話題の18歳シンガー・Ado、大ヒット曲「うっせぇわ」は「フレーズごとに声色を変えています」<初耳学>
デビュー曲「うっせぇわ」が社会現象を巻き起こしている18歳のシンガー・Adoが、4月18日の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、自身のこれまでや「うっせぇわ」の歌い方へのこだわりを明かした。
「声だけでこんなに人を魅了できるんだ」
Adoは2020年10月、「うっせぇわ」をリリースしメジャーデビュー。現在、MV&ストリーミング再生数は1億回を超え、芸能人やYouTuberがこぞって「歌ってみた動画」を投稿するなど話題沸騰のアーティストだ。
だが、MV映像はアニメーションのみ、アーティスト写真もイラストで、その素顔は謎に包まれている。分かっているのはこの春高校を卒業した18歳ということ。そんなシンガー・Adoに林先生が迫った。
アーティスト名の“Ado”は、狂言からとった。狂言では、主役をシテ、脇役をアドと呼ぶ。Adoはその由来について「最初、意味も分からず小学生の時にただ単に響きで(Adoと)つけたんですけど、(今は)私の曲を聞いてくださる方々の代わりに戦える存在、誰かの人生の脇役になれたらいいかなと思って。後付けですけど」と打ち明けた。
歌手を志したきっかけは小学1年生の時。いとこに勧められてボーカロイド(歌詞とメロディーを入力するとパソコン上でキャラクターが歌う音声合成システム)に興味を持ち、小学校6年生ごろには高音で早口のボカロ曲を歌いこなす歌い手が存在することを知った。
「顔も姿も分からなくても、声だけでこんなに人を魅了できるんだ」と触発されたAdo。動画投稿サイトで彼らの音楽を聴くうち、自分も挑戦したいという思いが芽生えた。
「当時、自分自身にまったく自信がなかったんですけど、もしかしたらこれなら私にもできるかもしれない、目立ちたい、チヤホヤされたいと興味を持って、自分も歌い手になろう、と」。高校進学の前後からは、自宅クローゼットで録音し歌唱動画の投稿を始めた。
「うっせぇわ」は「“遮断力”を表現した曲なんじゃないかな」
高音、早口のパッセージが続く「うっせぇわ」は、Ado自身も「正直とっても難しい」という超難曲。歌う時に気を付けていることを林先生に問われると、Adoは「フレーズごとに声色を変えています」と明かした。
「歌詞にはやっぱりストーリーがあるというか、ここは悲しい気持ち、ここはちょっと怒っている、サビではもっと怒っている…みたいに、曲の中でもストーリーでコロコロ変わると私は思っているので、その歌詞に合わせた歌声というか。自分なりに歌詞を表現しています」というAdo。レコーディングは一人で行い「特にディレクションはありません」と、驚きの舞台裏も打ち明けた。
林先生は、「うっせぇわ」の歌詞にも感銘を受けた様子。「今の社会ってインターネットが発達して、特に親しくない人が急に関わってきたりとか、自分が広げたくない人間関係が妙な方向に拡大したり、本来悩まなくていいことで悩まなきゃいけないストレスが増える時代だと思うんです。だから僕は“遮断力”というものが必要だと思っていて。その“遮断力”をちょっと過激な表現で表した曲なんじゃないかな」と、ヒットの要因を分析した。
「私ってそんなにダメな人間なのかなって悔しくて」
「もともと表に出るような人間ではなかった」というAdo。動画再生回数が伸びず苦しんだ時期もあったが、心の支えになったのは「今までの自分を覆したい」という強い思いだった。
「学校の先生に『コミュニケーション能力がない』って言われたりして、私ってそんなにダメな人間なのかなって。それがとても悔しくて」。その悔しさをバネにクローゼットから発信し続けた結果、レコード会社の目に留まり道が開けていったという。
将来の夢は「さいたまスーパーアリーナでライブすること」という18歳。そんなAdoは、予備校講師でもある林先生に「20代、30代とかになってこれは待ち構えておいた方がいいものってありますか?」と逆質問。
林先生は、「18歳で一気に(トップアーティストに)行ったというのはとてもいいことであり、全てがちょっと早すぎたっていうことが、もしかしたら後から起きるかもしれないですよね。その時に、『今まではあまりにもスピードが速すぎた、少しちょっと止まって今できることはなんだろう』ってゆとりを持てる人は、いったん止まってもまた成長しますよね。そこで『今までこんなにうまくいっていたのに、なんでこんなに急に』って、起きたことを批判するような、そういう人は意外とそこで止まる」と、人生の先輩としてアドバイスを送った。
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