原作:ダニエル・キイス/小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)【モデルプレス】

山下智久「初めての経験」 不朽の名作で難役に挑む

2015.02.06 05:00

俳優で歌手の山下智久が不朽の名作に挑むことが6日、わかった。

TBS系連続ドラマ『アルジャーノンに花束を』(4月スタート、金曜よる10時)で主演する山下。今作は1960年ヒューゴー賞中篇小説部門や、1966年ネビュラ賞長篇小説部門を受賞しているほか、これまでに三度の映画化や舞台化、そして国内でのテレビドラマ化を果たすなど、発表から半世紀以上の歳月が流れた今もなお世界中に深い感動を与え続けているダニエル・キイス著の同名小説が原作。舞台を半世紀前のアメリカから現代の日本に移し、超知能を手に入れた青年の喜びと孤独を通して見つめる、人間の心の真実を知る物語を描く。

難役に向き合う山下「とてもチャレンジな役柄」

28歳だが、知能は幼児並みという精神遅滞者の主人公・白鳥咲人を演じる山下は「すごく難しいし自分としてもチャレンジな役柄」と率直な心境を吐露。「初めての経験なので、色々勉強させてもらっていますが、まだまだ見えない部分もたくさんあるので、なるべくそれを無くしていきたいと思っています」と役作りへの意気込みを明かした。

また、今作の脚本監修を手がけるのは『高校教師』や『明日、ママがいない』など、数々のヒットドラマを生み出してきた日本を代表する作家・野島伸司氏。主演の山下は、子供と大人の間を繊細に変わりゆく姿を演じるという“最高難度”の表現力が求められるが、「山下君なら越えてくれると信じてます」と太鼓判を押した。

時代の先端をいく挑戦的なテーマを扱いながらも、一貫して人間愛を軸にした物語を描き続けてきた野島氏と、幅広い役柄を演じ分ける繊細で深みのある演技が持ち味の山下という奇跡のタッグで、新たな命が吹き込まれる。

プロデューサーのコメント

同局の韓哲 編成・プロデューサーは、山下を起用した理由について、「キャリアや存在感など、幼さに通じる繊細な部分や実年齢の大人の部分も持ち合わせてらっしゃると思うので、彼自身を投影しながら演じていただけるのでは、と期待をしてオファー差し上げました」とコメント。野島氏の手によって、現代版ヒューマニズム作品に生まれ変わる脚本についても、「往年のドラマファンの方はもちろん、原作を知らない若い世代の方たちにとっても、興味深く観ていただけるすごい組み合わせだと考えています」と自信をのぞかせ、「原作との違いは楽しんでいただけるのはもちろん、原作のテーマを踏襲しつつも、ドラマならではの見どころの一つとして“友情”はキーになっていると思います」と魅力を語っている。(modelpress編集部)

■第1話あらすじ
28歳だが、知能は幼児並みの精神遅滞者の白鳥咲人(山下)は、少年刑務所に入っていたなど事情のある若者が集まっている花の配送センター・「ドリームフラワーサービス」で働いていた。純粋で心の優しい彼の夢は、ママが好きになってくれる“お利口”になること。ある日、咲人は同僚と軽トラに乗り、望月遥香の住むマンションにバラの花束を届けに行く。遥香は配達人の咲人が精神遅滞者であることを知らないため、咲人の対応に驚き、警察を呼ぼうとする。慌てて駆けつけた同僚が事情を説明し、その場はおさまりかけたのだが、咲人はさらにひと騒動起こしてしまう。

一方、遥香は勤務先の「脳生理科学研究センター」で、知的能力を向上させる研究に取り組んでいた。白ネズミのアルジャーノンへの動物実験が成功したため、次のステップとして臨床試験をするよう後押しされる。時期尚早ではないかと心配する声が上がる中、教授に惹かれていた遥香は臨床試験を行うべく被験者を探し始めるが、白ネズミのアルジャーノンが檻から逃げ出し行方不明になってしまう。GPSで居場所を確認するのだが、探し当てることが出来ない。

その頃、咲人は、同僚たちと渋谷にナンパをしに行っていた。ひとりでナンパをさせられていた咲人は、ガラの悪い男にからまれ殴られてしまう。血だらけになって道端に転がる咲人のもとへ一匹の白いネズミが近寄ってくる。それに気がついた咲人は…。
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