MAZZEL(上段左からTAKUTO、SEITO、KAIRYU、EIKI、RYUKI。下段左からNAOYA、HAYATO、RAN)

MAZZEL、MUZEでいっぱいな景色は忘れない…初ツアーライブ千秋楽の映像作品をリリース&3rdシングル収録曲への思いも語る

2024.12.17 18:00
MAZZEL(上段左からTAKUTO、SEITO、KAIRYU、EIKI、RYUKI。下段左からNAOYA、HAYATO、RAN)

MAZZELが2024年夏に完走した、初の全国ツアーライブの映像作品を2024年12月18日(水)にリリース。春にアルバムを発売し全国ツアー、数々のフェス出演など怒涛の2024年を突っ走ってきた8人を直撃。インタビュー前編では、映像作品に収録される公演についてはもちろん、10月16日に発売した3rdシングル「MAZQUERADE」収録曲やライブでの自身のアピールポイントなどを聞いた。

MAZZEL、全国ツアー千秋楽が収録された初ライブ映像作品がリリース

MAZZEL(マーゼル)は、SKY-HIがCEOを務めるマネジメント&レーベル・BMSGの第2弾ダンス&ボーカルグループで、KAIRYU、NAOYA、RAN、SEITO、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、EIKIで結成された8人組。オーディション番組「MISSIONx2」から誕生し、2023年3月31日に「MISSION」でプレデビュー。同年5月17日に「Vivid」でメジャーデビューを果たす。

2024年3月に発売された1stアルバム『Parade』をひっさげ、全国8都市9公演を完走&10月にはアリーナ追加公演を開催したライブツアー「MAZZEL 1st One Man Tour 2024 "Join us in the PARADE"」のBlu-ray&DVDが、12月18日(水)に発売。同映像作品には、7月4日に開催された全国ツアーファイナル・東京ガーデンシアター公演のライブ映像が収録される。

KAIRYU、7月4日開催の東京ガーデンシアター公演は「全部が印象深い」

――このたび、初めてのライブ映像作品が発売されますが、収録される全国ツアーファイナルとなった7月4日開催の東京ガーデンシアター公演について、印象に残っていることや見どころなどを教えてください。

KAIRYU:本当に全部が印象深いんですけど、個人的には自分の口から「アリーナします」と追加公演の発表ができたことですね。この発表は、自分たちはもちろんMUZE(ミューズ:MAZZELのファンネーム)にとっても大きな意味を持っていたと思うし、会場の歓声もすごかったんです。そのシーンが収録されているライブ映像なので、個人的にも早く観たいと思っています!

RYUKI:やっぱりライブ1曲目の「Fire」を観てほしいです。今回のツアーは、ガーデンシアターまでの会場はステージの広さが違ったんですけど、その中で当時ガーデンシアターが一番大きかったんです。本番では「魅せてやるぞ」という気合みたいなものを込めてパフォーマンスしましたし、そもそもの楽曲自体の熱さを感じ取れると思うので、そのあたりもチェックしながら観てほしいです。

TAKUTO:普段のライブと違う部分といえば、4人でのユニットですね。歌唱が得意なメンバーが他のアーティストの曲をカバーして歌だけで真っ向勝負したり、僕がこのライブのために作ったダンスパートがあったり。特に僕たちがやりたいことを詰めこむことができたし、新鮮で楽しいところではあったので、見どころのひとつだと思います。

HAYATO:ガーデンシアターといえば、「Seaside Story」(2024年7月5日にデジタルリリース、3rdシングル「MAZQUERADE」収録曲)を、初めて披露したステージでした。今はMAZZELの定番曲になっているけど、初めて披露したときの初々しさが観れるのはライブ映像だけなので、そこも見どころですね。

RAN「MAZZELライブの楽しみ方のひとつを観てもらうことができた」

NAOYA:僕も「Seaside Story」をサプライズで披露できたことが印象に残っています!すごく楽しかったです!!

EIKI:このツアーで初めてREIKO(BMSG所属のソロアーティスト)と9人で「ICE feat. REIKO」をパフォーマンスできたことが印象に残っています。MUZEもすごく待ち望んでいたと思っていたので、9人で披露できたことがまずうれしかったです。REIKOが登場したときの歓声がイヤモニ越しでも大きく聞こえてきて、パフォーマンスしながらめちゃくちゃエモい気持ちになりました。

SEITO:やっぱり僕は、ガーデンシアターの客席がMUZEで埋まっていたのが、素直にめちゃくちゃうれしくて印象的です。アリーナもそうですけど、観た時のインパクトが今でも心に残っています。

RAN:だいぶ言われちゃったな…(苦笑)。今回のツアーは、会場によってはMUZEにすぐ手が届くような環境もあったんですけど、ガーデンシアターで一気に大きくなったんで、1発目出て行ったときの景色がすごくて、ずっと忘れられないだろうなって思っています。

