小泉今日子、宮藤官九郎と「あまちゃん」以来のタッグでドラマ主演 満島ひかり・菅野美穂らと共演<監獄のお姫さま>
2017.07.26 06:00
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女優の小泉今日子が、10月スタートの新火曜ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系/毎週火曜よる10時~)で主演を務めることがわかった。脚本は宮藤官九郎氏が担当する。
目次
ドラマは、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇。罪を犯してしまった、生きることに不器用な人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として描くとともに「人はなぜ生きるのか?」「幸せってなんだろう?」という真面目なテーマを、面白く、明るく、そして深く問いかける。
小泉今日子、16年ぶりTBSドラマ主演
小泉がTBSドラマで主演を務めるのは、2001年に放送された「恋を何年休んでますか」以来16年ぶり。また、小泉と宮藤氏のタッグは2013年上期に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」以来、TBSでは2003年10月クール放送の「マンハッタンラブストーリー」以来14年ぶりとなる。今回のオファーに、小泉は「久しぶりの宮藤官九郎さんの脚本です。脚本通りに演ずれば面白いこと間違い無しだと思ってます。魅力的な役者さんたちとの共演もとても楽しみです」とコメント。宮藤氏は「愛すべきカッコイイおばちゃんのおしゃべりと衝動によって転がり続ける無責任クライムエンターテインメント。楽しんでもらえたら最高です」と呼びかけている。
満島ひかり・菅野美穂ら豪華女優陣が出演
さらに共演者には、小泉同様ドラマや映画、CMなどで幅広く活躍する満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった面々が顔を揃える。(modelpress編集部)「監獄のお姫さま」あらすじ
物語は、5人の女がある大企業のイケメン社長を誘拐するところから始まる。当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、すべてが謎に包まれたまま…。しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯だった。社長誘拐計画は、その殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘の冤罪を晴らすためのものだったのだ。しかし、復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。さまざまなハプニングが起こり、そのたびにパニックに陥る5人の女。それでも、それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。時はその6年前、1人の女が新しくできた女子刑務所に入所してきた日に戻る。彼女の名前は、馬場カヨ(小泉今日子)。罪状は、不貞を働いた夫を刺した殺人未遂だ。カヨが生まれて初めて経験する女子刑務所。そこは後悔、嫉妬、羨望、罪悪感…さまざまな思惑が交錯する場所だった。そこで彼女が出会う一筋縄ではいかない女たち。足立明美(森下愛子)は違法薬物不法所持。勝田千夏(菅野美穂)は所得隠しと巨額の脱税。千夏は刑務所のリーダー的存在だ。大門洋子(坂井真紀)は詐欺と横領。そして江戸川しのぶ(夏帆)。しのぶの罪状は殺人だったが…。
5人は、それぞれにイタイ女だが、可愛くて可哀想なところもあった。そんな彼女たちを見守る厳格な刑務官にして教官、若井ふたば(満島ひかり)。罪を憎んで生きてきたふたばは、このイタイ女たちを立ち直らせるべく、厳しくさまざまな教育を施す。しかし5人と接しているうちに、冷たく閉ざされていたふたばの心がだんだんと開かれ、人としてはダメだが魅力的な彼女たちに気持ちを奪われていく…。
当初は、周りに馴染めずにいたカヨだが、リーダー的存在の千夏との関わりから、だんだんと仲間意識が芽生えていく。そして誰とも交わらず、常に1人で行動しているしのぶの実情を知る。実は、しのぶは冤罪で服役しているというのだ。冤罪なんて許せない・・・カヨは、出所後4人で集まってしのぶの冤罪を晴らす復讐計画を立てる。そして、ふたばもその計画に加わることに!6人の女たちが送る、“おばちゃん犯罪エンターテインメント”!!果たして、女たちのリベンジ計画はうまくいくのか?
主演・小泉今日子コメント
久しぶりの宮藤官九郎さんの脚本です。脚本通りに演ずれば面白いこと間違い無しだと思ってます。魅力的な役者さんたちとの共演もとても楽しみです。満島ひかりコメント
3年前、ドラマ「ごめんね青春!」の打ち上げで宮藤さんから「満島さん、次は女囚のお話です。満島さんは人を番号でしか呼ばない看守さん」とオファー?を受けたのが本当になりました。出演者を聞いてうひゃーとなり、脚本は可笑しくて読み進めるのが大変でした(笑い止まらず)。わたしの中では、癒し系ドラマになる予感です。菅野美穂コメント
宮藤さんとは、脚本では初めてご一緒させて頂くのですが、エスプリと同時に、炸裂感のあるクドカンワールドに自分も参加させて頂けることに、ワクワクしています。そして、小泉さんとご一緒できるなんて・・・やったー!!本当にウソみたいで、うれしい気持ちでいっぱいです。脚本・宮藤官九郎コメント
これまで色んなドラマを作って来ましたが「で、つまるところ俺は何が書きたいんだ」と自問自答しました。結局、おばちゃんのお喋りを書いてる時がいちばん楽しいという結論に至りました。大好きな女優さんの大好きなお芝居が観たい。それがこの「監獄のお姫さま」の核心です。私も立派な中年になりまして、今「木更津キャッツアイ」のテンポ感でドラマを作ろうと思ったら、若者より、おばちゃんの方が俄然しっくり来る。早口だし、声が大きいし、他人の話を聞かないし、同じことを何度も言うし。暴力的な速度と有り余る熱量。彼女たちのおしゃべりをエンドレスで聞ける場所はどこか、と考え舞台を女子刑務所に設定しました。「それだけじゃドラマになりません」と諭されストーリーを組み立て、思いがけず壮大な復讐劇になりました。
それでも核心は変わりません。愛すべきカッコイイおばちゃんのおしゃべりと衝動によって転がり続ける無責任クライムエンターテインメント。楽しんでもらえたら最高です。
プロデューサー/演出・金子文紀コメント
「いい大人がみっともない」「いい歳してバカみたい」普通、大抵の大人はそんな言葉を浴びせられることを避ける生き方をしています。家庭や職場で、現状維持、出来たらもうちょっと上を求めて、賢明・堅実に、時には打算的な選択をしてうまく生きています。このドラマは、そういった生き方がしたくてもできなかった、したいのにできない女性たちの物語です。不器用だからか?要領が悪いからか?勝気だからか?冷静な思考ができないからか?でも、彼女たちは自分の気持ちにとても正直です。いい大人であっても、周りの目があっても、守るものがあっても、「絶対に譲れない正義」を後先考えず貫く人たちです。自分を犠牲にしてまで貫きたい正義って?女の友情って?絆って?そんな疑問に、彼女たちが多分、爽快に答えてくれると思います。絶対真似したくないけど、なんか羨ましい、「みっともなく」て「バカみたい」だけどカッコいい。そんな彼女たちの姿を楽しんでいただけたらと思います。
【Not Sponsored 記事】
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