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布袋寅泰、来年開校の音楽専門校“特別顧問”に就任 入学検討者に特別授業「失敗する勇気は大事だと思います」
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ギタリストの布袋寅泰が、2月18日に都内で開催された「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサルミュージック」記者発表会に出席。同校の特別顧問に就任し、入学検討者への“特別授業”を行った。
デジタル時代に対応した音楽専門校
2026年4月より開校する「バンタンミュージックアカデミーPOWERED BY ユニバーサルミュージック」は、株式会社バンタンとユニバーサルミュージック合同会社が提携し、大卒・高卒資格を取得しながら音楽を専門とする現役クリエーターから実践的なカリキュラムを学べる、デジタル時代に対応した音楽専門校。布袋は同校の特別顧問に就任した。
布袋は「変化と挑戦の軌跡」をテーマに“特別授業”を実施。布袋をして「ロングロングタイムアゴーの話」だという少年時代の音楽との出会いから、バンド時代、ソロアーティスト時代、ロンドン時代、コロナ禍、アーティスト活動40周年、現在までそれぞれエピソードを交えて語った。
もともとピアノやエレクトーンを弾いていたという布袋は、14歳のころにギターと出合ったそうで「当時の日本の歌謡界、テレビで流れているのは沢田研二さんやCharさん、すごくロックを感じるアーティストが多くて(影響されて)。まず音を聞くことから始めて、ある日楽器屋さんでエレクトリックギターに恋をしてですね。手に入れてギターを始めました」と述懐。
そこから地元・群馬でアマチュアバンドを組み、小さいスペースでライブをするところから始まったという。活動していく中で、音楽のコンテストを受けることもあり「ベストギタリスト賞なんてのは取ったことがないんだけど、いつもベストアイデア賞とか、『あなたは発想が面白いよ』なんて言われてその気になっちゃって、東京に出てプロの道にチャレンジしようかと」と活動の場を東京に変えたと振り返る。
「東京に出てきて、たまたま群馬の仲間とBOOWYを結成して、ライブハウスからのゼロからのスタートではありましたけど、19歳からプロとしてのバンド人生は始まりました」と、のちに“伝説のロックバンド”と言われるBOOWY結成への道のりも明かした。
ソロアーティスト転身で“歌唱”挑戦も転機に
1988年にBOOWYが解散し、ソロアーティストに。そこも大きなターニングポイントだったという布袋は「ギタリストでしたから歌を歌うこと自体も初めてだったし。インストゥルメンタルのギタリストとしてやっていく方法もあったけど、自分の音楽には絶対的にメロディーが必要だし、自分でトライしてみようと。それが僕の大いなるチャレンジの一歩ですね」と振り返った。
その後も、映画「新・仁義なき戦い。」(2000年)のメインテーマとして制作された楽曲で、クエンティン・タランティーノ監督の熱烈なオファーにより映画「KILL BILL」(2003年)のテーマ曲としても世界的に注目を集めた「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」の秘話や、ロンドンに拠点を移してからのこと、コロナ禍で行った日本武道館での無観客ライブについてなど、自らの言葉で自身の音楽史をたどっていく。
あらためて今後の夢や野望について聞かれると「夢や野望というようなものはないかもしれないけど、まだ“ゴール”には程遠いような気がしますね。まだまだ自分を磨いていきたいと思うし、結局ゴールではなくプロセスを楽しむというなら、むしろプロセスの方が大切なんじゃないかと最近思います」という考えを明かす。
続けて「ヒットすることもチームとともに成功を得るというすごくダイナミックな喜びはあるけれど、それが継続することはなかなか難しい。時には挫折したり自分の中で何も生まれなくなって苦しんだり、それも自分を豊かにするプロセスだと思う。大人になって、人生はプロセスを楽しむために時間が流れるんだなと最近は思いますね」と、必ずしも結果だけがすべてではなく、過程も大切なものであると持論を伝えた。
布袋「悔しさが欲しくて50歳でロンドンに行った」
さらに、同校の入学検討者から布袋に直接質問をするという質疑応答のコーナーも行われた。「音楽を辞めようと思ったことはありますか」という質問に、布袋は「辞めようとまで絶望的になったことはことはないですね」と即答する。
「僕にはこれしかないから辞めるわけにはいかない。例えばバンドが解散してソロになってなかなか自分のやりたいことがリスナーにも伝わらない。ましてや周りのスタッフにもなかなか伝えられない、そういう自分自身の中で葛藤した時期はありましたけど」と回顧。
その上で「だからこそ僕の場合はその悔しさ、そのもどかしさを武器に。辞めるんじゃなくて、(悔しいからこそ)だからやるんだ、だから伝えようとするんだっていうふうに逆転の発想にすると続ける理由になる。むしろ僕の場合は悔しさが欲しくて50歳でロンドンに行ったというところもあります。当たり前なことが当たり前にならないように、自分の中でいつもはみ出ていくというか、失敗する勇気というのは大事だと思います」と、実体験を交えて答えた。
また、音楽業界を目指す中で不安に感じてしまう瞬間があるという入学検討者からの「布袋さんは何か不安に思われることはありますか?」という質問も。
これに布袋は「不安はありますよね。人間ですから」とした上で、「音楽業界はパフォーマー、物を作る人がいれば、豊かな音を録音して再現したり、スタッフもいろんな役割を持った人が力を発揮して、支え合いながら豊かな音楽を作っていく。こういうミュージックアカデミーでも仲間は大事だし、自分だけでは答えが出ないものも人の作品を聞いたり、アプローチを見たりしながらこういう考え方もあるんだってそれぞれ無意識に影響を与えたり、受けたりする。みんな不安になりますから、そのことを不安に思わないほうがいいと思います。頑張って!」と優しく寄り添いながら、未来の音楽業界を担う出席者に力強くエールを送っていた。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)
※記事内「BOOWY」の2つ目のOはストローク符号付きが正式表記
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