
「飲食業界を元気にする」という名目で、「チップ文化を日本に導入する」ための資金を集めるクラウドファンディングを実施しました。
公式サイトによると、チップ制度を導入、そして継続させるための「応援チップキット」を飲食店に提供するとしていました。

ちなみにこのプロジェクトには、ホリエモンこと「堀江貴文」（登録者数110万人）や「西野亮廣」（同42万人）も協賛しているようです。（公式サイト）
結果、このクラウドファンディングは16日間で目標金額の200万円を大幅に超える1206万4000円を集め、大成功に終わりました。

YouTuberがクラファンを批判

しかし、このプロジェクトについて「怪しい」「意味不明」とする批判の声もあったようです。
元不動産会社経営者で、ビジネス系YouTuberの“闇を暴く”動画を投稿している「みねしましゃちょー」（登録者数4.8万人）は動画で、

話す内容は良いことも言うんですけど、やってることは全体的に、一歩俯瞰して見てみると胡散臭えなっていうのは思ってたんですよね。（中略）
（クラファンで集まった資金も）ちょっとポッケに入れちゃうのか…、キットなんかそんなに高くないんじゃないすか。会計も公表するわけでもないわけですし。

と、集まった資金の使い道に疑問を呈しました。

また、かねてより鴨頭に対して「得体の知れないヤバさを感じた」「危険な人センサー（中略）がビンビンに反応するんですよね」と懐疑的な目を向けていた、「幸福の科学」の総裁・大川隆法氏の長男「宏洋」（登録者数11万人）も動画を投稿し、鴨頭のプロジェクトを批判。
集められた資金が直接飲食店に配られるのではなく、「応援チップキット」という「よくわからないもの」として飲食店に提供されることに「かなり悪質な印象操作がある」と指摘し、

なんでクラファンでお金集める必要があるのって。（中略）チップ応援キットってなんだよって話で。（中略）
いろいろ話がおかしいからこれ騙されちゃいけない。　（中略）よくよく考えるとただお金を集めてるだけなんで。

と批判しました。

批判動画を「プライバシー侵害」で削除申請？

そして10月26日、みねしまが「鴨頭嘉人に圧力掛けられて動画消されます」を公開。
鴨頭を批判する動画に「個人のプライバシーを侵害しているとの申し立て」、実質的な“削除申請”があったと明かしました。

みねしまは、対象となっている動画の内容に関して「別に個人のプライバシー侵害してないよね」と主張し、

公になってる情報に対して「変だよ」って言ってるだけなんで。
どこがどう個人プライバシーの侵害なのかってのが全くわかりません。

と不服を唱えました。

また宏洋も同様に鴨頭から「個人のプライバシー」の侵害として動画の削除申請があったと報告。
「鴨頭嘉人、怪しいチップクラファンで750万円稼ぐがそこそこ炎上・・信者からの辛辣なコメントも【ホリエモン】【堀江貴文】【キングコング西野】」「鴨頭さん　数字が色々怪しい気がするのは気のせいかな？」をはじめ、合計6本の動画が削除対象となったそうです。

おい、鴨頭。お前調子乗んなよ。お前言ってることとやってること全然ちげえんだよ、この詐欺師がよ。

と怒りをあらわにしています。