あと「Fire」で始まって、何も言わないで「Parade」で終わるという流れや演出も含め、MAZZELライブの楽しみ方のひとつをしっかりと観てもらうことができたライブだったかなとも思っています。

HAYATO、「Seaside Story」は「自分の爽やかでキラッとした声が活かせる曲」

――お話にも出ましたが、東京ガーデンシアターで「Seaside Story」を初披露しました。その時に印象に残っていることや、楽曲のお気に入りなところなどを教えてください。

KAIRYU:今まで世界観あふれる楽曲をたくさんやってきた中で、「Seaside Story」はMAZZELとして初めての“The サマーソング”でした。公演日が、7月4日の初夏でタイミングもぴったりだったのもあって、MUZEの反応が楽しみでした。想定していた以上の反応を感じられたので、すごくよかったと思っています。

TAKUTO:KAIRYUが言った通り、「Seaside Story」は世界観全開の今までの楽曲よりは、「Vivid」(デビュー曲)とか「Holiday」(2ndシングル「Carnival」収録曲)のように、自分たちの普段が垣間見えるような楽曲だと思っていて、僕はパフォーマンスしていてすごく楽しいです。

ステージ上でメンバーとアイコンタクトが取れる楽曲でもあるし、爽やかな気分にもなれるし、初披露したときのMUZEのうれしそうで楽しそうな表情はすごく覚えています。個人的にもすごいお気に入りの楽曲で、これから先も愛され続ける楽曲になるんだろうなと感じています。

RYUKI:個人的におすすめなのは、最後1列になって揺れるコレオ(振り付け)があるんですけど、そのときに僕がメンバーに絡んでいるところですね。本当に素で楽しんでいるメンバーを見ているのも楽しいし、「Seaside Story」でしか魅せれない部分だと思っています!

HAYATO:「Seaside Story」は、レコーディングのときに、個人的に僕の声にすごく合っているなって思っていたんです。自分の爽やかでキラッとした声が活かせる曲が、MAZZELにできたのはすごく嬉しいなって思っています。

EIKI、「MAZQUERADE」で「MUZEを包み込めた感じがした」

――10月1日・2日のぴあアリーナMMの追加公演では、10月16日発売の3rdシングル「MAZQUERADE」を初披露されました。その時に印象に残っていることや、楽曲のお気に入りのところなどを教えてください。

EIKI:「MAZQUERADE」は、今までにない面白い音も組み込まれている楽曲で、その面白い音がアリーナ中に響き渡っているのが、イヤモニをしていても感じ取れたし、MUZEを包み込めた感じがして、すごくいい意味でゾクゾクしていました。

NAOYA:この楽曲は“The ハロウィーン”的な曲で、コンセプトがしっかりしているので、初披露のときは「受け入れてもらえるのかな」「MUZEはどんな感じになるんだろう」というワクワクの方が大きかったです。

ステージから、MUZEがポカンと口を開いて驚いていたりリアルな感動を見ながらパフォーマンスできて、初めてのことをMUZEと一緒に経験できたのが、めっちゃうれしかったです。「MAZZELの世界へ誘えたかな」って思っています!!

SEITO:コレオもめちゃくちゃ面白くて、「何が起きてるんだ」という印象を持ってもらえたんじゃないかと思います。「Parade」で終わった後のサプライズ感もあったと思うし、MUZEを「MAZQUERADE」の世界観へ誘えたかなと(笑)!!

RAN:僕、この曲のサウンドがめちゃくちゃ好きなんです。曲って「聴き心地がいいのがよい」という概念があると思うんですけど、この曲はいろいろなところにギミックがあって裏切りが多いんです。途中でスローになったり、音数が減って静かになったりと展開が多くて、すごく楽しめる楽曲だと思っています。それに加えて、メンバーも歌い方に変化があるので、そういった部分も楽しめる楽曲だなって思っています。

TAKUTO、「Counterattack」の初披露はめちゃくちゃ気合入った

――3rdシングル「MAZQUERADE」には、「Seaside Story」のほか「Counterattack」「Our Life Is Always Right」が収録されています。それぞれ楽曲のお気に入りなところや印象に残っていることを教えてください。

TAKUTO:「Counterattack」(2024年6月2日にデジタルリリース)は、ツアー初日の福岡公演(6月1日開催)で初披露したんですけど、僕が「これから披露しますよ」と観客に伝えたんです。MUZEの反応がよくて気持ちよかったし、僕たちも楽しくて…。楽曲的にも強めな曲でめちゃくちゃ気合入ったし、「俺たちのかっこいい部分を観ろ!」という気持ちでやったのを思い出しました!

