佐野勇斗、衝撃シーンが話題に! 「ミステリアスな部分で物語に深みを出していけたら」<ドラゴン桜>
阿部寛主演のTBS日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系にて毎週日曜よる9時放送中)の初回が25日放送された。初回視聴率14.8%をマーク、ツイッターのトレンド1位になるなど、大きな盛り上がりを見せた。
中でも、佐野勇斗演じる元教え子の米山が、雨の中、桜木(阿部寛)の元を訪れ、命を絶とうとするシーンは大反響。今後、米山がどのように桜木とかかわっていくか、注目が集まる。今回は佐野に米山役を演じる心境と、自身にとっての忘れられない先生とのエピソードを教えてもらった。
――1話目の米山は、かなり不穏な登場の仕方をしましたね。
なんだか不敵な笑みを浮かべていましたね(笑)。桜木先生の指導を受けて30人程で東大を受験した中で、米山は唯一落ちてしまった人。首を切って自殺未遂しようとしてしまうシーンは、自分で台本を読んでいても衝撃的でした。そこからの米山は桜木先生に対して、どういう感情を持っているのか。果たして恨みを持っていて、先生の敵になるのか…。まだ僕も先の展開が分からないので、視聴者の皆さんと同じ立場で楽しもうと思います。
――16年前の『ドラゴン桜』にはなかった要素を担うんですね。
そうですね。林遣都さん演じる坂本と一緒に、ミステリアスな部分で物語に深みを出していければいいなと思います。かなり、やりがいがありますね。普段の僕を知ってくださっている方からするとミステリーな顔は想像できないと思うので、演じていても楽しいです。
――米山にとっての桜木先生はとても大きな存在ですが、佐野さんにとって忘れられない先生とは?
たくさんいらっしゃるなぁ。幼稚園で初めて受け持ってくれた先生や、小学校1、2年の担任の先生、中学・高校で出会った先生…。全員覚えているかもしれないです。今でも年賀状やメールのやりとりをしている先生も多いですし。
――先生と仲良くなるタイプの生徒でしたか?
自分で言うのもアレですけど、すごく先生に気に入られるタイプでした!(笑) どんなに怖い先生とも仲良くなって、他の子は宿題を忘れて怒られているのに、僕は怒られない、みたいな。なんかちょっと…姑息だったんでしょうね。普段からポイントを稼いでおいて、いざ失敗した時にそのポイントを使う、みたいな。本当に仲が良かったからこそなんですけど(笑)、そんな感じでした。
佐野勇斗「“人の運”が、すごくあるなと思います」
――行事などに積極的に参加する人でもあった?
そうです。学級委員長は毎年やったし、生徒会にも所属していたし。でも、かと言って真面目なわけじゃなかったんですよ。厳しくない僕を学級委員にすれば見逃してもらえることが多くなるから、みんなが僕を推薦してくれていたんです。
――コミュニケーション能力が本当に高い。
そうなんですかね? 特に高校の先生からは今も「この番組を見てるよ」「ドラマを楽しみしてる」といった連絡をくださっていて。担任じゃなかった先生などにも、勉強面ですごくお世話になりました。僕が通っていた学校に、いい先生が多かったのかもしれないです。
――それはきっと佐野さんの人徳ですよ。
そうだとしたらうれしいですけど、少なくとも常に周りの人に助けられる“人の運”が、すごくあるなとは思います。高校時代にその先生方に出会えたおかげでなんとか進級できて、受験にも成功したので。そうじゃなかったら僕、確実に留年していたと思う。救われました。
――先生から言われた言葉で特に覚えているものはありますか?
なんだろう…。まだクラス代表などもなかった小学1年生の頃に、先生に言われた「佐野ちゃんは将来、絶対に学級代表をやった方がいいよ」という言葉はすごくうれしかったので覚えています。いつもたくさん褒めてくれる先生だったんですよ。その先生のおかげで、いろいろなことを頑張ろうと思えました。あと「刑事ドラマに出て欲しいな」というのは、高校3年生の時の先生に言われました。芸能に疎い先生で、「俺、刑事ドラマしか見ないから。刑事ドラマに出てほしい」って(笑)。本当に素敵な先生ばかりでしたね。応援してくれる人が多くて、ありがたかったです。
――今、逆に佐野さんが誰かに何かを教えるとしたら、褒めて伸ばすタイプと厳しくするタイプ、どちらになると思いますか。
僕は絶対に褒めて伸ばします。というか、仲良くなるタイプです。一度「もし先生になったら、どういう先生になるかな」って妄想したことがあるんですけど、その時に出た答えがこれでした。時には厳しくするのも大事だと思うんですけど、思春期の生徒たちって天の邪鬼というか、「なんだよ、やりたくねぇ」って思う子も多いと思うので。むしろ仲良くなって「この先生のために頑張ろう」…までは行き過ぎかもしれないけど、ちゃんとした信頼関係を築いて、良い距離感でその子の良さを伸ばしていきたいですね。
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