

K-POPガールズグループ・BABYMONSTERの初のワールドツアー日本公演を見放題で独占配信、見どころを解説

今年初のワールドツアーを行ったK- POPガールズグループ・BABYMONSTER(ベイビーモンスター)。「2025 BABYMONSTER 1st WORLD TOUR IN JAPAN」と題された日本公演は今年の3月から4月にかけて全国5会場で行われ、約15万人を動員した。その中から、4月13日の神奈川・Kアリーナ横浜公演の模様がオンライン動画配信サービス・Huluにて6月1日より見放題で独占配信中。本記事では、BABYMONSTERの魅力と共に同ライブの見どころに迫っていく。
韓国、日本、タイの多国籍な7人組
BABYMONSTERのメンバーは、韓国出身のAHYEON(アヒョン)、RAMI(ラミ)、RORA(ローラ)、タイ出身のPHARITA(パリタ)、CHIQUITA(チキータ)、日本出身のRUKA(ルカ)、ASA(アサ)、と多国籍な7人。
彼女たちは、YG ENTERTAINMENTの練習生の中から総括プロデューサーのヤン・ヒョンソク氏が数年かけて選んだメンバーだ。世界的な成功を収めたBLACKPINKに続くガールズグループとなるには、才能も魅力も並外れたレベルが求められる。7人はBABYMONSTERのメンバー候補として様々な選抜ミッションに臨み、その様子はYouTubeでも配信のリアリティ番組「Last Evaluation」で公開された。
デビュー曲MVは、公開約10日で1億回再生突破の大記録
2023年11月にデジタルシングル「BATTER UP」をリリースし、翌年4月にミニアルバム「BABYMONS7ER」で正式デビュー。K-POPガールズグループのデビューアルバムの初動売り上げ枚数1位を記録した。
そして、2024年11月に初のフルアルバム「DRIP」を発売し、世界11の地域でiTunesのアルバムチャート1位を獲得。アメリカのBillboardメインチャートである「Billboard 200」にもランクインを果たし、「2024年 最も有望なK-POPの新人」にも選ばれている。
日本では2024年8月に「BATTER UP -JP Ver.」、2025年5月には日本オリジナル楽曲「Ghost」を共に配信限定でリリース。「Ghost」は日本映画「見える子ちゃん」(6月6日公開)の主題歌にもなっている。
オープニングからガールクラッシュ爆発
「2025 BABYMONSTER 1st WORLD TOUR IN JAPAN」は、3月の神奈川・ぴあアリーナMMを皮切りに、愛知・ポートメッセなごや 第1展示館、大阪・Asueアリーナ大阪、神奈川・Kアリーナ横浜、福岡・福岡国際センターの5会場で12回開催。日本での公演は、昨年5月の東京、7月の神戸での初ファンミーティング、8月の「SUMMER SONIC 2024」があるが、単独コンサートとしては今回が初。生で彼女たちのパフォーマンスを体感したいファンたちが詰めかけた。
Huluで独占配信中の4月13日に開催されたKアリーナ横浜公演は、客電が落ちた会場に「Intro」が流れる中、ステージのLEDには今回のワールドツアーが行われる都市の名前がスロットのように回り、「YOKOHAMA」で止まった。「HELLO」「MONSTIEZ(ファンの名称)」「THIS IS」「BABYMONSTER」と文字が出て、シルエットの7人の姿や1人1人の名前と写真、ツアータイトルが映され、期待感がMAXまで上がる。
オープニングVTRが終わり、会場が一瞬暗くなった後、遂に7人が登場。「Are you ready―!?」とRUKAが力強く叫んで、1曲目の「DRIP」が始まった。
ガールクラッシュなカッコよさ、セクシー、キュート…1曲の中でいろんな面を魅せる7人から目が離せない。今ツアーの演奏は生バンドで、彼女たちの歌ももちろん生歌。激しく踊りながらもブレない歌声に圧倒される。この曲のキラーポイントでもあるAHYEONの“三段高音”が会場に響き渡った。
「楽しむ準備、できたー?」とAHYEONが会場を煽るように尋ねて、2曲目の「BATTER UP」へ。普通、グループはボーカル、ラップ、ダンス、と担当があり、彼女たちも一応得意パートがあるのだが、全員がすべてにおいてハイレベル。それに加えて、魅力的なビジュアル。「何ひとつ欠けていない“オールラウンダーグループ”」であることを証明するパフォーマンスだ。
2曲を終えて最初のMCへ。日本人のRUKAとASAが中心になって、すべて日本語で進行。パフォーマンス中はカリスマ感たっぷりだが、話している時は普通のキュートな女の子。そのギャップがたまらない。
練習生時代からこれまでの胸アツVTR
「DRIP」のもう1つのタイトル曲「CLIK CLAK」、チャーリー・プースが楽曲提供した「LIKE THAT」、そして「SHEESH」と代表曲ゾーンの後、LEDに彼女たちそれぞれの幼い頃のVTRが流れ、「BABYMONSTER THE BIGINNING」の文字が。練習生時代の映像と共に、アーティストを目指したきっかけを語る7人。
「幼い頃、モデル活動をしていたのを見たYGから連絡がきた」と言うRAMI。AHYEONは「友達がYGの1次オーディションに受かり、ナゾの嫉妬心で私も一度やってみようと思った」と笑って振り返る。RUKA、PHARITA、CHIQUITAは“BLACKPINKがきっかけ”だと語る。RORAは「こんな機会はめったに無いから挑戦してみようと思った」と話し、ASAは「人前に立つのがすごく好きで、その頃からアーティストへの夢を持つようになった」と語った。
