山本KID徳郁さんの闘病生活 ダルビッシュ有らが思いを語る
2019.01.09 09:21
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8日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース 今年も笑いあり涙あり 有名事件の真実 新春4時間スペシャル」(19:00~22:54)は、昨年9月に惜しまれながら41才の若さで亡くなった格闘家・山本“KID”徳郁さんを特集。義理の弟にあたるダルビッシュ有や、姉で格闘家の山本美憂らがKIDさんへの思いや最後の日々を語った。
ダルビッシュ有が支えたKIDさんの闘病生活
KIDさんは妹・聖子の夫であるダルビッシュにとって義理の兄にあたる間柄。聖子と交際を始めた当初は「近づくのはやめてくれ。遊びなんだったら離れてくれ」と釘を刺されたこともあるというが、義兄としてそばで過ごすにつれ「人に対して凄く寛容」な優しい人柄であるとわかったのだという。「格闘技界のレジェンドのような人が自分の家族になったというのは信じられない感じ」だったと語ったが、KIDさんは癌の宣告を受け闘病生活に。その後、マスコミの目を逃れゆっくりとした療養生活を送るためにグアムで暮らすことになったKIDさん一家。しかし、その際すでに病状が悪化していたKIDさんは普通の飛行機では搭乗不可能な状態。そのため、ダルビッシュが医療用のチャーター機を用意、さらに滞在先の家や車、グアムでの主治医の手配までしたことが明かされた。
「最初にガンと聞いた時から1分1秒でも、奥様とお子さんたちと一緒に時間を過ごしてもらえるというのがゴールだった」と語ったダルビッシュにとって、「お金を渡すっていうのは自分の寿命を渡すことだと思っているので、自分としてそれだけ価値のある人だった」とKIDさんをサポートすることは家族となったKIDさんへの愛情と尊敬ゆえだと明かしたが、金銭的な援助をしたことは最後まで明かさなかったのだという。
ダルビッシュ・聖子夫妻から天国の兄・KIDさんへ
また、KIDさんが主催した若手格闘家を育成し総合格闘技を広めるための総合格闘技大会「KRAZY LEAGUE」についても、KIDさんが帰国が許されない健康状態だったため、クラウドファンディングで集めた開催資金を返金しなくてはならなくなった際、療養中のKIDさんにストレスを与えないよう「俺が出せばいいじゃん」と支援してくれたのもダルビッシュだったことも、聖子から明かされた。ダルビッシュは、天国のKIDさんに向けて「ご家族に対して自分たちがしっかり見守っていきますから心配しないでくださいと言いたい」と頷いた。魔娑斗「戦友」とKIDさんに敬意
KIDさんの死からわずか12日後には「一緒に戦わなきゃ」「絶対勝つから見ててね」という思い出リングに上がり、見事勝利をおさめた姉・美優はコーチでもあった兄を思い「満点はなかなかもらえないってわかってるけどノリ(KIDさん)がそばにいてくれてるのがすごくわかるから、頑張る」と涙ながらに口に。また、スタジオではよきライバルであった格闘家・魔娑斗がKIDさんを「戦友」「格闘技で成り上がっていこうっていう同じ目的を持っていた仲間」と称し、KIDさんに敬意を捧げた。(modelpress編集部)情報:日本テレビ
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