ちゃんみな&HANAが“師弟”で紅白へ 今から追いつける2組の魅力と誕生ストーリー
今年の大みそかに放送される『第76回NHK紅白歌合戦』は、紅白あわせて10組の初出場歌手が選出されたが、中でも注目を集めているのが「ちゃんみな」と「HANA」だ。ガールズグループのHANAは、2024年9月に音楽プロダクション「BMSG」主催のオーディション番組『No No Girls』から誕生。ちゃんみなが同グループのプロデューサーを務めており、“師弟コンビ”で揃って紅白に出場することになった。
そんな話題の2組だが、「名前は聞いたことあるけどよく知らない…」という人も多いのではないだろうか? そこで今回は、ちゃんみなとHANAの魅力を紹介していきたい。
まず、ちゃんみなは日本語、韓国語、英語を操るトリリンガルラッパー/シンガーだ。幼少期からピアノを習い、自分で作詞・作曲・トラック制作まで手掛ける。さらにダンスも得意で、振り付けまでセルフプロデュースする。この高い才能で、2017年2月の高校在学中に『FXXKER』でメジャーデビューを果たした。
注目を浴びたきっかけは『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』の第9回大会へ出場したこと。同番組でビジュアル、キャラクター、ラップスキルが認められ、2016年に配信した『未成年 feat.めっし』が若い世代を中心にヒット。本格的ラッパーの評価を得る一方、メロディー重視のポップな楽曲も多く生み出し、『Never Grow Up』『ハレンチ』『SAD SONG』などのヒット曲でJ-POPシーンでも成功。同世代の女性から高い支持を集めるようになった。
ちゃんみなの楽曲の魅力は、実体験を交えた赤裸々な歌詞にある。容姿をめぐる中傷や賛美の経験を基にした『美人』、日本人の父と韓国人の母の間に生まれた境遇を歌った『RED』など、葛藤やコンプレックスを吐露した歌詞に多くのファンが共感してきた。女性の強さと弱さを描く世界観は、特に同性から厚い支持を得ている。
セルフプロデュースするトラックも魅力だ。ヒップホップを中心に、ダンスミュージック、ロック、昭和歌謡まで幅広いサウンドを取り入れ、どの作品も耳に残るメロディラインが特徴。もし、食わず嫌いでまだ聴いたことがない人がいれば、映画主題歌の『I hate this love song』や、放送中のドラマ『フェイクマミー』(TBS系)の主題歌『i love you』などから触れてみるのもおすすだ。そんな才能あふれるちゃんみながプロデュースし、大ブレイクさせたのがHANAだ。7人組ガールズグループで、前述のオーディション「No No Girls(通称・ノノガ)」をきっかけに結成された。
このオーディションの特徴は、コンプレックスや挫折した経験を持つ女性たちが参加した点にある。これまでのオーディションは、どこか“選ばれし者”が集められ、華やかな雰囲気が優先されがちだった。しかし、ノノガは「身長、体重、年齢はいりません、ただあなたの声と人生を見せてください」というメッセージのもと応募条件がなく、年齢やビジュアルで機会を奪われてきた候補者ちたが挑戦できる場となった。
通常、オーディションでは書類審査で大半が落とされ、ビジュアルが判断基準になることも多い。しかし、ノノガは「声」を重視した実力主義の審査。歌のうまさよりも“人生が乗っているか”を評価し、美男美女が残りがちな従来のオーディションに疑問を持つ視聴者が熱狂し、審査段階からコアなファンが生まれた。
また、ちゃんみなの熱い思いが見られたのも熱狂的なファンを作り出すことに貢献した。ちゃんみなは、自身がこれまでオーディションで悔しい思いをしてきたことを候補生に示し、自己肯定感が高まる指導を行った。候補生たちはメンタル面でも大きく成長していく姿を見せ、多くの視聴者を引き込んだ。
結果、CHIKA、NAOKO、JISOO、YURI、MOMOKA、KOHARU、MAHINAの7人が選ばれ、いきなりハイレベルな歌唱とダンスを披露するグループ「HANA」としてデビュー。今年4月2日に配信したメジャーデビュー曲『ROSE』が大ヒットし、2ndシングル『Blue Jeans』はオリコン週間ストリーミングランキングで9週連続1位を記録、女性グループ史上初の快挙を成し遂げた。実力主義のオーディションを勝ち抜いたメンバーのレベルの高さが、異例の早さで紅白出場を決めたと言えるだろう。
このように、ちゃんみな・HANAとも、高いパフォーマンススキルを誇る。紅白の大舞台でも本物のアーティストが見せる歌とダンスで視聴者を魅了してくれるはずだ。
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