広瀬アリス、初舞台でデリヘル嬢役「緊張して手が震える」
2017.01.10 18:17
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10日、都内でシアターコクーン・オンレパートリー2017『世界』の初日前会見が行われ、キャストの広瀬アリス、風間杜夫、大倉孝二、早乙女太一、青木さやか、和田正人、福田転球、梅沢昌代、演出家の赤堀雅秋氏が登壇。デリヘル嬢役で初舞台を踏む広瀬は「緊張して手が震えてしまいますね」と語った。
広瀬アリスが“デリヘル嬢”に!
同舞台は、千葉県の船橋市に暮らす足立家を中心とした人間模様を描く作品。初舞台となる本作で、デリヘル嬢のあずみを演じる広瀬は、赤堀監督と初めて会った時を振り返って「実際にお会いして、他愛もない世間話をしたんですね。2~30分経った時に、『あ、もう大丈夫です』って仰ってて。その時に、私の何かを見て、台本やあずみの人物像を描くのかなと勝手に思っていて、それがデリヘル嬢だったので…」と苦笑交じりにコメント。稽古については、「初舞台でわからないことだらけなので、正面からぶつかっていこうという気持ちで毎日稽古していました」と振り返ったが、「まだ緊張が勝ってしまっているので、毎回舞台に立つと、緊張して手が震えてしまいますね」と不安な心境も吐露した。
早乙女太一「自分が毛嫌いしていた」役どころに挑戦
また、あずみの知り合いで、随所にだらしなさが感じられる青年・辺見薫にふんした早乙女は「一番自分が毛嫌いしていた人を自分がやるということで、ものすごく楽しかったです。でも、言葉遣いがどうしても最初は自然にしゃべれなかったので、どうにかしてナチュラルに、若者の言葉遣いでしゃべれるようにしていましたね」と役柄に苦しめられたことを告白。稽古については「普段のような白塗りもできないし(笑)、刀も持ってないし、裸の自分のまま、舞台に立つような感覚で。すごく繊細なお芝居なので、ずっと緊張しながらやってました」と明かした。あずみの常連客で、俳優志望のスーパーの店員・諸星順にふんした和田は、赤堀の演出に苦しめられたようで、「死んだ方が楽になるんじゃないかなと思ったことは、何度かありました」と明かしてキャストの笑いを誘った。しかしその一方では、「命がけでとか、死ぬ気でという言葉を、本当に心の底から言っている」と赤堀のストイックさを称賛。続けて、「一つの作品を作るということが、どれだけの責任であったりとか、生きていく上での重さであったりということを、まっすぐにぶつけていただいたなと。そこで自分自身に触れるものがあったりとか、まだまだ自分が取り組んでいるものが甘いんだなとか、色々なことを気づかせていただいたというところで考えると、とても深い愛だなと思いました」と感謝の言葉を送っていた。(modelpress編集部)
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