吉岡里帆、浜辺美波、今田美桜が独占 「恋人にしたい女優」3強が示す「令和の理想の彼女」4要素
オリコンが3月14日に発表した『第19回 男性が選ぶ恋人にしたい有名人』ランキングで、女優の吉岡里帆が5連覇を達成し、新垣結衣に続く史上2人目の殿堂入りとなった。2位は浜辺美波、3位は今田美桜。実はこの3人、ここ数年の同ランキングでトップ3を独占している。恋人にしたい有名人ランキングは、その時代の恋愛観を映すとも言われているが、3人の共通点を見ていくと「令和の理想の恋人像」が浮かび上がってくる。
同ランキングでは、2024年の『第17回』で2位が今田、3位が浜辺、2025年の『第18回』と今回の『第19回』では2位が浜辺、3位が今田となり、5年連続1位の吉岡を含め、トップ3の顔ぶれは3年連続で同じだ。まさに‟恋人にしたい女優3強”状態と言えるだろう。
では、なぜ吉岡里帆は5年連続1位という圧倒的な支持を得ているのだろうか。
大きな要因として挙げられるのは、幅広い世代からの好感度の高さだ。今回のランキングでは、30代から50代まで各年代で1位を獲得しており、特定の年齢層に偏らない人気を証明した。いわゆる‟地味カワ”とも形容される清楚で親しみやすい雰囲気は、派手さよりも安心感を求める男性たちに強く支持されている。
さらに、目立ったスキャンダルがないことも、長期的な人気を支える要素だろう。透明感のあるビジュアルに加え、落ち着いた言動や品のある振る舞いなど、総合的に「好感度が崩れにくい」イメージを築いてきた。演技面でもTBS系ドラマ『カルテット』、映画『ハケンアニメ!』、第48回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を獲得した映画『正体』など、さまざまな作品で幅広い役柄に挑戦し、女優としての評価を高めてきた。一方、バラエティ番組ではお茶目な一面を見せるなど、親近感のあるキャラクターも人気を後押ししている。
もっとも、これらの要素は吉岡だけに限ったものではない。2位の浜辺美波、3位の今田美桜もまた、共通する魅力を持っている。
浜辺は‟透明感女優”の代表格と言える存在だ。主演映画『君の膵臓をたべたい』でブレイクして以来、大きなスキャンダルもなくクリーンなイメージを長く維持してきた。現在もドラマや映画、CMでの露出が多く、清純派女優としての存在感が際立っている。SNSなどではお茶目な素顔も見せ、抜群のビジュアルを持ちながら親しみやすさも兼ね備えている。
今田は明るく華やかな魅力が特徴だ。地元・福岡でスカウトされて芸能界入りし、数々のドラマや映画、CMで存在感を示してきた。地元での活動を経て全国区の人気女優に成長した‟努力型”のキャリアでも知られている。宝くじのCMで兄や姉に可愛がられる末っ子を演じていることもあり、元気でキュートなイメージが強い。そのことが親しみやすい印象につながり、幅広い支持を獲得していると考えられる。この3人に共通しているのは、清楚なイメージ、スキャンダルの少なさ、圧倒的な透明感、そして親しみやすい素顔だ。今回のランキングでは、4位の福原遥、5位の有村架純、6位の芦田愛菜など、トップ3以外の上位陣にも清楚系・癒し系の女優が並ぶ。いずれも、派手さよりも親しみやすさや安心感を抱かせる存在だ。
このランキングは、令和の「理想の恋人像」を示しているとも言えるだろう。
近年のドラマや映画のヒロインは、自立した‟強い女性”として描かれることが増えている。しかし、このランキングを見る限り、男性が求める恋人のイメージは必ずしもそれと一致しているわけではないようだ。
吉岡里帆、浜辺美波、今田美桜の3人に共通しているのは、強烈な個性や強さよりも‟癒やし”を感じさせる点である。SNS時代と言われる現代では、個性的なキャラクターや強い発信力が注目されがちだが、恋人にしたい存在として求められるのは、むしろ安心感や親しみやすさを感じさせるヒロインなのかもしれない。
男性が恋人に安心感や癒やしを求めるのは、ある意味で普遍的な価値観であり、昭和・平成と比べてもさほど変わっていないとも言える。その一方で、厳しい社会情勢や経済状況が続く令和の時代だからこそ、昔以上に安心感や癒やしが「理想の恋人」の条件として重視され、それが同ランキングの「3強」状態につながったとも考えられる。
果たして、理想の恋人像は本当に変わっていないのか。それとも、この‟清楚系ヒロイン”の人気こそが、令和の恋愛観を象徴しているのだろうか。
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