永野芽郁、朝ドラヒロイン起用の理由 脚本・北川悦吏子氏も太鼓判の魅力とは
2017.06.20 17:55
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女優の永野芽郁が、平成30年度前期連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインに抜擢され、20日、東京・渋谷のNHKにて行われた会見に出席。脚本を担当する北川悦吏子氏が永野へメッセージを寄せた。
脚本・北川氏「二人めの娘を産んだ」
2018年4月からスタートする「半分、青い。」は、現在放送中の「ひよっこ」(主演:有村架純)、平成29年度後期「わろてんか」(主演:葵わかな)に続く98作目の作品。北川氏のオリジナル作品で、故郷となる岐阜と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの物語を描く。
北川氏は「カメラテストのVTRをいただいて、最終オーデションに残ったみなさんの様子を、穴の開くほど、見つめました。そしてスズメを見つけました。他にも、素敵な人はいたけど、スズメという名前をつけた以上、遠くまで飛ぶ人が、いいと思いました。ここから、ずっとずっと遠くまで飛べる人。永野さんだと思いました」と太鼓判。「おっちょこちょいで、突拍子もない、規格外のスズメにぴったりです。二人めの娘を産んだ、と思っています。(一人、実際の娘がいますので…)私のスズメをよろしくね、永野さん。遠くまで飛んでください」と期待を込めた。
天真爛漫なキャラクター、メイクで変わる多彩な表情が決め手に
会見にともに出席した勝田夏子チーフプロデューサーも、オーディションのVTRを見た北川氏の様子について「北川さんは『鈴愛にピッタリ。見れば見るほど鈴愛』とおっしゃっていました」と説明し、「北川さんとも意見が合ってよかったです」と安堵。また、勝田プロデューサーは起用の決め手として、永野のチャーミングで天真爛漫なキャラクター、北川氏のテンポ感あるセリフを生き生きと演じられる天性のリズム感、メイクによって表情が変わる多彩さを挙げ、「朝ドラのヒロインにふさわしい、みずみずしさを持っている。一人の人生を何十年にも渡って演じるという経験はなかなかできないと思うので、彼女自身の成長も役とマッチするのでは。一緒に歩んでいるような感じで見守っていただけたら」と呼びかけた。
放送は2018年4月2日から9月29日の全156回を予定。今年秋に岐阜でクランクインする。(modelpress編集部)
「半分、青い。」ストーリー
ヒロイン・鈴愛は高度成長期終わりに岐阜県東濃地方に誕生。子どものころ、左耳を失聴する。その後、バブル期に漫画家になるという大志を抱いて上京するも、夢は瞬く間に破れ、結婚して娘を授かるも離婚され、シングルマザーになって帰郷。失敗だらけの人生だが、その度に、「やってまった(=やってしまった)」と明るく呟きながら生き抜く。
失敗を繰り返し、先の見えない人生を贈るヒロインがやがてたどり着くのが、ものづくりの世界。病気の母のためにそよ風の様な扇風機を創り、全くの素人でありながら、家電業界に「新風」を巻き起こす。
そして、ヒロインには、同じ日に生まれ男性の幼馴染がいる。2人はそれぞれ別の人と1度結婚するものの、約半世紀に渡って、つかず離れずの距離で見守り続け、扇風機作りをキッカケに公私共にパートナーとなっていく。
【Not Sponsored 記事】
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