加藤ミリヤが10代から愛される理由とは【モデルプレス】

加藤ミリヤ、10代から愛される理由 魂込めたサプライズ&メッセージに観客涙

2014.12.07 18:36

アーティストの加藤ミリヤが、若者から愛される理由とは?

加藤は7日、東京国際フォーラムで行われた「友だちのピンチにできること」トークイベントに登壇。同イベントは、中高生を対象として、友だち(や自分自身)が人生の問題や命の危機に陥ったりした時に、友だちとして必要な「行動指針」(身近にいる大人に繋ぐなど)を周知するため、文部科学省及び内閣府が連携した「友だちのピンチに、身近なおとなに話そう。」キャンペーンの一環として開催。ティーンを中心とした若い世代に人気を誇る加藤が、このキャンペーンのメッセンジャーに任命された。

加藤ミリヤ
加藤ミリヤ

10代の頃「信頼できる大人はいないと思っていた」

10代の若者が集められたイベントにて加藤は、前川喜平文部科学審議官、名古屋大学大学院発達科学研究科の窪田由紀教授を交え、自身の経験を踏まえてトークを繰り広げた。「友だちのピンチ、身近な大人に話そう」というスローガンがあるが、加藤は「同じ目線で接してくれる大人」こそが、悩んだ時に頼るべき大人だと、考えを明かした。

しかし加藤は「10代の頃、信頼できる大人はいないと思っていました。大人になんか私達の気持ちがわかるわけないって」と明かす。「だから私は、分かってくれない大人にだけはなりたくないと思っています。上から目線で言われるのはすごく嫌だったので、本当に同じ目線で話せる、物事を解決できる、そんな人間でありたいと思っています」と若者に対する自身のスタンスを明かした。

加藤ミリヤ(右)
加藤の“同じ目線”という考えは、楽曲作りにおいても徹底されている。10代の頃、「なんのために生きているのだろう」などと、ひとりで苦悩を抱えていた加藤は、同じ悩みを持つ者がいると信じて、そういった人たちと想いを共有し、寄り添って生きられるよう音楽を始めたという。今でも加藤は「自分が曲を書くときは聴いてくれるみんなの姿が頭にあって、自分が伝えるべきことは何なのかをまず、考えています」と明かし、常にファン目線での楽曲制作に取り組んでいるようだ。

決して自分が伝えたいことだけに走らず、音楽を通して寄り添うようにファンと接する。若者特有の「生」への悩みなどを、同じ目線で歌い続ける加藤だからこそ、多くの若者から愛されているのだろう。

サプライズで新曲「少年少女」披露
サプライズで新曲「少年少女」披露
イベントの最後には加藤からサプライズプレゼントが。「どれだけ言葉にするよりも、私は歌手なので、歌のなかに私のメッセージがあります」と言い、3曲を魂を込めて熱唱。「勇者たち」「ロンリーハーツ」と続け、ラストには新曲「少年少女」(2015年1月14日)を初披露。しっとりと、だが力強く、壮大な物語を感じさせるような詩とメロディを高らかに歌い上げた。加藤の歌声に乗った、光を目指して一生懸命走り抜ける“少年少女”たちが、観客の心に強く響き渡り、中には涙するファンも見られた。

同キャンペーンはこの日の東京をキックオフとし、北九州、名古屋、札幌、神戸と周る。若者の命の危機の回避を目的に、友だちとして必要な「行動指針」を訴えていく。(modelpress編集部)

加藤ミリヤ、前川喜平文部科学審議官
加藤ミリヤ、前川喜平文部科学審議官
■トークイベント「友だちのピンチにできること」全国キャラバン

東 京:2014年12月7日(日)東京国際フォーラム
北九州:2015年1月18日(日)北九州ソレイユホール
名古屋:2015年1月25日(日)東建ホール・丸の内
札 幌:2015年2月1日(日) 道新ホール
神 戸:2015年2月8日(日) 新神戸オリエンタル劇場

いずれも14時開演(入場受付13時~)
対象:満12歳以上20歳以下

加藤ミリヤからメッセージも!「友だちのピンチ、身近なおとなに話そう」オフィシャルサイト:http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/hanasou2014/index.html
トークイベント応募ページ:http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/hanasou2014/event/index.html

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