そして「Last Evaluation」の映像へ。上手くなりたくて、デビューしたくて、一生懸命頑張ってるのに上手くいかずに泣く姿に過去のこととはいえ胸が痛む。親と離れて1人でタイから韓国に来たPHARITAは、甘えたり頼ったりできる母親がそばに居なくて、つらくても「どうしていいかわからない」と当時のインタビューで泣いていた。RUKAも「友達はみんな大学に行ったり親孝行したりしてるのに、私だけできていない…」と結果が出ない苦悩を口にしていた。
ほんの2、3年前の映像なのに、とても昔のように見える。それだけ急激に彼女たちは成長したということ。とんでもない量の汗と涙を流した結果、今の彼女たちがいるのだ。胸アツすぎるVTRを見て、会場のボルテージはさらに上昇した。
日本人メンバー、RUKAとASAのユニットステージも
そして、ソロやユニットコーナーの中から、今回のHulu配信ではRUKAとASAの「Woke Up In Tokyo [RUKA&ASA]」をお届け。対戦カードゲームのような演出のLEDやピンクとブルーのサイバーテイストでポップな衣装、「マイネームイズ“ルカ・カワイ”デス」「マイネームイズ“アサ・エナミ”デス」と自己紹介の入ったラップや途中で“かめはめ波”を撃つ振り付けなど、「kawaii」が詰まったステージだった。
続いては、雰囲気を一変させて「Love,Maybe」を披露。オープニングゾーンの黒をベースにした衣装から全身白にチェンジし、狂おしいほどの恋心を情感たっぷりに美しいハーモニーで歌い上げる。彼女たちの歌唱力を堪能できるナンバーで、特に終盤のRAMIの高音は必聴だ。
そして、「私たちの気持ちは本当に切実です」というナレーションから始まる7人のステージにかける想いが流れた後、ある意味原点とも言えるプレデビュー曲「DREAM」へ。これは「Last Evaluation」で最初に披露された楽曲。「私は強くなってる」「絶対に逃げたりしない」など、デビューへの強い覚悟を思わせる英語の歌詞がメンバー直筆でLEDに流れ、より一層メッセージが伝わる。歌い終わると大きな歓声と拍手が沸き起こった。
先輩レジェンドグループ・2NE1のカバーも披露
会場が感動モードに包まれる中、ブリッジVTRに続けてメンバーたちのご当地トーク映像へ。今回のテーマは「神奈川でしてみたいこと」。カップヌードルミュージアムやコスモワールド(遊園地)、「SLAM DUNK」の聖地の鎌倉に行ってみたい、など盛り上がる7人。そして、ファンへの一言を求められて、AHYEONが「MONSTIEZ(ファンの名称)のお兄さん、お姉さん、メッチャ大好きー」と日本語で言ってハートマークを作ると、あまりのかわいさに会場からため息まじりの歓声が聞こえた。
シルバーの衣装で登場したメンバーは、「BILLIONAIRE」で強い女性を表現した後、ロマンティックなラブソング「Really Like You」でキュンとさせる。ステージの左右に広がって客席とコミュニケーションを取りながら歌い、ラストは全員で「MONSTIEZ、愛してるー!」とファンへの愛を表した。
YGのレジェンドガールズグループ・2NE1のカバーを2曲披露した後は、ラストスパート。AHYEONの「もっと行けますよねーっ!?」との問いかけに、全力で応えるMONSTIEZ。「Alright ok ok ok ok~BABYMONSTER!」と大きな掛け声が会場に響き、「FOREVER」が始まった。
本編ラストは「Love In My Heart」。「私の心の愛を全部あげる」という歌詞のように、会場の隅々まで見渡して、気持ちが届くように歌う7人が印象的だった。
デビューから2年とは思えないステージは必見
ライトスティックで会場が真っ赤に染まった中、7人が登場して、再び「SHEESH」でアンコールがスタート。ガールクラッシュを爆発させた後は、ASAが「まだまだ遊べますよね?まだ座ってる人は立ってください!」と煽って「BATTER UP [Remix]」を披露。ここまで20曲以上歌っているが、全く歌声がブレない。それどころか飛び跳ねながら何事もなく歌っている。そんな彼女たちに触発されて、天井知らずにテンションを上げるMONSTIEZたちに、メンバーも「アーティスト顔負け(のパワフルさ)」と驚いていた。
アンコールでは思い思いのファッションで登場した7人だが、RUKAは白シャツ、ネクタイ、チェックのミニスカに黒縁メガネという“学生ルック”に。「久しぶりに学生になってみました(笑)」と言う彼女にメンバーからも会場からも「かわいいー!」と声があがり、「何年ぶりだろ」とテレる一幕も。
それぞれ、今日の感想を述べた後、「このままお別れするのは寂しいですよね」とまだまだ大サービス。ラストソングの「Stuck In The Middle (Remix)」では、特別に撮影OKに。日本でのコンサートでは本当に珍しいことだ。歌い出しのフェイクでCHIQUITAがアニメ声で「アイシテルー」とフザケる。最後まで思いっきり楽しんでコンサートは終了した。
デビュー2年とは思えないほどのパフォーマンス力、会場を掌握するカリスマ性、お世辞ではなく、グループ名のようにどれをとってもモンスター級のBABYMONSTER。百聞は一見にしかず。MONSTIEZはもちろんのこと、彼女たちをまだよく知らない人には特に見ていただきたい。必ずお気に入りの歌、お気に入りのメンバーが見つかり、“ベビモン沼”にハマるはず。
見放題配信の良いところは、好きな時に何度でも楽しめる点。そして、臨場感溢れるカメラワークで会場で見ている気分にもなれるところだ。
◆文=鳥居美保
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