NewJeans、ILLITら旬のグループから“レジェンド”2NE1、G-DRAGONまでK-POPアーティストが圧巻のパフォーマンス＜2024 SBS歌謡大典＞

aespa、NewJeans、ENHYPENら人気K-POPアーティストが出演した、韓国の音楽祭「2024 SBS歌謡大典」が12月25日に韓国・仁川スーパーアリーナで開催され、日本ではLeminoで生配信された。「SBS歌謡大典」は、韓国の地上波放送局「SBS」にて毎年クリスマスシーズンに放送される音楽祭で、旬のK-POPアーティストたちが総出演するイベント型音楽番組。祭典ということもあり、会場に用意されたレッドカーペットに登場するアーティストたちの衣装なども毎年話題となり、出演アーティストのオリジナル曲はもちろん、他グループのアーティスト同士の一夜限りのコラボステージが披露されるなどレアな企画も行われている。

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トップバッターのイ・ヨンジをはじめ新世代アーティストが続々登場

オープニングに登場したのは、韓国のZ世代から高い支持を誇るソロラッパーのイ・ヨンジ。「メリークリスマス」と、サンタクロース衣装でステージ上空から登場し、マライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」のカバーや、自身の楽曲「Not Sorry」を熱唱した。ヨンジの魅力でもあるエネルギッシュなパワーで会場の観客を一気に温め、曲の終わりではMCを務めるIVEのアン・ユジン、NCTのDOYOUNG、TOMORROW X TOGETHERのYEONJUNにエールを送った。

トップバッターのヨンジからバトンを受け取ったMCの3人が登場し、息の合ったトークスキルで会場のファンを盛り上げ、本格的にライブがスタート。

「Nizi Project Season2」のオーディション出身のTOMOYA、YU、HARU、SO GEON、SEITA、HYUI、YUKIの7人で結成され、2024年5月にグローバルデビューしたボーイズグループ・NEXZが登場。2024年11月18日にリリースした1stミニアルバムからタイトル曲「NALLINA」をクリスマスバージョンにアレンジし、激しいダンスパフォーマンスと合わせて披露した。

続いて2024年4月にデビューした韓国、タイ、日本出身のメンバー7人組のガールズグループ・BABYMONSTERがステージに登場。2024年11月にリリースした1stフルアルバムからタイトル曲「DRIP」を新人グループとは思えない歌唱力、ハイレベルなラップやダンスパフォーマンスを披露し、SNS上には「全員かっこよすぎる！」などの声が寄せられた。

そして「第66回輝く！日本レコード大賞」で新人賞を獲得し、「第75回NHK紅白歌合戦」に初出場した5人組ガールズグループ・ILLITがパジャマパーティーをコンセプトにかわいらしい世界感を演出。ダンスブレイクでは枕のアイテムを使ったダンスパフォーマンスを披露し、2ndミニアルバムから「IYKYK(If You Know You Know)」、1stミニアルバムから「Magnetic」をキュートなアレンジで歌い上げた。

NewJeansらのパフォーマンスに会場も視聴者も熱狂

実力派新人グループのパフォーマンスが続く中、中盤ではMCを務めるYEONJUNとDOYOUNGがそれぞれソロステージを披露し、先輩アーティストとしての圧巻なパフォーマンスで会場のファンを沸かせた。クリスマス当日の開催だけあってファンタジーなアレンジや演出が多かったこの日のステージの中、YEONJUNは黒いマスクのダークな衣装で登場し、ソロ曲「GGUM」をクールに歌い上げた。また、DOYOUNGもバンドセットの特別ステージで「Little Light」をしっとりと歌い、持ち前の美声を響かせた。

続いて、ステージ上に組まれた“焚き火”のセットを囲むように5人組のガールズグループ・NewJeansが登場し、メロウなアレンジの効いた「Ditto」を披露。焚き火で暖を取ったメンバーたちはヒット曲「Cookie」「Hype Boy」のダンスナンバーを2曲連続でパフォーマンスし、大歓声に包まれた。

