卒業の大島優子、前田敦子とセンター争奪、悲願の卒業ライブ…AKB48での8年間を振り返る
2014.06.09 07:00
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9日、東京・秋葉原のAKB48劇場にて「大島優子卒業公演」が行われる。8年間在籍したAKB48から、いよいよ飛び立つ。モデルプレスは今回、卒業を控えた大島のデビューからAKB48での活動など、8年間の軌跡を振り返った。
芸能界デビュー
栃木県出身の大島は、1996年に子役として芸能活動を開始。2006年2月に、「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格し、同年4月1日、AKB48劇場でのチームK初日公演で公演デビューを果たした。2007年1月には、アニメOVAシリーズ「ICE(劇場版)」で声優に初挑戦。同年12月には、AKB48として「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。さらに、2009年には「テケテケ」で映画初主演を務めるなど、グループのみならず個人としての活動も順調にステップアップさせていった。
選抜総選挙
AKB48の中心メンバーの1人であり、じゃんけん選抜を除いた全てのシングル表題曲の選抜メンバーに選出されていた大島。2009年から行われている「選抜総選挙」では、順に2位、1位、2位、1位、2位と常に一二を争ってきた。特に第3回目までは、もうひとりの絶対的エースであった前田敦子と交互に1位を獲得するなど、そのセンター争いの行方には毎回注目が集まった。最後の選抜総選挙となった2013年では、連覇が期待されていたが、1位は指原莉乃が獲得。大島は、「新しいAKBになることがすごくわくわくしています。楽しみでしょうがないです。どんなコミカルグループになるのか。果たしてもっともっとアイドルになるのか。いろんなジャンルの子がいますから、投票してくださったみなさんが決めたこの順位で、選抜メンバーと一緒に新しいAKBをみなさんにお見せできるいい機会だなと思います」とスピーチした。
エースとして活躍
2011年に行われた「17thシングル選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』」では、中間発表の時点で2位だったが、最後に逆転し、1位を獲得。初めてセンターとなった「ヘビーローテション」は、大ヒットを記録し、AKB48の代表曲となった。AKB48デビュー時代から不動のエースと呼ばれて、大島とセンターを争ってきた前田敦子。周りから“ライバル”と言われてきたが、2人は大の仲良し。前田が卒業した2012年8月以降、エースと期待されていた大島は「ヘビーローテション」以外にも、「ギンガムチェック」や「UZA」などでセンターに抜擢。グループの顔となった。
さらに、2011年には、AKB48の派生グループとして「Not yet」を北原里英、指原莉乃、横山由依とともに結成。2012年11月には、チームKキャプテンに就任するなど、グループに必要不可欠な存在となった。
女優としての大島優子
元々“女優になりたい”と公言していた大島。近年では、映画「闇金ウシジマくん」(2009年)、「劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇/爻ノ篇」(2013年)、ドラマ「私が恋愛できない理由」(2011年、フジテレビ系)、「カエルの王女さま」(2012年、フジテレビ系)、「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」(2013年、TBS系)など、数多くの映画やドラマに出演。幅広い役に挑戦してきた大島は、“女優・大島優子”としての地位を確立した。紅白本番ステージで卒業を電撃発表
AKB48は「第64回NHK紅白歌合戦」で「紅白2013SP~AKB48フェスティバル!~」を披露。メドレーの曲の変わり目で大島は、「大島優子はAKB48を卒業します」と突然の発表。「こうして紅白歌合戦に出演するのも、最後になります」とコメントし、AKB48の代表曲で大島がセンターを務める「ヘビーローテーション」を披露。高橋みなみ、指原莉乃らが涙を流す中、大島は笑顔で歌唱した。しかし、最後のポージングを決める場面では、目に涙が溜まっていた。卒業の理由
2013年は、大島と同じくAKB48の中心メンバーであった板野友美や篠田麻里子、同じ2期生の秋元才加や河西智美らが卒業し、親しみのあるメンバーが卒業する姿を間近で見てきた。2014年2月に出演したテレビ番組で大島は、卒業について「19歳のときはボヤーっと思っていたんですけど、22歳から23歳のときに卒業がリアルに見えてきて。ちょっと体力的なこともあるし、AKB48以外にやりたいこと(女優)もあるので」と説明。女優として飛躍するため、自身からAKB48という看板を外す決断をした。卒業に向けて…
2014年に入り、着々と卒業に向けて準備を進めてきた大島。1月26日の「リクエストアワー」では、大島卒業曲の「前しか向かねぇ」を初披露。2月16日にはマリンメッセ福岡にて、AKB48メンバーと行う最後の全国握手会に参加。3月23日には、都内にて卒業イベント「大島優子感謝祭」が行われた。3月29日、AKB48は東京・国立競技場公演を開催。そこで新曲「ラブラドール・レトリバー」(5月21日発売)を披露するも、大島は不在。センターに位置していたのは渡辺麻友だった。
翌30日、国立競技場公演の2日目に予定されていた大島優子卒業セレモニーが、荒天のため中止となった。会場に集っていたファンの前に登場した大島。涙ながら中止のお詫びを述べた。その後、卒業セレモニーは延期されることが発表された。
大島優子、卒業
そして4月6日に行われた「AKB48リクエストアワー」では、第2回選抜総選挙で1位を獲り、センター大島優子の代表曲ともなった「ヘビーローテーション」の後継者をを指名。15期生の向井地美音(むかいち・みおん)が選ばれた。5月5日には大阪にて「大島優子感謝祭」を開催、24日にAKB48として最後の握手会を終え、いよいよ“卒業“の2文字が現実味を帯びてきた。
6月7日、大島不在の「第6回AKB48選抜総選挙」が行われた。見事1位に輝いたのは渡辺麻友。終盤に姿を現した大島に力強く抱きしめられた渡辺は、「2年前に『これからは麻友ちゃんがAKB48を引っ張っていってほしい』と言葉をいただいた。今日こうして(1位を)取ることができたので、優子ちゃんの言葉に応えられた気がしてよかったです」と涙。そんな新生AKB48の姿に、「アイドルグループに戻りました」と期待を込めてメッセージを送った。
そして6月8日、延期されていた卒業セレモニーが、東京・味の素スタジアムにて2ヶ月越しで悲願の開催。涙ぐみつつも、出演したメンバー263人一人ひとりと握手。そして集まった大勢のファンを前に「たくさんの人に出会えたことは、人生の誇り」と挨拶をした。
大島は残すところ、6月9日に行われる「大島優子卒業公演」だけとなった。
卒業後の大島優子
卒業後の初仕事として、今月開幕する「2014FIFAワールドカップ」のフジテレビ系サッカー番組のスペシャルサポーターとして、現地ブラジルへ飛ぶ。今後は女優として活動していくことを明言している大島は、2015年公開予定の宮沢りえ主演映画「紙の月」の出演が決定するなど、夢への道を着実と歩む。遂にAKB48を離れる大島優子。卒業後も、AKB48と関わりを持つと語っている彼女は、良きOGとして、そして良き女優として、これからの活躍を期待したい。(モデルプレス)
■大島優子(おおしまゆうこ)プロフィール
生年月日:1988年10月17日
出生地:栃木県下都賀郡壬生町
身長:152cm
血液型:B型
【Not Sponsored 記事】
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