(前列左から)津川雅彦、大地真央、渡瀬恒彦、仲間由紀恵、向井理、余貴美子(後列左から)藤真利子、柳葉敏郎、國村隼、橋爪功(C)テレビ朝日

仲間由紀恵が主演「そして誰もいなくなった」日本初映像化 向井理ら豪華キャスト集結<コメント到着>

2017.01.31 05:00

“ミステリーの女王”として名高いイギリスの女流作家、アガサ・クリスティの傑作推理小説「そして誰もいなくなった」が、日本で初めて映像化されることが決定。主演に仲間由紀恵を迎え、今春、テレビ朝日にて2夜連続で放送する。


アガサ・クリスティの傑作を日本で初映像化

1939年に刊行され、全世界で累計1億部以上を売り上げているアガサ・クリスティの長編推理小説「そして誰もいなくなった」。絶海の孤島にあるホテルに招待された10人の客がひとり、またひとりと殺されていき、ついには全員が殺され、後日10体の死体が発見されるという「クローズド・サークルミステリー」の代表的作品として知られる今作は、何度も舞台や映画・テレビドラマとして上演、上映されてきた。

これまで日本でたくさんのオマージュ作品が作られてきたものの、映像化されたことはなく、今作が日本初の映像化作品となる。脚本を執筆するのは数多くのサスペンスドラマを手がけてきた江戸川乱歩賞作家・長坂秀佳氏、そして監督を務めるのは同局系「相棒シリーズ」で知られる和泉聖治氏が担当する。

主演は仲間由紀恵「とても緊張感のある作品」

仲間は、孤島のホテルに招待され、不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく元水泳選手の女性・白峰涼を熱演。コミカルな役からシリアスな役、時には男を惑わす悪女まで幅広い役柄をこなす確かな演技力と、圧倒的な存在感で画面に華を添えてきた仲間が、日本で初めて映像化される今作で新たな境地を切り開く。

見どころについて「台本、そしてもちろん原作も、読めば読むほど怖いお話。登場人物みんなが抱えている問題があり、実はそれが“人間の一番怖いところ”だった、ということがわかっていくラストまで、とても緊張感のある作品だと思います」と紹介しながら、「大変豪華なキャスト陣で挑む今作ですので、大先輩方からたくさんの助言をいただきながら、記念すべき『そして誰もいなくなった』の日本初映像化作品を作り上げていきたいと思います」と意気込んだ。

向井理ら“豪華すぎる”キャスト一挙集結

(前列左から)津川雅彦、大地真央、渡瀬恒彦、仲間由紀恵、向井理、余貴美子(後列左から)藤真利子、柳葉敏郎、國村隼、橋爪功(C)テレビ朝日
(前列左から)津川雅彦、大地真央、渡瀬恒彦、仲間由紀恵、向井理、余貴美子(後列左から)藤真利子、柳葉敏郎、國村隼、橋爪功(C)テレビ朝日
また、仲間演じる涼とともに孤島のホテルに招待される客として、渡瀬恒彦、津川雅彦、余貴美子、柳葉敏郎、大地真央、向井理、國村隼が、そして孤島のホテルの執事とその妻を橋爪功と藤真利子が演じる。

独特の存在感と強烈な個性でさまざまな作品を彩ってきた俳優たちが、今作でどのような芝居の掛け合いを見せるのか、豪華キャスト陣の競演にミステリーファンならずとも、画面から目が離せなくなること間違いなしだ。(modelpress編集部)

「そして誰もいなくなった」あらすじ

八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ『自然の島ホテル』のオーナー・七尾審によって10人の男女が島に呼び寄せられる。

七尾からの招待状を受け取りやってきたのは元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元参議院議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。

これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか—期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。

それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、突然招待客のひとりが目の前で殺害される!そしてそれをきっかけとするように、ひとり、またひとりと招待客が殺されていき…?絶海の孤島に浮かぶ兵隊島。そこは大きな“密室”だった。果たして犯人は誰なのか?そして10人は何のために集められ、殺されなくてはならなかったのか?

キャストコメント

・仲間由紀恵/白峰涼(しらみねりょう)役
アガサ・クリスティというとても偉大で有名な作家の作品を日本で初めて映像化されるということで、とても楽しみに撮影に入りました。「そして誰もいなくなった」は台本、そしてもちろん原作も、読めば読むほど怖いお話。登場人物みんなが抱えている問題があり、実はそれが“人間の一番怖いところ”だった、ということがわかっていくラストまで、とても緊張感のある作品だと思います。

ひとり、またひとりと死んでいき、「次は自分なのではないか」という恐怖感を抱きながら精神的に追い詰められていく登場人物たち。そして自分たちの中にある“罪への真実”と向き合う間もなく殺されるという恐怖やパニック状態の表現は難しいところかな、と感じています。

大変豪華なキャスト陣で挑む今作ですので、大先輩方からたくさんの助言をいただきながら、記念すべき「そして誰もいなくなった」の日本初映像化作品を作り上げていきたいと思います!演じている私たちも完成を楽しみにしておりますので、みなさんも存分に怖がって、楽しみながらご覧ください。

