カウアン・オカモト氏が涙 ジャニーズ性加害問題告発での誹謗中傷受け「そういう辛い思いは二度とさせたくない」
2023.09.08 14:42
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元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏が9月8日、記者会見を実施。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を告発したことめぐり誹謗中傷を受けていたことについて本音を吐露した。
ジャニーズ性加害問題告発のカウアン・オカモト氏、メディアへ「反省して変わっていってほしい」
前日7日に行われた同事務所の会見では、初めてジャニー氏の性加害を認め謝罪。藤島ジュリー景子前社長の辞任、そして東山紀之が新たに社長に就任することを発表した。この会見を受けて、翌8日に会見を行ったカウアン氏は「僕の思いを全部話させていただきます」と発表していた。会見中盤、記者からカウアン氏の告発によってメディアが同問題を取り上げ始めたことについて、その変化をどう見ているか質問が。カウアン氏はメディアの現状について「(性加害の事実が)認められた以上メディアも一新して反省して変わっていってほしいなと思っています」と思いを明かした。
また、その告発によってカウアン氏にどのような変化・意味があったかについても質問。今回のことではっきりとわかったこととして「物質的な表面的な記録をメインで追っている人たちは僕の言っていることを理解できない」と述べた一方で「僕の話を聞いて明らかに情熱を持って愛を持って、自分の家族がその目に遭ったときに本当に辛いと思う人々がたくさんいたので、そういう方を大切にしたい」と打ち明けた。
ジャニーズ性加害問題告発のカウアン・オカモト氏が涙
そして「一番誰が辛いかと言ったら僕のお母さん」と続けたカウアン氏。言葉を詰まらせ涙を浮かべつつ、母に対し「お前の息子は嘘つき」「金だけ欲しい売名だ」などといった言葉が投げかけられていたという実情を並べ「そういう辛い思いは二度とさせたくない」と訴えた。また、同事務所の退社後はしばらく日本で活動できなかったといい、「最初は濁されてたんですけど、はっきり言われたことがいっぱいあります」と明言。事務所が与えていたとされる圧力とは別問題とした上で、かつての日本のメディアが同事務所に対して忖度していた事実を挙げ、「やっぱり時代が変わってきているので、自分の意思を持って自分が大事にしたいのは何かを考えてほしい」と投げかけていた。
ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、カウアン氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行い、その後8月29日に特別チームが調査報告書を公表。ジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題が事実だと認められたことを明らかにし、再発防止策として代表取締役社長である藤島ジュリーK.社長の辞任を提言していた。(modelpress編集部)
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