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“大型新人”西垣匠が俳優として活動開始!「いつかヒーロー役でマーベル作品に」
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フェンシング日本代表にユース枠で選ばれた実績を持つ西垣匠が、俳優として東宝芸能からデビュー。西垣は、同事務所に所属する人気女優・浜辺美波と同じ石川県出身で、現在は慶應義塾大学に通う現役の大学4年生だ。2019年に「ミスター慶應コンテスト」でグランプリに輝き、すでに、町田啓太主演ドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」やSEKAI NO OWARI「YOKOHAMA blues」のショートドラマに出演。4月25日(日)スタートの日曜劇場「ドラゴン桜」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※初回は25分拡大)への出演も決まっている。俳優として新たな一歩を踏み出した西垣に、今の心境を語ってもらった。
――芸能活動を始めた感想はいかがですか?
まだ実感がなくて「西荻窪 三ツ星洋酒堂」の放送を見た時に、映っている自分がいることがすごく不思議でした。現実味が1つもなくて「わ~映ってる」って。でも、うれしかったですね。映っていることがうれしくて、少なくともお芝居を自分で見ていられるレベルだったので良かったです。たぶん、こういうことが積み重なって、徐々に実感していくのかなと思っています。
――俳優志望ということですが、なりたいと思ったきっかけはありますか?
もともとすごく映画が好きで映画監督になりたいと思っていたんです。小さい頃に見た「スパイダーマン」の映画を見てヒーローに憧れていて。その後フェンシングに打ち込んでいたので機会がなかったんですけど、19歳の時に年齢的にもぎりぎりだろうなと思い始めてミスター慶應コンテストに挑戦したんです。それがきっかけで表舞台に出たいと思うようになって、芸能界に興味を持つようになりました。
――意識とともに変わったことはありますか?
映画の見方や視点は変わりました。どういう作品が求められて評価されているのか、自分だったらこの役をどう演じようかとか、純粋に作品として楽しむ視点もありつつ、役者の視点も持つようになりました。
その中で、興味を持った役は演じてみて自分で撮ったものを確認したり、まだ実際の表情と自分が思っている表情が違っていたりするので練習しています。あとエンドロールを見るようになって、好きな監督や脚本家の作品は調べるようになりました。
最近だと脚本家では「コンフィデンスマンJP」や「リーガル・ハイ」の古沢良太さん、監督では「横道世之介」の沖田修一さんの作品が好きです。
――多くの作品を見る中で、挑戦したい役などは見つかりましたか?
実はサイコパスな役をやってみたくて、自分でも想像がつかないのでどんな感じになるのか見てみたいです。あと、かっこいいけどちょっと抜けているみたいな、愛される3枚目の役を演じる岡田将生さんに憧れているので、そういう役もやってみたいです。
――表の舞台に立つようになって始めたことはありますか?
筋トレを始めました。事務所に入った時は痩せていて朝起きるのがつらかったり、体調が安定していなくて。
でも、今はトレーナーさんに指導していただき、健康的に少しずつ筋肉を増やしています!追い込んでいる最中なので筋肉痛がつらいですね(笑)。
――活躍していくに当たって、これからどのような役者を目指していますか?
末永く愛される役者になりたいと思っています。そのためには謙虚な姿勢が大事だと思っているので、現場でのあいさつをしっかりして、積極的にコミュニケーションを取りたいと思っています!あと笑顔の方がきっと現場の雰囲気も良くなるはずなので、そこも大事にしていこうと思います。
――意識の高さに驚かされますが、現場では緊張されないのですか?
人生で一番緊張したのはフェンシングの試合の時だと思っていて、あの緊張感を上回ることはそうそうないだろうなと思っています。
――学生時代はフェンシングに打ち込まれたそうですね。思い出に残っていることは何ですか?
今でも覚えているのは初めて優勝した決勝戦の時です。すごく濃い試合でゾーンに入ったなと思った試合でした。フェンシングはタイミングが重要なスポーツで相手が反応できない瞬間というのがあるんです。
特に前足が浮いたタイミングでは動けないんですけど、その瞬間が全部分かるようになって、今まで一回も勝ったことがない相手だったのに5点差から逆転しました。最後の1本勝負で勝った時の感動は一生忘れられないですね。
――最後に、今後の目標を教えてください。
日本人では浅野忠信さんがマーベル作品に出演されているのですが、僕が映画に興味を持ったきっかけもスパイダーマンだったので、いつかヒーロー役でマーベル作品に出演することが夢です。
◆取材・文・撮影=永田正雄
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