さらにLE SSERAFIMはセンターステージに立つYUNJINを中心に、会場にセットされた各ステージにメンバーたちが分散して登場。再び中央に集結した5人は「CRAZY」を披露し、ダンサーを引き連れて見せるハイレベルなダンスパフォーマンスは画面越しにも伝わった。

また、スペシャルステージではBOYNEXTDOOR、ZEROBASEONE、TWS、NCT WISHといったK-POP第5世代を代表するボーイズグループから、WOONHAK、HAN YUJIN、JIHOON、KYUNGMIN、RYO、SAKUYAの“マンネライン”が登場。6人はEXOの「LOVE ME RIGHT」を歌い上げ、フレッシュな彼らの姿を見たファンから「コラボありがとう」の声がSNS上に届いた。

IVEがスペシャルメドレー披露

イベントも折り返しとなり、MCを務めるユジンが所属するガールズグループ・IVEが「ELEVEN」「LOVE DIVE」「After LIKE」「Kitsch」「I AM」「Baddie」のヒット曲メドレーをメンバーそれぞれがソロで歌い上げ、豪華な演出に会場のボルテージもヒートアップ。さらにメンバー全員で「HEYA」を披露するなど、圧倒的なパフォーマンス力を見せつけた。

続いて4人組ガールズグループ・aespaが「Pink Hoodie」のタイトルと合わせたコーディネートでステージに登場。2024年は東京ドームで行われたアンコール公演を含む、日本ツアー「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : Parallel Line - in JAPAN」を開催しており、カリスマ性あふれるパフォーマンスで「Pink Hoodie」「supernova」の2曲を歌い上げた。

客席の中からキュートな笑顔で現れたSUNOOが花束をファンにプレゼントするサプライズ演出でスタートしたENHYPENのパフォーマンス。クリスマスらしいアレンジを効かせた「XO(Only If You Say Yes)」、7月に2年9カ月ぶりにリリースした2ndフルアルバム『ROMANCE：UNTOLD』の収録曲「Brought The Heat Back」をハイレベルなダンスパフォーマンスとともに披露した。

レジェンド“2NE1”＆“G-DRAGON”が「SBS歌謡大典」にカムバック

終盤となり、伝説のガールズグループ・2NE1が約10年ぶりに「SBS歌謡大典」のステージに登場し、ファンを喜ばせた。彼女たちの出演が発表されて以来、多くの注目が寄せられていたがその期待を裏切ることなくパワフルで貫禄のある姿で「FIRE」「I DON'T CARE」「UGLY」「I AM THE BEST」を披露し、会場のファン、視聴者共に熱狂させた。

後半のスペシャルステージでは、IVEのユジンとaespaのKARINAがコラボステージを披露。両者異なる魅力を持つ者同士の化学反応で繰り広げた、一夜限りのパフォーマンスは会場のみならず、SNSでも大盛り上がりを見せた。

スペシャルステージに続いて、Stray Kidsが登場。パフォーマンス前のレッドカーペットでは、ヒョンジンの大胆なイメージチェンジも大きな反響を呼んだ彼らだが、本番では2つのステージを移動する演出で「Walkin On Water」「Mountains」の2曲を披露した。

ヘッドライナーの直前にはグローバルボーイズグループ・NCTのユニットから「NCT DREAM」「NCT U」「NCT127」の3ユニットが続けて登場。三者三様、それぞれ異なるパフォーマンスで魅了した。

そしていよいよ、2NE1と同様に出演が注目されていた“レジェンド”BIGBANGのG-DRAGONがステージ上に返り咲き。大トリにして、この日一番の大歓声を浴びながら11月にリリースした新曲「POWER」をはじめ、「SOBER」「CROOKED」の3曲を披露し、華やかにフィナーレを飾った。

約4時間のステージを終え、フィナーレでは出演した全29組のアーティストがステージに集結。それぞれファンにあいさつをしながら2024年末のビッグイベントは終幕を迎えた。

SNS上にはイベント中やイベント後に「豪華な4時間だった」「あっという間過ぎた」「最高のクリスマスプレゼントをありがとう」「良い年を迎えられそう」などといった声が寄せられていた。

「2024 SBS歌謡大典」は、1月10日(金)よりLeminoにて見逃し配信される。

◆文=suzuki