(左から)木村文乃、向井理、佐藤二朗が新TBSドラマで共演(C)TBS

向井理×堤幸彦、連ドラ初タッグは“集大成” 木村文乃は「おかしな人へと変貌」

2016.04.28 06:00

TBSにて放送される7月クールの金曜ドラマ「神の舌を持つ男」の主演を向井理が務めることが28日明らかになった。脚本・櫻井武晴氏、演出・堤幸彦、プロデューサー・植田博樹氏がタッグを組み手がける。


温泉場を舞台に繰り広げるコミカルミステリー

ドラマの舞台は全国の秘湯と呼ばれる温泉地。ひょんなことから知り合った3人の男女が、1台のボロ車に乗って温泉宿で寝食を共にしながら、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅する。

向井理「可愛らしいところもある」

向井は、ちょっとダサくて世間知らずだが、なんだか憎めず可愛らしい、『ドラえもん』に出てくるのび太のような男・朝永蘭丸役。舌に乗せたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力を持つ蘭丸は、行く先々でなぜか必ず“巻き込まれて”しまう事件の謎解きをすることになる。

映画、舞台などでの共演はあるものの、連続ドラマでは初めて堤氏とタッグを組んだ同作を「今までの集大成」と位置づける向井は、「今回の作品は僕が1番好きな“堤幸彦ワールド”が満載なので、こんなに堤さんの匂いがいっぱいするドラマに呼んでもらって本当にうれしいです」と歓喜。自身が演じる蘭丸は「想像力をかきたてるキャラクター」だといい、「可愛らしいところもあるので、その辺はあざとく狙っていきたいなと(笑)」と展望を明かした。

向井理×木村文乃×佐藤二朗

向井演じる蘭丸とともに旅をする2時間サスペンスドラママニアのウザカワ女・甕棺墓光を木村文乃、2人を鋭い突っ込みでまとめる唯一まともな人格者・宮沢寛治役を佐藤二朗がそれぞれ熱演。「お話毎に変わる統一性皆無の衣装と、普段の私からは想像もできないハイテンションさ、コメディの中にしっかりと人間を描いているドラマになっていますので、存分にお楽しみいただけたら」(木村)、「他にない、異色中の異色の作品になると思います。多いに、ご期待を願います」(佐藤)とアピールした。

向井理に頼りきり

撮影はすでに始まっており、「台本を読んだだけでは分からないことが沢山ありますが、現場に行ってお芝居するとわくわくして凄く楽しいです。どんな風に出来上がるんだろう? という期待値が圧倒的に高いです」と高鳴る想いを明かす向井に対し、木村は「堤監督の無茶ぶ…ご指導により、ますますおかしな人へと変貌しながら撮影している毎日です」とコメント。

向井と長い付き合いになるという佐藤は「ちょうど一回り年齢が違いますが、芝居も考え方も素晴らしく、大いに刺激を受けております。それどころか僕は理に頼り切っていて、それはもう、のび太がドラえもんに頼りきるくらい頼りきっていて、たまにホントに『ドラえも~ん、助けてくれよ~』と口にしてしまうくらい頼りきっております」と関係性を明かした。(modelpress編集部)

金曜ドラマ「神の舌を持つ男」ロゴ(C)TBS
金曜ドラマ「神の舌を持つ男」ロゴ(C)TBS

向井理コメント

堤さんの作品には独特な世界観が伴うので、台本を読んだだけでは分からないことが沢山ありますが、現場に行ってお芝居するとわくわくして凄く楽しいです。どんな風に出来上がるんだろう? という期待値が
圧倒的に高いです。これまで堤さんとは、朗読劇、映画、舞台とご一緒させていただいたのですが、今回初めて連続ドラマをやるので、今までの集大成ともいえます。すべての作品に堤ワールドがありますが、今回の作品は僕が一番好きな“堤幸彦ワールド”が満載なので、こんなに堤さんの匂いがいっぱいするドラマに呼んでもらって本当にうれしいです。初めてお仕事するような気持ちでやらせてもらっています。

蘭丸は、想像力をかきたてるキャラクター。自由にやらせてもらってます。いろんなふり幅がある人物だと思うのですが、可愛らしいところもあるので、その辺はあざとく狙っていきたいなと(笑)。毎回、いろんな事件や人が出てきますし、ゲストも濃い方ばかりで、様々な堤さんの演出がありますからその辺りをぜひ楽しんでもらいたいです。

木村文乃コメント

向井理さんの地に足ついたお芝居と佐藤二朗さんの冷静かつ的確な突っ込みで、つつましさのカケラもない言動や何も顧みない自分勝手さ満載の甕棺墓光が少しはマトモになるかと思いきや、堤監督の無茶ぶ…ご指導により、ますますおかしな人へと変貌しながら撮影している毎日です。

お話毎に変わる統一性皆無の衣装と、普段の私からは想像もできないハイテンションさ、コメディの中にしっかりと人間を描いているドラマになっていますので、存分にお楽しみいただけたらと思います。

佐藤二朗コメント

実はかなり以前より堤さんからこの作品の企画を聞いておりまして、僕みたいな小市民俳優を使って企画通るんかいなと思っておりましたが、通ってしまいました。関係者各位の懐の深さに驚いております。堤さんは僕を映像の世界に招いてくれた、扉を開けてくれた人でして、その人のもと、この作品に関われるのは、なにか運命的なものを感じます。

また実は、理とも古い付き合いでして、彼が全くの無名時代に共演したりしております。理と僕は、ちょうど一回り年齢が違いますが、芝居も考え方も素晴らしく、大いに刺激を受けております。それどころか僕は
理に頼り切っていて、それはもう、のび太がドラえもんに頼りきるくらい頼りきっていて、たまにホントに「ドラえも~ん、助けてくれよ~」と口にしてしまうくらい頼りきっております。

そんな中、とにかく一歩でも半歩でも、1ミリでも1ミクロンでも、作品が良きものになるよう、日々、奮闘をしております。他にない、異色中の異色の作品になると思います。多いに、ご期待を願います。
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