アルスマグナ、メンバー全員の個性が光る新曲「Bim Bim Bump!」に込めたダンスへの想い
由緒正しき全寮制の共学高校「私立九瓏ノ主(クロノス)学園」 を舞台に活動する2.5次元コスプレダンスユニット・アルスマグナ。2020年には新メンバーが加わり、総勢11人と1匹に。
4月21日にはニューシングル「Bim Bim Bump!」のリリースが決定。アキラとタケルの初ダブルボーカルが実現する。
2.5ジゲン!!では神生アキラ、泉奏、新メンバーの小日向タケル、東郷スバル、津田ダイチ、宇迦野リンネの6人にインタビュー。なお、メンバーたちはMVの衣装を着用して取材を受けてくれた。ファンならば嬉しいサプライズではないだろうか。
彼らの和気あいあいとした雰囲気を感じつつ読み進めてみていただきたい。
『ダンスがしたい!』が起点の意欲作
――本楽曲の振り付けやMV収録時のお話を教えてください。
神生アキラ(以下、アキラ):以前までは毎日メンバーたちが集まって練習をしていたんですが、ここ最近は日にちを決めて短時間で集中するというようになりました。本番2〜3日前に全員が集まって振りを合わせたりだとか。
ダンスグループなので、このご時世の中だと全員が集まった時点でどうしても“密”になってしまいます。
これまでも自主練はそれぞれやっていたんです。でも練習して、一度家に持ち帰って落とし込んで、次の日にそれをみんなで確認して、という流れができなくなったんですよね。この「Bim Bim Bump!」の振り付けも去年の12月に始めたんですが、それが伸びに伸びて今やっと世に出ました。
――「Bim Bim Bump!」でよりパワーアップした部分をお聞かせください。
泉奏(以下、奏):フォーメーションです。5人のときは皆が同じ動きをする“群舞”を取り入れていたのですが、今回は11人ごとに役割を持たせています。個々の動きに責任が生まれたフォーメーションなので、大人数ならではの力強いパフォーマンスになったと思います。
東郷スバル(以下、スバル):僕たち新メンバーは、前回の(楽曲)「My Little HERO」に出演させていただいてはいるのですが、ここまでしっかりとダンス作品として携わるのは今回が初めてでした。
新メンバーも加えてフルで踊ったらどうなるのかというのが、構成・振り付けとあわせて見どころになってくるのではないでしょうか。
宇迦野リンネ(以下、リンネ):今回、衣裳がカラースーツと戦闘服の2パターンあるんです。衣裳が変わるだけで、雰囲気もガラリと変わるのでぜひ全パターンのMVを見比べて楽しんでみていただきたいなと思います。
――収録現場はどんな雰囲気でしたか?
アキラ:今回、2パターンの衣裳の映像をミックスしたMVを作るにあたって、同じダンスを衣裳だけ変えて繰り返し踊ったんです。
同じことの繰り返しって実は結構大変じゃないですか。どんなに好きなダンスであってもどうしてもメンタルが先にくるんです、フィジカルよりも。脳みそが先に疲れてくる分、現場が思いのほか静かでした(笑)。
奏:いつもならNGが出たら和むんですけどね。今回はみんなが集中して臨んでいたので、その余裕がなかったんですよね。このご時世的にはいい連携だったのかもしれません(笑)。
津田ダイチ(以下、ダイチ):初回限定盤AとBで、ソロダンスの部分があるんですが、各々のいい味が出ているではないかと。しかも、ほぼほぼみんな一発撮りだったんですよ!
スバル:……。
ダイチ:ただ、例外で1人だけ…。スバルくんだけいろいろな事情があって撮り直しがあったんですけどね(笑)。
新メンバーは現場でめちゃめちゃ緊張していました。もしかしたらMVの踊りからそれがファンの皆さんに伝わる人もいるかもしれませんね。緊張感を全く表に出さずに魅せている人もいましたが、そこも含めてメンバーによって色が全然違うソロダンスを見ていただけると思います。
スバル:ソロダンスのパートの撮影はMV収録日の序盤の方で、その日の空気感とかが出来上がっていないタイミングだったのですごく緊張しました。しかも他のメンバーが見守っている目の前で1人ずつ踊っていくんですよ(笑)?
小日向タケル(以下、タケル):ほんと嫌でしたね、あの状況は(笑)。
スバル:その割に「ねぇねぇ、スバル。俺、ソロダンスの振り考えてみたんだけど見てみてくれない?」とか言っていたけどね。
リンネ:しかもその音源、僕の携帯から流していたんですよね。「リンネ、ちょっと(曲)流して〜」「え、あ、え、分かりました」って(笑)。
タケル:やっぱり、緊張を一回崩しておくのって大事じゃないですか。
ダイチ:でも1番(タケルが)緊張していた気がするけど。
スバル:今回彼はダブルボーカルだったから、ダンス以外にも必然的にやることが増えるわけで…いろんな神経を使ったんじゃないですかね。
タケル:そうなんですよ〜。目線もカメラに向けて歌ったりしなきゃだし。
アキラ:いや、プロとして当然だからね? そこは(笑)。NGを出していたところもあったからな?
