人手不足の『鉄腕!DASH!!』に新風 SixTONES髙地優吾ら“番組立て直し”のキーマン
日本テレビ系の人気バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』をめぐりファンが心配を募らせている。国分太一の降板について、レギュラー出演している松岡昌宏が一部週刊誌の取材で同局への複雑な感情を示し、番組が今後どうなるのかと不安になっている視聴者が少なからずいるためだ。
そんななか、番組には頼もしい若手の助っ人たちが続々と参戦。彼らのフレッシュなパワーで苦境を乗り越えてくれるのではないかと期待を集めている。
同番組では、長らくレギュラー出演していた国分が「コンプライアンス上の問題行為」を理由に6月に降板。国分は降板を受け入れたものの、具体的になにが問題だったのかは局側から伝えられていないとし、11月26日に開いた会見で「答え合わせがしたい」と何度も訴えた。一方の日本テレビ側は「関係者保護を最優先するという経営判断をしているので、これ以上の答え合わせは難しい」とし、双方の主張は平行線となっている。
これを受け、松岡は一部週刊誌の取材に対し、日本テレビへの複雑な感情を吐露。このような状況はかなり異例で、一部メディアでは「城島茂と共に番組を去るのではないか」とまで報じられた。
『鉄腕!DASH!!』では、人気企画「DASH島」で活躍していた元Aぇ!groupの草間リチャード敬太(11月にグループ脱退を発表)も、10月に発覚した問題行為が原因で番組から姿を消している。主戦力だったメンバーが相次いでいなくなったことで、11月30日の放送では城島が「DASH島」で造船に挑戦する際に「人手不足」を嘆く場面があった。リチャードと共に同企画で奮闘していたSixTONESの森本慎太郎も人手不足を実感している様子で、番組のムードに暗い影が落ちていた。
しかし、そんな雰囲気を吹き飛ばしてくれたのが若手の助っ人たちだ。
12月7日の放送では、SixTONESの髙地優吾が造船計画の新たな乗組員として「DASH島」に初上陸。髙地は過去に「木造DASH」企画などにも出演しており、城島は人手不足を嘆いた時に「すごいね、あの子。細かい(作業をする)のがうまい。それにピンポイントで使えるコメントが多い。ナレーションもしやすいと思う」などと絶賛。リーダーのお墨付きをもらっての参戦となったようだ。
髙地は初登場とは思えない頼もしさで「DASH島」になじんでおり、SNS上でも「何でも器用にこなせてすごい」「コメントが冷静で的確」「髙地くんまた来てくれ!」などと好評。このままレギュラー入りしてもおかしくない状況だ。同日の放送では、町の人を100人集めて地元自慢の食材を使い、即興アイデア料理を振る舞う新企画「DASH100人食堂」が始動。山口県阿武町を舞台に、森本、髙地、なにわ男子の藤原丈一郎と大橋和也の4人が挑戦し、髙地を中心に100人前のから揚げや巨大ピザ、パエリア、みそ汁などを3時間ぶっ通しで作り続けた。
過疎化が進む町の活性化の手伝いとして、町民と綱引き対決をしたり、伝統芸能を体験したりする場面もあり、4人は全力のおもてなしで町の人々を笑顔に。松岡、城島のベテラン勢は参加しない新企画だったが、若手たちが大奮闘して視聴者を感動させる盛り上がりをみせた。
松岡と城島は番組に欠かせない“鉄腕!DASH!!の象徴”だが、同番組は体力勝負の企画が多く、アラフィフとなった2人に代わる“若手の実働部隊”がほしいところ。そういう意味でも、有望な若手が育っている状況は心強いことだろう。
このほかにも、timeleszの松島聡やTravis Japanの松田元太など、『鉄腕!DASH!!』の未来を支えてくれそうな若手の有望株はたくさんいる。若手が活躍する企画が増えれば、長寿番組の宿命であるマンネリ化を防ぐことにもつながるだろう。
番組の今後には不安の声もあるが、城島や松岡を中心に「頼もしい後輩たち」がさまざまな企画を盛り上げ、苦境を乗り越えてくれることを期待したい。
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