2025年3月31日解散するKAT-TUNがファンに向けた生配信「Thanks to Hy.phen 2025」を行った。

KAT-TUN、解散日ラスト生配信で涙止まらず「今の自分があるのはメンバーのおかげ」“6人”で乗り越えた25年の軌跡

2025.04.01 14:30
2025年3月31日解散するKAT-TUNがファンに向けた生配信「Thanks to Hy.phen 2025」を行った。

3月31日、この日をもって解散するKAT-TUNが、彼らたっての希望でファンに向けた生配信「Thanks to Hy.phen 2025」を行った。夜9時にスタートした生配信は「Real Face♯2」で幕を開け、サビ前でサングラスを外す亀梨和也、ラップでにらみを利かせる上田竜也、軽快なボイパを奏でる中丸雄一。クールで、鋭く、威圧感たっぷりな、これぞいつものKAT-TUN――かに見えた。これが3人での最後の歌唱なのか…そんな思いで食い入るように見ていたハイフン(KAT-TUNのファンの呼称)がどれほどいただろうか。

KAT-TUNが築いた新しいアイドル像

2006年に「Real Face」でデビューし、曲中に舌打ち、パフォーマンス中に笑顔を振りまくこともしない、“態度が悪い”“生意気だ”と揶揄されながらも時代は彼らを受け入れた。やんちゃな彼らは瞬く間にスターダムにのし上がり、新しいアイドル像を作り上げた。

この日、そんな当時の思い出に幾度となく浸っていた3人。生配信を行った場所は「Real Face」のMVを撮影したスタジオで、2001年グループ結成当初からのステージ衣装やライブグッズがずらりと並ぶ。その一つ一つに思い入れがあると語り、過去の衣装をコラージュした15周年のツアー衣装や、空港で厳しいチェックにあうと話題になったピストル型のペンライトを紹介し、懐かしそうに目を細めていた。

思い出の品を家から持ち寄る企画では、大きな箱からライブグッズのトランプを取り出した中丸。亀梨が「それだけ!?」とあぜんとする中、「本当はYOU&Jのファンクラブ会員カード000001だったから、それにしようと思ったけど、前に番組で紹介しちゃったから…」と中丸がごにょごにょ言い訳。亀梨が「なんでお前が1番なんだよ、納得いかねーな。それ見たかった」としょんぼりすると、中丸は「じゃ、来週持ってくるわ」と発言。これにはすかさず上田が「来週はねーんだよ」とツッコミを入れる。こんなピリリとスパイスの効いたやり取りが実に彼ららしく、ライブのMCを思い出した。

そんな中、亀梨から2人へ、結成年2001年に製造されたワインをプレゼント。「俺もおそろいだから」と言う亀梨に、上田と中丸は照れくさそうな笑顔を見せていた。

生配信が30分を経過すると、少しずつ漂ってくるさみしさの香り。静かに「外に行きましょうか」とカメラを従えて行った先には炎が噴出する派手な野外ステージ。「わぉ!」「イエーイ」「特効大好き」とテンションを上げるも、「PRECIOUS ONE」(ライブのラスト曲に何度も使われたハイフンに人気の楽曲)が流れると中丸の目にはうっすら涙が。ここからは、いつものとがったKAT-TUNとはいかなかった。

それぞれのラストメッセージ

「『Thanks to Hy.phen 2025』と題したこの生配信、最後に皆さまへの感謝を伝えたいと思います」とゆっくり語り出した中丸。「四半世紀前、我々もまだ中学生だったころ、先輩の背中を見て僕らもああなれたらいいなと思って活動を続け、(次第に)KAT-TUNを気にして応援してくれる人が増えていき、そこに喜びをもって駆け抜けていたような気がします。全てのスタッフさんへ感謝を述べたいと思います。ありがとうございます。かつメンバーですね、赤西くんと田口くん、田中くんも込みですけど、この6人でなければこの軌跡はたどれなかったと思います。最後までKAT-TUNやりましたよと、この気持ちが届くといいなと思っています。ファンの皆さんにはもうありがとうございますしか言えないです。全ては皆さんに喜んでもらうために、そういうモチベーションでずっとやってきました。楽しかったなと思ってもらえたら満足です。本当にありがとうございました」。

