犬飼貴丈「仮面ライダービルド」から奥野壮「仮面ライダージオウ」へバトンタッチ 熱い絆見せる

「仮面ライダー」バトンタッチイベントに豪華集結

最終回目前で大きな盛り上がりをみせる「仮面ライダービルド」から、平成仮面ライダー20作目となる最新作「仮面ライダージオウ」（9月2日あさ9時スタート）へのバトンタッチを記念した同イベントには、まずビルドチームの3人が登場。26日に最終回を迎えるが、この1年間を振り返り同作は自身にとってどんな作品だったか質問されると、犬飼は「『仮面ライダービルド』は、自分に一から仮面ライダーのことを教えていただいた、まさに僕をビルドしてくれた作品だなあと思います」と答え、MCから「うまいこと言いますね」と褒められると、「あざまーす！」と軽快に返して会場の笑いを誘い、武田から「解放されてテンション高めだね」と突っ込まれた。

最終回はどうなるのか聞かれた犬飼は「ネタバレはできないので、ちょっと広くなってしまうんですけれども」と前置きをし、「物語の終わり方というものが、ものすごく美しいというか、僕は好きで、台本を読ませていただいたときに鳥肌が立ったような感覚に襲われました」と吐露し、「そこ（終わり）に向けての1年間だったので、物語としてそれをメインに見ていただければなと思います」とコメントした。

そして奥野もステージに呼び込まれ、犬飼から「1年間、よろしくお願いします」とバトンを受け取った奥野は「ビルドが終わるのかという寂しい気持ちもあり、でもこれからジオウがやっと始まるのかと思うと楽しみで、嬉しい気持ちです」と笑顔を見せ、バトンを渡した気持ちを尋ねられた犬飼は「1年前に僕も（今年より）もうちょっと小さかったんですけど、飯島（寛騎）からバトンを渡していただいて、もらったときはただのバトンに見えていたんですけど、今日、改めて1年経って渡してみると、1年間の重みがバトンに詰まっていて、ただのバトンじゃなくて、いろんな人々が繋いできたバトンを僕が1年間持って、それを奥野君に託したんだなという気持ちが今、湧いてきています」と感慨深げに語った。

後輩ライダーへエール

「仮面ライダージオウ」には「仮面ライダービルド」のメンバーとの共演もあるが、先輩ライダーと共演した感想を聞かれた奥野は「僕が共演して印象的だったのは…」とコメントしたところで、外でパトカーのサイレン音が鳴り響いて思わず吹き出してしまう面々だったが、すかさず犬飼は「しょうがない。内容は事故ってないですからね」とフォロー。そして奥野は「桐生戦兎と万丈龍我が2人同時変身するところがあるんですけど、それを見たときにお2人の息がピッタリなんですね。1テイクで成功していて、ゲイツと僕はこれが1年の壁なのかなと感じました」と舌を巻き、それを聞いた犬飼は「一安心ですね。1年間1人でやってきたので、それが形になって出てよかったなあと思いますね」と安堵していた。

さらに、後輩ライダーの奥野へアドバイスを求められると、武田は「プライベートでもライダーらしく振る舞うことですね。人間なので不機嫌なときがあると思う。でもそういうときに声を掛けられたら『なに？』って言ってあげないと。間違っても不機嫌にしちゃうとすぐ拡散されちゃうから」とコメントして笑わせ、「そういう意識を持つことで仮面ライダーという作品に向かっていけると思うから、ぜひ頑張ってください」とエール。

赤楚は「常磐ソウゴ役を演じられるのはあなたしかいないので、1年間ハードなスケジュールですけど、お体を大事にしてください」とメッセージを送り、犬飼は「先輩といっても1年しか変わらなくて、技術的なアドバイスは何もできないんですけど、ものすごくスタッフさんとか監督とか、ジオウに関わってくれている人たちというのは、妥協しないし、すごく真剣だし、そういうプロフェッショナルな人たちの背中を1年間見られるというのは、ものすごくためになることだと思うので、しっかりと皆さんの背中を見ていてほしいなと思います」とアドバイスした。

また、「仮面ライダージオウ」を通して子どもたちに伝えたいメッセージを聞かれた奥野は「常磐ソウゴは夢にまっすぐなやつなんですけど、夢にまっすぐになることの素敵さ、1つのことをまっすぐ続けられることは素敵なことだと感じてもらえたらなと思います」と目を輝かせた。

最後に犬飼は「仮面ライダービルドは終わってしまいますが、仮面ライダージオウが新たに放送されるということで、仮面ライダーシリーズをよろしくお願いします。仮面ライダーは永久に不滅です」と言葉を残し、奥野は「ビルドが終わってしまうさみしさはあるんですけど、9月2日からジオウが始まりますので、ぜひ見てください」とアピールした。（modelpress編集部）