菅田将暉「3年A組」が2冠 「伝わらなかったらやめようと…」<東京ドラマアウォード2019>
2019.10.28 17:00
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俳優の菅田将暉が28日、都内にて行われた「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2019」のメインイベントである「東京ドラマアウォード2019」授賞式に出席。主演ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ)が、今年の作品賞<連続ドラマ部門>グランプリ、そして個人でも同作で主演男優賞を受賞した。
菅田将暉主演『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』
今作は、菅田演じる教師が、卒業式の10日前に生徒29人を人質にとり、数か月前に命を落とした生徒、景山澪奈の「死の真相」について「最後の授業」を行うという物語。いじめやSNSの怖さについて言及したメッセージ性の強い内容と、映像界を牽引していく若きスターが生徒役を演じたことが話題を呼び、特に若い世代に支持を集め、菅田の鬼気迫る熱演には絶賛の声が寄せられた。スーツ姿で登壇し、トロフィーを受け取った菅田。司会の石坂浩二から「芝居は時代によって違うと思うんですけど、あなたを見てるとまた次の世代の演技だと思ってしまう」と絶賛を受け、「演技派ですね」とマイクを向けられると、「それでマイクを向けられるのも照れます」と照れ笑い。
そして、「この作品ではかっこよく見せることをやめていたのでは?」と聞かれると、「外側の仮面を全部剥ぎ取って僕らの思う当たり前の哲学を発信しようと言うだけだった。スタッフともどもこの哲学が世の中に伝わらなかったらやめようと思ってやっていました」と作品にかける思いを語った。
作品賞グランプリの表彰時は、脚本の武藤将吾氏をはじめ、プロデューサー陣と再び登壇。
さらに、山田孝之とのW主演ドラマ『dele』(テレビ朝日)も連続ドラマ部門優秀賞を受賞し、計3回ステージに登壇。石坂が「映画のようだった」と感想を告げると、菅田は「映画の現場って感じでした。贅沢な環境で1カメでゆっくり撮っていくという」と頷いて振り返った。
『3年A組』がグランプリ&『透明なゆりかご』が3冠
今年で12回目となる「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰している。主演女優賞は『透明なゆりかご』(NHK)の清原果耶で同ドラマは同賞のほか、優秀賞、脚本賞(安達奈緒子氏)で最多3冠を獲得。助演男優賞は 『初めて恋をした日に読む話』(TBS)の横浜流星、助演女優賞は『獣になれない私たち』(日本テレビ)の黒木華が受賞した。(modelpress編集部)
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