前田敦子、「私は指示に従っただけ」
2013.11.17 11:20
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現在開催中の「第8回ローマ国際映画祭」の授賞式が、現地時間16日19時(日本時間17日3時)より行なわれ、女優の前田敦子と黒沢清監督が初めてタッグを組んだ「Seventh Code」(日本公開未定)が、全18作品のインターナショナル・コンペティション部門のうち、監督賞と、優れた技術に贈られる技術貢献賞の2冠を獲得した。日本作品による、同映画祭での受賞は初の快挙となる。
同作は今年6月に黒沢監督初となるロシア・ウラジオストクでの海外オールロケを敢行。前田演じるひとりの女が、東京で出会った男を異国の地で追い求めていく、謎に満ちた物語が展開される。黒沢監督が出席した公式上映では、1000席ほどある会場が平日の夜にも関わらず各国の観客で埋め尽くされ、上映後はエンドロールが流れている間から鳴り止まないスタンディングオベーションに包まれた。
■「Seventh Code」あらすじ
<東京で出会った一人の男を追い、辿り着いた極東の街――。ロシア・ウラジオストクを舞台に、謎に満ちた予測不能の物語がはじまる>
黒沢監督は「ローマ国際映画祭に出品できただけでも十分満足しておりましたが、受賞の報を聞いて大変驚いています。他にも素晴らしい作品が数多くある中で、今回の作品に賞を与えてくれたことを、とても嬉しく思っています」とコメント。前田も「黒沢監督凄い!ビックリしすぎて意味がわかりません。私は監督の指示に従っただけですが、私もすごく嬉しいです」と喜びをあらわにし「監督賞、技術貢献賞、本当におめでとうございます」と祝福した。(モデルプレス)
■「Seventh Code」あらすじ
<東京で出会った一人の男を追い、辿り着いた極東の街――。ロシア・ウラジオストクを舞台に、謎に満ちた予測不能の物語がはじまる>
ロシア・ウラジオストク。高山秋子(前田敦子)は、東京で知り合い食事をした松永(鈴木亮平)が忘れられず、この街にやってきた。再会した松永は秋子のことを覚えていなかったが、「外国では絶対に人を信じてはいけない」と諭して、秋子の前から姿を消す。秋子は松永を探すが、その途中、マフィアに襲われ、郊外の荒れ地にボロボロにされて捨てられる。荷物もお金もすべて盗まれてしまった秋子は、何とかして街に戻り、空腹を満たすために日本人の斉藤(山本浩司)が経営する食堂に入る。秋子は斉藤に頼み込み、食堂で働きながら再び松永を探し始める。そんなある日、松永の車が店の前を通り過ぎ、秋子と斉藤は車の後をついて追いかけていくが…。
【Not Sponsored 記事】
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