奏:面白いのが、撮影中に僕たちも「大丈夫ですか?」って合間に声かけたりしたんですけど、すごく平気そうに「大丈夫っす」って反応で。強がっちゃうところが小日向くんのいいところです。もうちょっと周りに甘えても良いのになって思いますけど。
スバル・ダイチ・リンネ:先輩、ありがとうございます!
タケル:ええ〜。
一同:(笑)。
奏:でもソロダンスでは本当にすごく個性が出るんです。技術的な面でいうと「この人はこの音で(テンポを)取っているんだ」とか。表現方法だとパッションやキャラクターで魅せている人もいたり。
「アルスマグナってこんな個性的な集団なんだ」と思っていただけるだろうし、その中で「あ、自分はこの人が好きだな」というのも見つけてもらえたりするのかなと思います。
――今回の振り付けは九瓏ケント先生が担当されたのでしょうか?
アキラ:僕たちアルスマグナって、都会派じゃないので…それがカッコ良さなのかなって思っていたんですけど。
今回の「Bim Bim Bump!」はまず「ダンスがしたい!」という想いから始まったんですよね。“ダンスMV”を作るってなったときに、これって特別なことだから今までと違った色をアルスマグナに入れてもらおうという考えから、別の方に振り付けをお願いしたんです。
だから僕たちから「こういう振り付けがいいです」っていうオーダーは全くなく、あくまで楽曲のイメージとダンスとを大きなテーマにして、アルスがそれを取り入れて実際にやってみるとどうなったのかというのが、このMVで形になっています。
いわゆる、今回は初めての発注? 外注? になりました(笑)。
一同:(笑)。
奏:これまでは「アルスってこうだよね」というのを汲み取って作っていただいていたのを、今回は「こういうアルスが見てみたい!」ところから出来上がっています。
メンバーも加わったことでより新しいアルスマグナをお見せできる機会になったんじゃないかないでしょうか。
ファン(メイト)へのメッセージ
――最後に本楽曲DVDを手にするメイトの皆さんへメッセージをお願いします。
スバル:すごく色濃いMVになっているかと思います。ダンスはもちろん、歌詞からも分かるようにノリも抜群なので、こういう時代ではありますが、僕たちのこの曲でみんなで盛り上がっていただければ嬉しいなと思います。
ダイチ:衣装、曲、ダンス全部が中毒性の高いものに仕上がっているかと思います。一度MVを見たら頭からフレーズが離れなくなるはず。きっと余計にアルスのライブを見に来たくなっちゃうのではないでしょうか。絶対に損はさせないので、ぜひよろしくお願いします!
リンネ:まだまだ不安なご時世は続いてはいますが、気持ちが晴れる明るい曲になっています。ぜひこの「Bim Bim Bump!」をお聞きいただき、一緒に歌って踊ってもらえたら嬉しいです。いつか皆さんとライブでお会いできるようになったら、一緒にこの曲で楽しい気分になれればと思います。よろしくお願い致します。
タケル:今回初のWボーカルとしてこの曲をリリースさせていただきます。アルスマグナの新たな可能性を見出していただけるのではないでしょうか。僕自身、心を込めて歌いましたし、僕以外のメンバーのキャラクターを改めて見て知っていただけるのではないかなと思います。なので、ぜひぜひ一人一人の細かい振りまでチェックしてみてください!
奏:今これを読んでくださっている方には、すでに僕たちを知ってくださっている方も、はじめましての方もいらっしゃるかと思います。アルスマグナは「出会ったからには必ずあなたを楽しませるグループ」です。
昨今はできることが制限されてきてしまって、日常生活に色が失われてしまっている方も多いのではないでしょうか。
この楽曲のジャケットを見ていただければ分かると思うのですが、とてもカラフル。メンバー11人に1匹のうさぎのぬいぐるみがいます。少なからず12色の色があなたの生活に加わるかと思います。この曲を通じて、少しでもあなたの心と生活が色づいていただければと思いますので、どうぞ、よろしくお願い致します。
アキラ:ダンス部から生まれた僕たちアルスマグナですが、一度、いろんなことを取っ払って、どうか、このダンスを真似してみてください。そして…どうか、SNSで拡散してください(笑)。
ダンスって難しいものじゃなくって、純粋に楽しむものだから、ぜひ「Bim Bim Bump!」を通じて笑顔になってください。よろしくお願いします。
* * *
「Bim Bim Bump!」は4月21日(水)に発売。2011年の結成からとどまることのない彼らのパフォーマンスと熱量は、きっとこれからもメイトに笑顔と元気を与え続けてくれるはずだ。彼らの今後の活動から目が離せない。
取材・文・撮影/ナスエリカ
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