山田裕貴主演「ここは今から倫理です。」生徒役キャスト11人発表 メインビジュアルも解禁
2020.12.15 12:00
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俳優の山田裕貴が主演を務めるNHK総合よるドラ『ここは今から倫理です。』(2021年1月16日スタート/毎週土曜よる11時30分~/全8回)のメインビジュアルが解禁。さらに、生徒役キャスト11人が発表された。
今作は、20代を中心に異例の人気を誇る雨瀬シオリの異色の学園コミック『ここは今から倫理です。』を、アニメ界でも活躍する気鋭の劇作家・高羽彩の脚本で実写ドラマ化したもの。日々価値観が揺さぶられ「万人の万人に対する闘争」(ホッブズ)が起こり続けるこの世界に、新時代のあるべき「倫理」を問う。誰も見たことの無い本気の学園ドラマとなっている。
読んでみたら、好きでした。常に「正解」を求められることに慣れすぎた私たちは、「正解」に価値があるんだと思いすぎています。けれどこの作品は、「考えることそのものに人間としての価値がある」ということを「学園ドラマ」という優しい形で思い出させてくれます。好きな作品のドラマ化に自ら関われる幸運に感謝しています。正解の無さ、に疲れた人たちに、この作品が届いてくれることを願っています。
山田裕貴、日本社会の現実の生々しさを表現
今作で扱われる問題は、“いま”日本社会で現実に起きていることであり、私たちの課題だ。その生々しさを表現するため、写真家の中村力也が、山田演じる倫理教師・高柳の姿を自然光の中フィルムカメラで撮影した。ドラマでは「倫理は選択科目ですが、じつは人生における必修科目です」という高柳の台詞がある。こんな世の中だからこそ、高柳先生の授業に注目だ。茅島みずき・池田朱那らが生徒役に決定
高柳の倫理の選択授業を受ける11人の生徒たち。それぞれの生徒が主役であるという思いで、実際の高校生世代を中心に何度もオーディションが行われキャスト陣が決定。逢沢いち子(あいざわ・いちこ)役を茅島みずきが、谷口恭一(たにぐち・きょういち)役を池田優斗が、間幸喜(はざま・こうき)役を渡邉蒼が、深川時代(ふかがわ・ときよ)役を池田朱那が、近藤陸(こんどう・りく)役を川野快晴が、山野亮太(やまの・りょうた)役を浦上晟周が、高崎由梨(たかさき・ゆり)役を吉柳咲良が、都幾川幸人(ときがわ・ゆきと)役を板垣李光人が、曽我涼馬(そが・りょうま)役を犬飼直紀が、田村創(たむら・はじめ)役を杉田雷麟が、南香緒里(みなみ・かおり)役を中田青渚が演じる。11人がドラマを通してどう成長していくかにも注目だ。(modelpress編集部)脚本・高羽彩コメント
小4の頃、宇宙の外には何があるんだろうと考えて眠れなくなったことがありました。そのとき一応、自分なりの答えは見つけたものの、親に話しても友達に話しても私が期待していたようなリアクションは返ってこず(スゴい大発見だね!的なリアクションを期待してたのに)ひどく落胆したのを覚えています。あれから私は哲学的な問いから目を逸らし続けてきました。必死になって考えたところで、どうせ「正解!」とマルをつけてもらうことはできないんだから、と拗ねたような気持ちで。それなのに本屋で平積みにされた『ここは今から倫理です。』の前で、自然に足が止まりました。タイトルが目から飛びこんできて、脳の隅で小4の私が「これ絶対好きだよ!」と囁きました。読んでみたら、好きでした。常に「正解」を求められることに慣れすぎた私たちは、「正解」に価値があるんだと思いすぎています。けれどこの作品は、「考えることそのものに人間としての価値がある」ということを「学園ドラマ」という優しい形で思い出させてくれます。好きな作品のドラマ化に自ら関われる幸運に感謝しています。正解の無さ、に疲れた人たちに、この作品が届いてくれることを願っています。
演出・渡辺哲也コメント
高羽彩さんの作品は、常に話が面白く、そして考えさせられる…物語に期待することは煎じ詰めればその二つなのだと見る度に思わされます。高羽さんと「哲学をテーマにした目の離せない物語だ!」と、雨瀬シオリさんの漫画で盛り上がったのは2年前。それからタイトルにある「今」が変わっていく中、高羽さんは「考えること」「対話すること」を鮮やかに面白い物語に仕上げてくれました。その脚本を基に、キャストとスタッフも現場で「対話」を重ねています。主役の山田裕貴さんも、普段話すテンションからは想像しがたいですが、会うほどに「高柳」な人。なんだかみんなで楽しく哲学しています。1話29分、青春エンターテイメントです。制作統括・尾崎裕和コメント
企画当初は、この社会に「倫理」を問うドラマだと思っていました。でも違いました、問われているのはドラマを作っている私たちでした。雨瀬シオリさんの『ここは今から倫理です。』という原作が投げかける倫理的な問いは鮮やかで…深く重い。脚本の高羽彩さん、主演の山田裕貴さんをはじめとするキャスト、スタッフみんなで考え続けています。放送が出る最後の瞬間まで、多分放送が終わってからも私たちは考え続けると思います。考え続けることだけが唯一の「倫理」だと信じて。
【Not Sponsored 記事】
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