RYUKI:あまりラップがわからない人でも、耳に残りやすくわかりやすいラップになっていると思うので、個人的にはラップを聞いてほしいです!!あと、パフォーマンスの最初にジャンプをして出てくるので、そこにも注目してほしいです!ほかのボーイズグループにはない面白さがあって、勢いのある楽曲のひとつだと思っています。

KAIRYU:RYUKIが言った通り、勢いがすごくあってラップで攻める楽曲なんですが、一瞬雰囲気が変わってオシャレなところがあったり…。楽曲の中にたくさんの展開があって、聞いてて飽きない、聞き始めたらすぐ終わっちゃう的な楽曲だと感じていて、僕はそのあたりも好きですね。

HAYATO:いい意味で、メンバーみんなが“かっこいい”に全フリした楽曲です!僕も“かわいい”を封印して、MAZZELの“かっこよさ”や“強さ”を証明する楽曲になったなって思っています。

NAOYA、伊豆合宿の思い出がつまった「Our Life Is Always Right」

NAOYA:「Our Life Is Always Right」は、僕たちが社長(SKY-HI)と一緒に歌詞を考えたんです。歌詞の中身が、全部夏にやった伊豆合宿の日程表というか、スケジュールみたいで、ものすごく思い出深い歌詞になっています!歌詞なので遠回しには書いているんですが、合宿中の出来事とか具体的にやったことを書いていて…「焦げた玉ねぎ」とか…(笑)。本当にひとつひとつ全てが大切な思い出なので、楽曲になって思い出を確認できるのがめちゃくちゃうれしいです!

RAN:そうそう、伊豆合宿で起きた出来事がそのまんま歌詞になっているので、「こういう感性だったんだな」とか想像できるよね。トラックもすごくよくて、いい意味で肩の力を抜ける楽曲になりました。考え方はMUZE次第だし、聞き方もMUZE次第だけど、とにかくMAZZELの感性がいろいろつまった楽曲になっています!!

SEITO:やっぱり、ラストのユニゾンの部分かな。今までの楽曲で全員で歌っているパートは1回もなかったので、初めてユニゾンの部分を作れた曲が「Our Life Is Always Right」でよかったと思っています。

EIKI:僕も個人的にユニゾンがめっちゃ好きで以前からやりたかったんですけど、この曲で8声で歌うということができてすごくうれしかったです!ライブでやることを想像すると、「すごく感動的になるんだろうな」とか「MUZEも好きだろうな」って思うので、早くライブでパフォーマンスしたいです!!

RYUKI、自分の得意な「ラップとダンス」を魅せつけたい

――2024年、全国ツアーを完走し多数の音楽フェスのステージを経験したからこそ、自分なりの魅せ方も進化していると思います。ステージ上での「僕のここを見て」というポイントを教えてください。

RYUKI:はい!自分はやっぱりラップとダンスが1番観てほしい部分でもあるし、知ってほしい部分でもあるので、ラップとダンスです!!ツアーやフェスでステージを重ねた分、レベルもどんどん上げられたと思っているので、これからももっと自分の得意なラップとダンスを魅せつけたいです!

TAKUTO:僕は子どもの頃から個人的にダンスをやってきたというのもあり、ダンスに強みは持っているんですけど、いろんな意味で「ダンスだけじゃないぞ」というのが伝わってほしいなと思っています。歌唱もパフォーマンスも、1アーティストとしてどんどん上にいくところを観ていてほしいです!!

KAIRYU:歌を歌うことが昔から好きで、自信を持ってやっているんですけど、歌唱力だけじゃなくて歌唱スタイルからくるパフォーマンスの仕方とか雰囲気を観てもらえたらうれしいです!自分が好きなアーティストも自然と反映されているとは思いますが、僕しか出せない歌唱パフォーマンスになってきたと思っています。

HAYATO:僕はもうすぐ二十歳になるんですけど、二十歳になっても消えないキラキラ感と笑顔は忘れたくないので、それは幾つになっても僕の強みだし、みんなに観てほしいところです!!

SEITO、生でしか感じられない「爆発力」に注目してほしい

SEITO:なんだろう…。

NAOYA:はい、はい!僕は楽曲で変わる「表現力」で!!

SEITO:僕は生でしか感じられない「爆発力」かな!

RAN:僕は…SEITOとちょっと似てるんですけど、「この人たち、めちゃくちゃライブ楽しんでる感」で!自分は特にですけど、音楽が好きだし、伝えたいものがあるからこそ、ステージで楽しんでる姿を出せるんだなって感じています。

EIKI:僕は歌声ですね。説得力とかもひっくるめて、「伝えたい」という思いが強くなりました。

◆取材・文=綱島深雪、撮影=タナカヨシトモ、スタイリング=宮崎卓弥、ヘアメイク=時田ユースケ(ECLAT)

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