

有村昆が「泣ける映画」を紹介「なにか夢を追いかけたことがある人なら胸に響く作品」
最近、映画を観て泣いてますか? 悲しい涙、嬉しい涙、感動の涙など、その種類はいろいろあると思いますが、泣くという行為はストレス解消効果がすごいそうなので、たまには積極的に泣いてみるのもいいかもしれません。そこで、あまり人前で泣かない僕、有村昆が、思わずガチで涙してしまった作品を3本紹介していきたいと思います。
『僕のワンダフル・ライフ』
これはペット、特に犬を飼ったことがある人なら絶対に泣ける映画です。動物好きな人なら、感情が入りすぎて最後まで観続けられないかもしれません。
この映画は犬が死んだら、すぐ犬に生まれ変わる輪廻転生を描いています。動物モノが得意なラッセ・ハルストレム監督なので、犬目線で撮ったりとか、ツボをついた泣ける描写が多いんですよ。
イーサンという少年がベイリーという犬を飼っていて、気持ちが通じ合って固い絆を育むんですけど、やがてベイリーは亡くなってしまう。ベイリーはゆっくり目を閉じて、次の瞬間に目を開けると、別の犬に生まれ変わるんですけど、イーサンのことは忘れてないんです。そして何度も生まれ変わって、警察犬になったり、犬好きの家族と暮らしたり、ちょっと不遇な家に生まれて虐待されたりと、さまざまな一生を遂げていきます。
そして、ベイリーはついにイーサンに巡り合うことができるんですが、もう大人というか、くたびれた中年になったイーサンは、この犬がベイリーの生まれ変わりだと気づくことができるのか…というお話です。
この作品には原作があって、作者の恋人が飼っていたワンちゃんが亡くなったという話を聴いて、彼女を励ますためにとっさに思いついた作り話が元になっているそうです。その彼女と結婚して暮らしているときに、「あなた、あの話を本にしてみたら?」と勧められて小説にしたらベストセラーになって、映画化までされたという、非常にビジネスっぽい展開になるんですけども。
でも、この「犬は転生を繰り返す」という設定は秀逸ですし、信じたくなるものがありますよね。『千の風になって』という歌があったじゃないですか。死んでしまった家族が、どこかで見てくれていて、いつかまた会えるかもしれないというのは、例え作り話だとしても、人を救うんだなと思いますね。
『ボクたちの交換日記』
鈴木おさむさんが書いた小説『芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~』を映画化した作品です。メガホンを取ったのは、これが三作目の監督作となった内村光良さん。
田中と甲本の2人が組んだ房総スイマーズという売れないお笑いコンビが、現状を打開するきっかけになればと交換日記を始めます。日記のおかげでお互いの気持ちは理解していくんですけど、芸人としてはなかなかうまくいかない。そんななか恋人に子供ができたので、甲本が夢を諦めて芸人を辞めるという選択をします。
そして数年が経ち、大御所芸人となった田中のもとに、ある少女が「交換日記」を届けにくる、というお話です。
この作品のポイントは「夢を諦めることは、悪いことなのか」ということを問いかけてくるところなんです。お笑い芸人だけじゃなく、ミュージシャンやアーティストなど、夢を追いかけている人は「売れる・売れない」の狭間で苦しむことになります。一般的なサラリーマンでも、仕事を続けていくなかで自分の理想のポジションに辿り着けなくて、諦めて辞めてしまうことなんてよくあるわけじゃないですか。
そして世の中は、そうやって諦めてしまった人のほうが圧倒的多数なんです。甲子園だって優勝するのは一校だけで、他は全部負け。オリンピックに出てもメダルを取れなかった人がほとんど。それでも、それぞれの人生は続いていく。
この2位以下の人たちが、夢をあきらめて生きたとしても、それはそれですごいことなんですよね。この作品はさらに踏み込んで「大切な人のために自分の夢を諦めることはできるのか」というテーマも描いていきます。これは芸人なら絶対に泣くし、なにか夢を追いかけたことがある人なら胸に響く作品だと思います。
夢を追いかけるのも、諦めるのも、どちらも等しく価値があるということを教えてくれるような気がしますね。
『コーダ あいのうた』
これは個人的にはベスト3に入るくらい泣いた作品です。
女子高校生のルビーは4人家族で、家業は漁師をしています。両親とお兄さんは耳が不自由で、家族のなかで健常者はルビーだけ。なので、ルビーは小さい頃から家族の通訳をする役目を担ってるんです。
そしてルビーは歌の才能があって、学校の先生から君は100年に1人の逸材だなんていわれて、名門の音楽学校への進学を勧められるんですね。でも、生きていくには通訳が必要なので、家族はルビーを手放したくない。ルビーも悩んだ末に進学を諦めるんです。
ルビーは合唱サークルの発表会に出るんですけど、家族にはその歌声が聞こえない。周りは拍手してるけど、なにがいいのかわからないんです。そこでお父さんがルビーの喉の声帯のところに触れて、その振動で歌を感じ取ろうとするんです。このシーンは、本当に感動しましたね。
この作品も、家族のために自分の身を犠牲にできるかというテーマが描かれていきます。もちろん、家族と一緒に助け合って生きていくという幸せはあるんだけども、それがすべてなのか。家族という他者との適切な距離感とは、というセンシティヴな問題を深く考えさせられる1本ですね。
この作品が素晴らしいのは、障害者が出てきて、実際に聾唖の方が演じてたりするんですけど、そのハンディキャップや、生きる苦しさが泣きポイントじゃないことなんですよね。親は娘の幸せを願っていて、娘を家族のことを考えている。それでも夢を叶えるためにはどういう選択をするべきなのか、という誰でも共感できる感情が描かれているので、泣けるし、感動するんです。
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