【ライブレポート】 MY FIRST STORY、雄大かつ荒ぶる楽曲達で熱狂と熱情の拳を熱く交わす! <氣志團万博2024>

【ライブレポート】 MY FIRST STORY、雄大かつ荒ぶる楽曲達で熱狂と熱情の拳を熱く交わす! <氣志團万博2024>

2024.11.09 18:35
提供:WWS channel

11月9、10日(土・日)、幕張メッセで開催されている「氣志團万博2024 ~シン・キシダンバンパク~ supported by ALL FREE」の初日、YASSAI STAGEにMY FIRST STORYが出演した。

この記事では、MY FIRST STORYのライブレポートをお届けする。

躍動したSEが鳴り出すのに合わせて、場内中から熱いクラップが響きだす。MY FIRST STORYのライブは、その熱に熱をぶつけ返す勢いで始まった。力強く躍動する、スケール大きなロックサウンドを魅力にした『I’m a mess』を背に、Hiroが観客たちへ挑みかかるように。でも、雄大な楽曲に似合う雄々しき声を上げて歌いあげる。その迫力を持ってMY FIRST STORYは、その場にいた人たちの沸きたい思いを早くもがっちりとつかんでいた。

「朝から楽しいことをしようぜ!!」の声を合図に、MY FIRST STORYは勢いをさらに加速するように『蜃気楼』を手に攻めだした。Nobのスラップの効いたべース音が身体を揺さぶる。Kid'zの腹の奥底まで響き渡るドラムビートが気持ちを騒がせる。Teru のザクザクとした、でも切れ味鋭いギターをカッティングする音が理性を消し去る。だからHiroも、沸き立つ感情のままに歌声をぶつけていた。最強に感情を熱く揺さぶるダンスロックだ。

力強いダンスビートが響き渡る。最初はクールにせまりながら。でも、ときにファルセットした声も交え、Hiroが胸を熱く高ぶらす『東京ミッドナイト』の上でエモーショナルに歌を届けていた。1曲ごと巧みに表情を塗り替えながら。でも、この場にいる人たちが、その場で大きく揺らす身体の動きを、彼らはけっして止めることはなかった。沸き立つ感情を抑えられずに、彼らは絶叫にも似た歌声や轟音をズッと轟かせていた。

「好きなように楽しんでいけ」。演奏はけっして止まることなく、理性を破壊する熱をどんどん吐き出していく。曲が進むごとに、その演奏は激しさと鋭さを増し、観客たちのハートをグサグサ突き刺してゆく。『MONSTER』を通して、ときに荒ぶり、ときに抑えた表情を見せながら、激しいドラマを描きだす彼らの歌や演奏に合わせ、ムービンクする照明もシンクロしながら、気持ちを高揚させる演出を施していた。

いつしかHiroは花道へと渡り、観客たちが身体中から発する熱を感じながら『ACCIDENT』を歌っていた。ともに現実を消し去るこの空間を生み出すうえでも、このライブを作りあげるためにも、互いの高ぶるハートビートをがっつりとシンクロしていたい。雄大かつ荒ぶる楽曲を通してMY FIRST STORYは、熱狂と熱情という拳を熱く交わしていた。

Hiroの歌から始まったエモーショナルな『アクマ』では、感情的に揺れ動くメンバーらの歌声や演奏に合わせて、観客たちが拳を突き上げ、身体を揺らしていた。命という代償を払ってでもとは言わないが、気持ちの中で熱い思いが沸騰し続ける限り、全身全霊で思いをぶつけるメンバーたちと一緒に何処までも上がり続けていきたい。ずっと喉が張り裂ける勢いでスクリームしていたい。

ここで初めてのMCのように、ここまでズッと爆走し続けてきたMY FIRST STORY。でもKid'zは、バスドラをキックし続けている。けっして音を止めることはない。その姿勢が格好いい。

「俺んところにこないか」のHiroのセリフ。まさか、ここで氣志團の楽曲をカバー??と思わせつつも、しっかり自分たちの楽曲であまる『モノクロエフェクター』を通して、この空間をさらに燃え盛る場に染め上げるところがイカすじゃないか。荒ぶる感情を剥き出しに挑みかかるメンバーたち。その熱情した思いを、絶叫と熱情で膨らませる観客たち。すべてを壊す勢いで、この空間に僕らだけの新しい世界を作りあげようじゃないか。気持ちは、それくらい熱く沸き立っていた。

ここで、HYDEがゲストで登場。こういうコラボが飛びだすところが嬉しい。HiroとHYDEの歌声がときにかけあい、ときに重なりあう。とてもエモーショナルでメロい『夢幻』の上で絡みあっていた。互いに顔を見合わせて歌う姿に、2人が寄り添い歌う様に、魂が熱く騒がずにいれなかった。

その勢いをさらにビックバンするように最後に叩きつけた『不可逆リプレイス』でも、MY FIRST STORYはこの空間に最狂に熱情した空間を作りあげ、思いきり暴発した様をドラマチックに描きあげていった。終盤に生まれた合唱も、胸を騒がせた。

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