続いて語り始めたのは、既に目を赤くはらした上田。「今日でKAT-TUNが幕を閉じる。こんな紆余曲折あっても応援してくださったファンの皆さまには、心より感謝しています。愛してくださってありがとうございました」。

時折涙でのどを詰まらせ、顔をくしゃくしゃにして、だけど涙を見せたくなくて後ろを向いてしまう。それでもあふれる涙を止められず、言葉に詰まり、何度も「ごめんなさい」と口にする。そんな上田に亀梨が「いい、時間気にしなくていい」と小さく声を掛けた。

ようやく落ち着きを取り戻した上田が続ける。

「自分の存在意義として皆さんの生活に寄り添えたり、誰かの励みになったり、そういうふうになりたいと思って突っ走ってきました。けど、もしかしたら悲しませることが多かったかもしれません。僕たちは2001年にKAT-TUNという船に乗り、2006年にデビューして、長い長い道のりをメンバーと共に過ごしてきました。メンバーが1人1人船を降り、結果的にはKAT-TUNは歩みを止めることになりましたが、本当にメンバーには感謝しかありません。どんな時代にもすごい乗り越えないといけないことがあって、それはメンバーがいなかったら乗り越えられなかった、今の自分があるのは5人のおかげ。赤西、田口、聖、そして今この場にいる亀梨君と中丸君には本当に感謝しかないです。ありがとうございます。明日からの上田竜也としての人生は正直、全然想像できてません。それほど自分の中でKAT-TUNというのが大きかったんだなと実感しています。ファンの方についてきてもらえるように前を向いて、自分とエンターテインメントを追及して、皆さんにワクワクしてもらえることを約束します」。

最後は、この日で事務所からも退所する亀梨。「KAT-TUN結成25年、デビューしてから19年。デビュー前の活動から振り返って、いろいろなことを考えながら今日という時間を迎えました。なかなか思うようにデビューもできず、葛藤の日々があったかと思いきや、このメンバーだからこそ本当にスペシャルなデビューを迎えることができた。KAT-TUNとしてのプライドとこの会社の中で誰も成しえなかったことをするんだという思いで、続けてきました。一筋縄ではいかないグループだった。当時の自分が今ぐらいもっと気持ちに余裕があったり、受け止めるキャパがあったら、もっともっと大きなグループにできたのかななんて思います。そんなグループをここまで支えて、共に進んでくださったハイフンには心から感謝をしています。そして、何よりも、メンバー…赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一、本当にくっついたり離れたり、ぶつかったり、どこにも負けないくらい手を取り合って大きな波に向かって行ったり。この25年という歩みで得た経験、見てきた景色を、しっかりと次の一歩へ迎えたいなと思います。大きなお世話になると思いますが、引き続きここで戦うメンバー2人をどうぞ、よろしくお願いします。そして、KAT-TUNというグループが、この船が進んできた道、歴史を、どうか大切に大切に思ってくれたらうれしいなと思います」。

これまでKAT-TUNのライブでなかなか涙を見せなかった男が泣いていた。弱音を吐かない男が後悔を口にしていた。それでも最後は、しっかり前を向き、「進むと決めた以上、もっともっとすてきな景色を皆さんに届けられるように、誇れる未来でつながれるように歩んでいけたらと思っています」と締めくくった。

「ファンの皆さまと直接会って感謝を伝える場を作る」「場所、日時が決まったらお伝えします」といううれしいお知らせを挟んだ後、ラストは勢いある「We Just Go Hard」でド派手な特効を打ち鳴らし、オルゴールバーションの「ハルカナ約束」をアカペラで1フレーズだけ披露。そして、ライブを締めるいつもの決まり文句、「We Are KAT-TUN」と叫び、生配信は終了。抱き合う3人を炎が照らす中、KAT-TUNは幕を下ろした。

◆取材・文=石塚ともか

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