竹野内豊、黒木華(C)フジテレビ

竹野内豊、11年ぶり月9主演決定 黒木華と初共演<イチケイのカラス>

2020.11.30 06:00

俳優の竹野内豊が、2021年4月から放送されるフジテレビ系月9ドラマ「イチケイのカラス」で主演を務めることが発表。月9初出演の黒木華と共演を果たす。


竹野内豊主演「イチケイのカラス」

これまで弁護士、検察官が主人公のリーガルドラマは数多く放送されてきたが、裁判官を主人公として描く民放連続ドラマは意外にも今作が初。馴染みが薄く、冷たいエリートと思われがちな裁判官と裁判所書記官だが、今作では彼らの人間臭く温かみのある活躍に光を当てる。

竹野内は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官・入間みちおを演じ、公平さを象徴する黒色の法服に身を包む。自由奔放で型破りなみちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカル、ビターに描く、全く新しい爽快リーガルエンターテインメントがここに誕生する。

竹野内豊、11年ぶり月9主演

竹野内が月9に出演するのは、上戸彩と共演したラブストーリー「流れ星」(2010)以来実に11年ぶりとなり、連ドラ出演は「義母と娘のブルース」(TBS/2018)以来3年ぶり。これまで教師、刑事、弁護士、タクシードライバーなどさまざまな役どころを演じてきた竹野内だが、裁判官役は自身初めてとなる。

初めて法服を身にまとったときの感想について「袖が広がっていて、手を広げると本当にカラスのようです」とコメント。実はこの入間みちおというキャラクター、原作上は主人公ではなく、眼鏡をかけた小太りな中年裁判官として描かれているが、原作者の了承のもと、ドラマでは主人公に据え、魂はそのままに風貌を大胆にアレンジされている。

黒木華、竹野内豊と初共演

そして、そんなみちおと真逆タイプの裁判官なのが坂間千鶴。男性社会の法曹界において若くして特例判事補になった優秀な女性だ。東大法学部出身で将来を約束されたエリート中のエリートだが、冗談が全く通じない堅物なタイプで、「裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が維持されている」と強烈に自負している。

坂間千鶴を演じるのは黒木。主演ドラマ「凪のお暇」(TBS/2019)以来2年ぶりの連ドラ出演となり、月9には初出演。フジテレビ系連続ドラマへの出演は2013年放送の「リーガルハイ(第2期)」以来8年ぶり2作目。

竹野内とは初共演で、黒木にとっても裁判官を演じるのは初めてのこと。また、この坂間というキャラクター、実は原作上の性別は男。坂間真平という堅物な裁判官として登場するのだが、こちらも原作者の了承のもと、ドラマでは性別を女性にし、坂間千鶴という新たなキャラクターとして描いていく。

「イチケイのカラス」脚本は?

原作は浅見理都氏により2018年に発刊された人気コミック「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)。脚本は浜田秀哉氏、劇中音楽は服部隆之氏が務める。

なお、竹野内と黒木は11月にクランクインし、現在撮影中である。

竹野内豊コメント

― 台本を読んだ感想

今まで、裁判官の方にはお会いしたこともなければ、刑事裁判官という職業に焦点が当たった連ドラも今までなかったので、台本を読んで、勉強になりました。イチケイメンバーの会話のテンポも良く、一人一人のキャラクターが生きているので、これは面白い作品になるだろうなと思いました。

― 法服を着てみての感想

袖が広がっていて、手を広げると本当にカラスのようです。

― 現場の雰囲気について

とてもいい方たちばかりです(笑)。まだ、発表できていないイチケイメンバーの方たちも個性的で、イチケイメンバーがそろった時のオフの会話が本当に面白く、笑いの絶えない現場です。

― 共演者の黒木華さんについて

変幻自在に役を演じられる日本で貴重な女優さんで、いつか共演してみたいと思っていた方でしたので、今回ご一緒できてうれしかったです。

― 演じるうえで心がけたいこと

人の今後の人生を左右する職業なので、型破りな役ですが、そこは丁寧に演じていかなければと思っています。

― 視聴者へのメッセージ

刑事裁判官に焦点を当てた連続ドラマは初めてとなります。裁判官も、ご覧になってくださる視聴者の皆様と同じ1人の人間だと思うので、“人を裁く”ということがいかに難しいかということを、一緒に考えていけるような作品が作れたらすてきだなと思います。

黒木華コメント

― 台本を読んだ感想

イチケイの皆が個性的で、面白いなと思いました。裁判官という中々取り上げられていない仕事にフォーカスがあてられているのも興味深かったです。

― 法服を着てみての感想

袖を通すとやはり気が引き締まります。中々着る機会がないと思うので、ありがたいです。

― 現場の雰囲気について

撮影が始まってまだ数日ですが、和気藹々としています。

― 共演者の竹野内さんについて

今回初めてご一緒させていただきましたが、みちおさんを独特な雰囲気や、間で、魅力的に演じてらっしゃってすごく楽しいです。

― 演じるうえで心がけたいこと

ただ堅いだけでなく、正義に対して熱い坂間を人間らしく演じられたらと思います。

― 視聴者へのメッセージ

個性的なイチケイの皆と、普段あまり触れることの少ない裁判官という仕事を楽しみつつ見ていただけたらと思います。
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