・向井理/五明卓(ごみょうたく)役
「そして誰もいなくなった」は世界的にとても有名な作品ですし、日本でもこれまでオマージュとして作っている作品も数多くありました。日本で初めて映像化することになった「そして誰もいなくなった」に出させていただけるのは本当に光栄なことだと思っています。キャストの中では僕が最年少なのですが、みなさんから撮影中にいろいろなお話を聞けること、お芝居を目の当たりにできることがとても楽しみです。

全員が殺されてしまうとは分かりながらも、視聴者の方々はそのタイミングや順番、殺され方などに注目し、推理を楽しんでいただければと思います。僕も、それを上手く裏切れるよう頑張ります。

・柳葉敏郎/ケン石動(けんいしるぎ)役
アガサ・クリスティという“普通ではない世界”を生きることになるので、お声をかけていただいたときからとても楽しみにしていました!楽しみにした分、自分でもプレッシャーを背負わなくてはいけない、という良い緊張感の中、そして共演のみなさんも監督もよく知った方々なのでとてもいい人間関係の中、撮影を進められていると思います。素晴らしい作品が出来上がる予感がしています!

・余貴美子/神波江利香(こうなみえりか)役
これまでいろんな形で上演、上映されてきて、たくさんの方に愛されてきた作品ですから、きっと内容やトリックはご存じの方も多いのではないかと思います。でもそういったこともわかった上でも楽しめる“心のサスペンス”がこの「そして誰もいなくなった」なのではないでしょうか。登場人物がひとりずついなくなっていくという不吉な状況の中で、それぞれの人物の精神状態がどうなっていくのか、そういったところを楽しんでいただけたらと思います。

・國村隼/久間部堅吉(くまべけんきち)役
私は今回の脚本を読みながら、すっかり忘れていたんですが、随分むかしに舞台でアガサ・クリスティ作品と出会っていたのを思いだしました。今回、あらためて作品と向き合ってみると本当のスタンダードとしてアガサ・クリスティが造りだしたトリックの数々、サスペンスの中の謎解きは時代を超えて愛される普遍性をもった作品なのだ、という事がよく分かりました。

大先輩方とご一緒する現場で、いろんな意味での緊張感の中、素敵な作品をつくっております。日本で初めてドラマ化されたこの作品で、アガサの世界を存分に楽しんでみて下さい!

・藤真利子/翠川つね美(みどりかわつねみ)役
ミステリーとして有名すぎるほどの作品ですが、台本を読ませていただいたらとっても面白くて、「これは何が何でも頑張るぞ」と決意したのを覚えています。私は某局のサスペンス劇場で“最多犯人役”という記録を持っていますので、きっと視聴者のみなさんはどこから見てもわたしが犯人だと思うのではないでしょうか…。これまで殺すほうが専門でしたが、今作では初めて殺されることになります(笑)。

10人しかいないはずなのに10人とも殺されてしまう、という普通のサスペンスとは一味違ったこの作品を楽しんでいただければ幸いです。

・大地真央/星空綾子(ほしぞらあやこ)役
日本で初めて映像化されるアガサ・クリスティーの代表作「そして誰もいなくなった」に参加させていただくことを、大変光栄に思っています。今回は、原作よりもやや華やかなキャラクターに描かれている綾子ですが、その内に秘められた、ちょっと屈折している本音も表現出来れば…と思っています。素晴らしいキャスト、スタッフの方々との現場は、いい緊張感がありながら楽しくて、毎回刺激的です。素敵な作品に仕上がる予感と手応えを感じています。皆さんもどうぞご期待ください!

・橋爪功/翠川信夫(みどりかわしのぶ)役
50年ほど前に「そして誰もいなくなった」の舞台を上演したときに役者ではなく“照明係”として携わっていたんです。いつか日本で映像化をするときには、是非出演したいと熱望しておりましたので「やったー!」と思いました。私が演じる“執事”の役は、これまで外国で作られたどの作品の中でも怪しさ満点なんです(笑)。今回もそれを求められているのでプレッシャーではありますが、錚々たる俳優さんばかりなので、僕自身も出来上がりがとても楽しみです!

・津川雅彦/門殿宣明(もんでんせんめい)役
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」は欧米式ミステリーの教科書のような作品。日本で初めて映像化されることになりましたが、さぞ面白いものが出来上がるだろう、と今から楽しみにしております。共演の方々も素晴らしい方ばかり、そして監督も気心の知れた和泉聖治監督ということで、お芝居をしていてとても楽しい毎日。久しぶりに“ドラマらしいドラマ”が出来上がるのではないかと思っています。

・渡瀬恒彦/磐村兵庫(いわむらひょうご)役
このような作品が日本で出来るとは思っていませんでしたし、ましてやそれに自分が参加することが出来るとは思ってもいませんでした。キャストのみなさんもそれぞれクセがあるというか、クサイというか…(笑)。そういう方々ばかりが集められていますので、期待しています!
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