ピース又吉、芥川賞受賞後に執筆した新作を発表 「火花」は169万部へ
2015.07.30 16:28
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16日に自身初の本格小説「火花」で「第153回芥川龍之介賞」を受賞した、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の新作原稿が「文學界」9月号(文藝春秋、8月7日発売)に掲載されることが30日、わかった。
芥川賞受賞決定後の多忙なスケジュールの合間を縫って書き上げたのは、「芥川龍之介への手紙」と題されたエッセイ。芥川への手紙の形式を取りながら、自らの創作にかける思いが6ページ(400字詰め原稿用紙にして約12枚)にわたってつづられている。
<今回、あなたの名前が付いた賞を受賞できたことを嬉しく思います。(中略)創作に没頭する瞬間瞬間を積み上げて行き、その都度、脱皮を繰り返すようなイメージで過ごして行こうと思います>(本文より)
また、“火花”という言葉が芥川の「或る阿呆の一生」に出てくることを紹介、自らの創作に極めて深い影響を与えたことを述べている。
「火花」は17刷決定 累計169万部に
さらに、「火花」のさらなる大幅増刷(17刷)も決定。累計発行部数は169万部となることも発表された。なお、「文學界」9月号では、又吉と同じく「第153回芥川賞」受賞した羽田圭介氏の受賞第1作「成功者Kのペニスオークション」、芥川賞選考委員である川上弘美氏と又吉、島田雅彦氏と羽田氏の対談、中村文則氏、中森明夫氏ら豪華筆者による「又吉直樹論」「羽田圭介論」など、およそ50ページにわたる「新芥川賞作家スペシャル」が掲載される。(modelpress編集部)
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