江口のりこ

江口のりこが今期ドラマで無双状態 『あんぱん』『対岸の家事』『ソロ活女子』で別人級の3変化が話題

2025.04.16 19:03
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女優の江口のりこが、今期のドラマで「無双」状態になっていると話題だ。まったくタイプの違った3つのドラマで異なる役柄を演じ、どれも好評で大きな反響を呼んでいるのだ。主演、二番手、バイプレイヤーと起用ポジションもバラバラなのが特徴で、幅広い対応力と演技力の高さに改めて注目が集まっている。

今期のドラマで最初に江口の演技が大きな話題になったのは、4月1日にスタートしたTBS系火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』。初回では、多部未華子が演じる主人公の専業主婦・詩穂と、江口が演じるワーママ(働くママ)の礼子の出会いと衝突、そして双方の「苦しさ」が描かれた。

とくに反響が大きかったのがワーママの礼子の生活で、彼女は専業主婦をどこか見下しながら仕事とワンオペ育児を両立しているが、あまりの多忙さで限界に。トラブル続発の末にストレスが爆発し、言うことを聞かない子どもを思わず怒鳴りつけてしまう迫真のシーンは衝撃的だった。

SNS上では「江口さんの演技に震えた」「気持ち分かりすぎてヤバイ」「まるで自分を見ているみたい」などと共感の声が続出。「元気な時に観ないとメンタル持ってかれる」「リアルすぎて落ち込んでしまう」といった意見まであるほど、江口の演技は高く評価されている。

その他にも、礼子が劇中で発した「専業主婦は時流に乗り遅れた絶滅危惧種」「ゲームオーバー」といったパワーワードが視聴者に衝撃を与え、SNSでトレンド入りするなど話題を呼んだ。主演の多部が専業主婦役ということもあり、世の働くママたちは江口の演技のほうに共感した人が多いようだ。同作で江口は二番手の位置づけとなっており、今後も彼女を中心としたエピソードが多く描かれそうだ。

4月2日深夜には、テレビ東京系の主演ドラマ『ソロ活女子のススメ5』の放送が開始。同ドラマは、フリーライター・朝井麻由美氏のエッセー本を原案に、主人公の五月女恵(江口)が一人でしか味わえない贅沢な時間を満喫する「ソロ活」をする姿を描く作品だ。今作でシーズン5を迎えており、同局系の大ヒットドラマ『孤独のグルメ』に続く人気シリーズとして注目されている。

シーズン5は前期の台湾に続く海外ソロ活第2弾として、オーストラリアのメルボルンが舞台に。主人公は気ままな独身生活を謳歌しながらソロ活を楽しんでおり、仕事と育児の両立で疲弊している『対岸の家事』の役柄とは真逆の設定だ。しかし、視聴者からは「ソロ活女子のススメの空気感、ほんとに好き」「私もソロ活やってみたいって思わせる素敵な演技」「江口さんのマイペースな演技、引き込まれるし共感もする」などと絶賛され、安定の好評ぶりを見せている。

さらに、江口は3月末から始まったNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』にも出演。ヒロインの母親・羽多子を演じており、家庭的で優しく、それでいて肝の据わった「たくましい昭和のお母さん」といったイメージの役柄だ。これも『対岸の家事』や『ソロ活女子のススメ』で演じている役とはまったく異なる。

同作は「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(のぶ)さんをモデルにした物語で、羽多子はジャムおじさんを想起させるパン職人の「ヤムおじさん」とのエピソードやその名前から「バタコさん」につながるキャラクターではないかと話題に。演技についても、SNS上では「江口さんのたくましくも優しい演技が素晴らしい」「相変わらず江口のりこさんの演技は完璧なんよなぁ」「演技の説得力がハンパない」などと称賛の嵐が巻き起こっている。江口といえば、柄本明が率いる「劇団東京乾電池」の入団試験に受かって19歳で上京。同劇団を選んだ理由として、江口は昨年9月に「婦人公論」(中央公論新社)WEB版に掲載されたインタビューで、「正面きって『汗かいてます!』みたいな熱い舞台が苦手。どうしても気恥ずかしくなってしまうんですよ。その点、乾電池には押しつけがましいところがなく、『ここなら私でもやれるかも』と思ったので」と語っている。当時から、今も持ち味になっている自然体の演技が好みだったのだろう。

新聞配達のアルバイトなどをしながらの長い下積みを経て、2014年度後期のNHK朝ドラ『マッサン』や2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』などへの出演で実力派として注目されるように。そして、2020年版のTBS系『半沢直樹』で演じた国土交通大臣役でブレイクした。

数々の役柄を演じてきた江口だが、同時期に3作品でタイプの異なる役を務めるという、演技の振り幅の広さには恐れ入る。そのどれもが視聴者の共感や感動を呼ぶ名演技というのだから「さすが」のひと言だ。ドラマで八面六臂の奮闘をする一方、5月から6月にかけて舞台「星の降る時」への出演を控えており、10月から別の舞台の予定も入っている。人柄的には物静かで淡々としたイメージがあるが、そのバイタリティには感服するばかりだ。

業界内では「将来的に樹木希林や桃井かおりのような個性派の大女優になるのでは」と推測する声もあるが、今期は3本のドラマでそれだけの才覚を感じさせる「無双」の大活躍を見せてくれそうだ。

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