

松嶋菜々子『あんぱん』で見せた圧倒的な美と存在感─なぜ彼女は今なお輝き続けるのか?
女優の今田美桜が主演するNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』が3月31日にスタートした。「アンパンマン」を生み出した漫画家とその妻をモデルにした物語だが、開始当初にSNSで話題を席巻したのは、バイプレイヤーとして出演した松嶋菜々子の圧倒的な美貌と存在感だった。なぜ彼女は年齢を重ねても輝きが陰るどころか、より魅力的になっていくのか。その理由をひも解いてみたい。
『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんと妻・ 暢(のぶ)さんをモデルにした作品。ヒロインの朝田のぶ(今田)が夫の柳井嵩(北村匠海)と共に戦前から戦後の荒波を乗り越え、2人の思いを体現した異色のヒーロー「アンパンマン」の誕生にたどり着くまでを描く。
松嶋菜々子は、やなせさんをモデルにした嵩の母親・登美子を演じている。登美子は初回から登場し、病気で夫を亡くした後、親戚に嵩を預けて再婚するという、現代の価値観から見ると「ひどい母親」とも思える人物だ。決して息子を愛していないわけではないだろうが、この時代、夫に早く先立たれた女性の選択肢は極めて少ない。だからこそ、登美子の奔放に見える生き方にも切なさがにじむ。
松嶋はそんな難しいキャラクターを、軽やかに優雅に、そして気品と心の奥底に感じさせる「闇」も含めて好演。大正浪漫の香りを残したレトロな髪型と着物姿がなんとも艶やかで、彼女が存在するだけで画面が華やかになる。いわゆる「大女優」の風格だ。
実際、SNS上の視聴者からは「松嶋菜々子さんの美貌がスゴすぎる」「やまとなでしこ時代からずっと美しい」「松嶋菜々子さんが美人すぎて朝からひっくり返った」「松嶋さんが出ると画面が強すぎて話が入ってこない」などと、ストーリーそっちのけで松嶋を称賛する声が続出。Xで「松嶋菜々子」がトレンド入りするなど大きな反響を呼んだ。
確かに、松嶋は現在51歳とは思えないほどの「エイジレス」な美しさを保っている。しかし、彼女の美しさが多くの人の心に響くのは、無理に若作りするわけではない「ナチュラルさ」があるからだ。
松嶋は昨年3月の「VOGUE JAPAN」WEB版のインタビューで、産後に「見た目を変えない努力をしなければならない」という世の中の圧力を感じていたとしたうえで、以下のように語っている。
「けれど、容姿を若いまま保つことだけに執着する必要はなく、上手に変化していけば周りからは『変わらないね』と言ってもらえるのだなと気づいて。美しさや若さにこだわるのは素敵なことですが、けっしてそれだけがすべてではないですし、行きすぎると危険だと捉えています」
この言葉から、松嶋の美の秘訣は「上手に変化していくこと」なのだと分かる。若さに必死にしがみつくのではなく、ありのままの自分を進化させていくことが「最強のアンチエイジング」なのだ。それには鋭敏なバランス感覚や客観性が必要であり、おそらくそれは女優業にも生かされているのだろう。
圧倒的な美しさ、確かな演技力、一瞬で場を支配する存在感……これらをすべて兼ね備えている女優はそうおらず、さらに彼女は視聴者からの好感度も高い。ナチュラルな美を体現することで、女性たちにとっては「こんな美しい人になりたい」という目標になり、男性たちにとっても彼女の上品な美しさは「あこがれ」となる。松嶋の好感度の高さを語るうえでは、夫の反町隆史の存在も欠かせない。2人は1998年のフジテレビ系ドラマ『GTO』で共演したことをきっかけに交際し、2001年に結婚。美男美女カップルの結婚として大きな話題となり、それから24年がたった現在も「おしどり夫婦」のイメージが浸透している。昨年4月には同局系スペシャルドラマ『GTOリバイバル』で久々の夫婦共演を果たし、CMでも仲よく共演している姿が好評となった。
反町も松嶋に負けず劣らずの「上手な変化」を実現し、精悍なイメージだった20代のころとは違った「大人の男」としての魅力を身につけ、役者としての演技の幅も広げている。やはりこちらも無理をしている印象がなく、ナチュラルなのが好感を持たれる大きな要因だ。年齢を重ねても素敵な2人は「理想の夫婦」として世間に認識され、それが松嶋の好感度をさらに押し上げているのである。
くしくも、松嶋が2000年に主演した懐かしのフジテレビ系月9ドラマ『やまとなでしこ』の配信がNetflixなどで解禁され、20代のころの彼女のかわいらしさや演技力の高さが話題になっている。四半世紀前と現在進行形の両方で同時に高く評価されるという特異な状況を見ても、松嶋が稀有な女優であることがうかがえる。
『あんぱん』でその魅力が広く再認識されることになった松嶋。今後、年齢を重ねながら女優として、一人の女性としてどのような「変化」を見せてくれるのか楽しみだ。
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