ゴールデンボンバー鬼龍院翔、CDの“特典商法”に持論を展開「悲しい時代」
2015.07.04 10:24
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ゴールデンボンバーのボーカル・鬼龍院翔が、昨今主流となっているCDの特典付き商法について持論を展開した。
エアバンドに確信を深めたある出来事とは?
4日放送の阿川佐和子が司会を務めるトーク番組「サワコの朝」(MBS/TBS系全国ネット・毎週土曜日あさ7時30分~)にゲスト出演した鬼龍院。音楽に興味を持ち始めたきっかけやバンド結成の経緯、ブレイクから現在の苦悩に至るまでを赤裸々に語った。阿川からエアバンドという異色の形態をとった理由を問われると、鬼龍院は「色々なライブハウス見に行った結果、意外とみんな音楽聞いてねぇなって」と過去の実体験に言及。「ほかのバンドのファンの方が僕らを見て『演奏しないバンドなんて音楽なめてる』って。そういう子のブログ見ると“今日何々さんと目があった!”とか書いてて、聞いてねぇじゃねぇか!と。エアバンドでも何とかなると思ったんです」と、確信を深める契機となった出来事を明かした。
特典なしでCDを発売 秘めた思いを語る
しかし、現在の音楽業界を取り巻く環境に話題が及ぶと「(これからは)特にビジョンが見えない。CD売れないですし」と険しい表情に。「今はコピーできますから売れないのも当然なんですけど、特典を付けるのが当たり前。“CD買っていただいたら握手ができます”とか」と切り出し、「それって音楽をつくっている人からすると、ちょっとだけ複雑。悲しい時代だなと思っちゃう」と思わず本音を漏らす場面も。そんな状況に一石を投ずるべく、昨年8月にシングル「ローラの傷だらけ」を特典なしで発売したゴールデンボンバー。「売上がーんと下がったんですよ。4分の1ぐらい」と大幅な売上ダウンとなったというが、「次からファンの方も周りの方も、CDを買うということはどういうことなのか1回考えてくれるんじゃないかと。特典付けないとこれだけ売れないよという現状を見て頂くのも大事」と、事務所の反対を押し切ってまで断行した思惑を明らかにした。
一方で、「稼いでるのがもうバレてるので、優しくしてくれる女性はみんな目がお金のマークに見える」と成功したからこその悩みも吐露。今でも自分に自信が持てないといい、「いつかはこんな生活やめたい。老後はもうちょっと安心して暮らしたい」と自嘲気味に語るなど、派手なパフォーマンスの裏にある素朴な一面ものぞかせた。(modelpress編集部)
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