HYDE「万博でモッシュピットができるライヴは後にも先にもないと思う」大阪・関西万博「和歌山DAY」でHYDEが熱狂ライヴを開催!

HYDE「万博でモッシュピットができるライヴは後にも先にもないと思う」大阪・関西万博「和歌山DAY」でHYDEが熱狂ライヴを開催!

2025.10.06 07:00
提供:WWS channel

2025年10月3日(金)、大阪・関西万博で行われた「和歌山DAY」にて、和歌山県出身のアーティストであるHYDEが、万博会場内の屋外イベント広場EXPOアリーナ「Matsuri」を舞台に、『HYDE [INSIDE] LIVE EXPO 2025 OSAKA,KANSAI,JAPAN -WAKAYAMA DAY-』を開催。

同じく和歌山県出身のシンガー、玉置成実がサプライズゲストで出演するなど、「万博」ならではのスペシャルなステージを披露し、約1万5千人を熱狂させた。

和歌山市出身のHYDEは、「和歌山市ふるさと観光大使」を2年間(2019年1月30日~2021年1月29日)にわたり務めた。

この日はライヴ前に和歌山県知事、宮崎泉知事と対面し、「本日は『和歌山DAY』に出演していただけて光栄です」と宮崎知事。「頑張らせていただきます」とHYDEも笑顔で答えた。

︎夢洲の夜空に響いた、ワールドツアーの熱量

午後6時過ぎ。

夜空の下、さきほどまで降っていた小雨が止み、ハーフマスク姿のHYDEとバンドメンバーが登場。大阪湾からの風が吹き抜ける広大な屋外会場に、HYDEのしなやかな歌声とヘヴィーなバンドサウンドが鳴り響く。宴の始まりを告げたのは……「TAKING THEM DOWN」だ。

現在、HYDEは「HYDE [INSIDE] LIVE 2025 WORLD TOUR」の真っ只中。初見も多いであろう「万博」の観客のために手加減を……なんてことはもちろんなく、拡声器片手に歌い叫ぶHYDEの歌声も煽りもバンドの演奏も、ツアー中の熱量と切れ味そのまま。

「MAD QUALIA」の途中、ハーフマスクを取りカメラを見つめるHYDEの美しい瞳がステージ上のスクリーンに映し出されると、悲鳴にも似た大歓声が場内から湧き起こる。

「大阪!万博、和歌山DAY!お招きいただきありがとうございます。今日は(HYDEのライヴを)初めて見る方もいらっしゃると思います。今日は激しいHYDEさんの日なので、ラルクっぽい感じとは違うけど、こういうカルチャーもあるってことで楽しんでください」

そして、HYDEのデスボイスやヘヴィーなロックサウンドに圧倒されているかもしれない観客に、「(ノリ方に戸惑っても)うちのファンは優しいので!万博のイベントの中でいちばん盛り上がりたいと思います」と宣言。

「6or9」では、観客全員でその場に座り、Bメロ前の<Inside out!>を合図に、3、2、1でジャンプ!をレクチャー。ジャンプやヘドバンを繰り出すファンに煽られ、楽しそうにジャンプで応える人たちの笑顔が見える。

思い返せば、HYDEはずっとこうだった。初見客が大半を占める国内外のフェスにも果敢に挑み、次々と新たな観客を虜にし、ファンはそんな彼の新境地や挑戦を共に喜び、楽しんできた。「うちのファンは優しいので」というさり気ない一言には、互いの強い絆と信頼がたっぷりと詰まっている。

︎記憶に残るスペシャルな「花火」

この夜、凄まじい迫力とデスボイスで観客を釘付けにしたリンキンパークのカバー曲「GIVEN UP」の後、思いがけない特別な瞬間が訪れた。「DEFEAT」の演奏が始まった途端、大屋根リングの向こうで、万博閉幕日まで毎日開催されている「花火」が打ち上がったのだ。

次々と打ち上がる花火を前に、HYDEもバンドメンバーも演奏を止め、しばし見物。奇しくも観客たちは、ステージから客席エリアへ降りてきたHYDEと一緒に万博の花火を見る……というスペシャルな時間を過ごすことに。

再び客席エリアがヘドバン&モッシュの坩堝と化した後は、「永久-トコシエ-」(『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』エンディング主題歌)から「THE ABYSS」と続け、観客を深い音の海の底へと誘う。

実はこの時にHYDEが身につけていたスワロフスキーの軍帽は、現在、オーストリア観光大使を務めるHYDEのために、オーストリアのスワロフスキー・クリスタルワールド社が特別に製作したもの。

万博期間中はオーストリア館に展示されており、「夢幻」(『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』オープニング主題歌)を歌い終えた後、「(パビリオンから)借りてきました」と明かす。

さらに続けて、「以前もここ(夢洲)でなんかやった気がするな」と、10年前に夢洲で開催された「L’Arc~en~Ciel LIVE 2015 L’ArCASINO」での思い出を語る。

10年前は更地状態で、「砂ぼこりがすごかった」とHYDE。そんな場所に再び降り立ったことに対して、「万博でモッシュピットができるライヴは後にも先にもないと思う」と、誇らし気に話す。

間違いなく彼の言葉通り、世界中の人々と歴史と文化が集う万博という舞台で、こんなにも自由で激しいパフォーマンスで大勢の観客を熱狂させられるのは、国民的認知度を誇るアーティストであり、世界を舞台に挑み続ける挑戦者、そして故郷である和歌山市の観光大使も務めたHYDEだからこそ、だ。

︎サプライズゲスト、玉置成実と共に「GLAMOROUS SKY」を熱唱

「もう1人、和歌山のアーティストを呼んでいいですか?」

HYDEの呼び声で登場したのは、HYDEと同じく和歌山市出身のシンガー、玉置成実だ。

互いの実家が近いという2人は、和歌山のおすすめスポットやグルメ話を披露後、HYDEが中島美嘉に提供した「GLAMOROUS SKY」をデュエット。

2021年に和歌山ビッグホエールで開催されたオーケストラコンサートツアー「20th Orchestra Concert HYDE 黑ミサ 2021 Wakayama」でも共演している2人だけに、歌い終わりに肩を組んでジャンプ!の息もぴったりだ。

「残り3曲、燃え尽きようぜ」という掛け声を合図に、「BELIEVING IN MYSELF」「SOCIAL VIRUS」と濃密なヘヴィーチューンを続けた後、再び客席エリアに降臨したHYDEが叫んだ「HONEY!」の声に、広大な場内に大歓声が轟く。

「みんな、来てくれてありがとう。おおきに」

ライヴ中、和歌山弁を交えながら、和歌山の街を久々に自転車で巡ったエピソードも話していたHYDEが、関西愛を込めた言葉と共にステージを後にする。

和歌山県知事との対面後、県内のメディアからの質問に、「来年はオーケストラコンサートを企画しているので、自分の原点に帰った、激しさとは対極のコンサートを和歌山でもやりたい」と語っていたHYDE。

故郷への誇りを胸に、彼の挑戦はこれからも続く。


ライタークレジット:早川加奈子
カメラマンクレジット:田中和子(TANAKA KAZUKO)、石川浩章(ISHIKAWA HIROAKI)

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